Suicaのカードがほしいとき、コンビニや家電量販店をまわっても見つかりません。売っている場所は駅の中に限られていて、しかも駅の券売機なら何でもいいわけではないからです。
2026年10月13日に、JR東日本の公式サイトで買える場所・値段・返すときの扱いを確認しました。カードの種類によって買える窓口が違う点と、子ども用に有効期限がある点を中心にまとめます。
買えるのは、Suicaエリア内にあるJR東日本の駅の多機能券売機・みどりの窓口・話せる指定席券売機(オペレーターによる対応時)と、JR東日本の新幹線停車駅のみどりの窓口です。
同じ駅にある指定席券売機では買えません。「Suica一部対応駅」でも発売していません。
発売価格は1,000円・2,000円・3,000円・4,000円・5,000円・10,000円の6種類で、どれにも預り金(デポジット)500円が含まれます。
子ども用は「My Suica(記名式)」だけで、無記名のこども用Suicaカードはありません。買えるのはみどりの窓口と話せる指定席券売機だけです。
返すときは、チャージ残額から手数料220円を引いた額に、デポジット500円を足して返金されます。
買えるのは駅の3つの窓口だけ
JR東日本の公式サイトは、買える場所をこう書いています。「JR東日本の駅の多機能券売機、みどりの窓口、話せる指定席券売機(オペレーターによる対応)およびJR東日本の新幹線停車駅のみどりの窓口でお求めいただけます」。
つまり、売り場は駅の中だけです。コンビニ、家電量販店、ショッピングモール、通販のどこにもありません。JR東日本以外の鉄道会社の駅でも、JR東日本のSuicaは発売していません。
同じ「コンビニでも買えそうに見えて買えない」ものは、ほかにもあります。ムビチケは券種によって売り場が分かれますし、切手はコンビニでも扱いがありますが種類が限られます。金券やカードの類は、発行元が決めた窓口を先に確かめるのが近道です。

指定席券売機では買えません。駅にある大きな券売機のうち、新幹線や特急の指定席を買う「指定席券売機」はSuicaの発売に対応していません。公式サイトの表でも、大人用・子ども用のどちらも×になっています。
ただし「話せる指定席券売機」は別です。オペレーターにつないで対応してもらう形なら、大人用も子ども用も購入できます。
大人用と子ども用で、買える窓口が違う
公式サイトは、カードの種類ごとに買える窓口を表で示しています。並べ直すと次のようになります。
| 窓口 | 大人用 My Suica(記名式) | 大人用 Suicaカード(無記名) | こども用 My Suica(記名式) |
|---|---|---|---|
| 指定席券売機 | × | × | × |
| 多機能券売機 | ○ | ○ | × |
| みどりの窓口 | ○ | ○ | ○ |
| 話せる指定席券売機 (オペレーターによる対応時) |
○ | ○ | ○ |
子ども用だけ、多機能券売機が×になっています。買えるのはみどりの窓口と話せる指定席券売機の2つです。しかもこども用の無記名式Suicaカードは発売されていません。子ども用は必ず記名式になります。
購入のときには、使う子ども本人の本人確認ができるもの(マイナンバーカード等)が必要です。家族が代理で買うこともできますが、その場合も子どもの本人確認書類が要ります。
子ども用を買うときの手順
- 子ども本人の本人確認ができるもの(マイナンバーカード等)を用意する。
- Suicaエリア内にあるJR東日本の駅のみどりの窓口、または話せる指定席券売機(オペレーター対応時)へ行く。
- 発売価格は大人用と同じ6種類から選ぶ。デポジット500円が含まれる。
- 小学校卒業年の3月31日を過ぎたら、みどりの窓口・話せる指定席券売機・多機能券売機で大人用への変更手続きをする。
値段は6種類。どれにもデポジット500円が入っている
発売価格は1,000円・2,000円・3,000円・4,000円・5,000円・10,000円の6種類です。この金額には預り金(デポジット)500円が含まれているので、実際に使えるチャージ額は500円少なくなります。
| 発売価格 | 預り金(デポジット) | チャージされている額 |
|---|---|---|
| 1,000円 | 500円 | 500円 |
| 2,000円 | 500円 | 1,500円 |
| 3,000円 | 500円 | 2,500円 |
| 4,000円 | 500円 | 3,500円 |
| 5,000円 | 500円 | 4,500円 |
| 10,000円 | 500円 | 9,500円 |
デポジットはカードを返したときに返ってくるお金で、チャージ残額とは別に管理されます。1,000円を出して買っても、改札で使えるのは500円分だということです。
クレジットカードで買えるのはビューカードだけです。公式サイトは「『My Suica(記名式)』および『Suicaカード』は、ビューカード以外のクレジットカードではご購入いただけません」と明記しています。手持ちのカードがビューカードでないなら、現金を用意していくことになります。
返すときは220円引かれ、デポジット500円が戻る
使わなくなったカードは、Suicaエリア内にあるJR東日本の駅のみどりの窓口か、JR東日本の新幹線停車駅のみどりの窓口で払いもどしできます。JR東日本以外の駅やバス営業所では受け付けていません。
計算は「チャージ残額から手数料220円を引いた額+デポジット500円」です。公式サイトが挙げている例を表にすると次のようになります。
| チャージ残額 | 残額からの払いもどし | デポジット | 戻る合計 |
|---|---|---|---|
| 1,000円 | 780円(1,000円-220円) | 500円 | 1,280円 |
| 100円 | なし | 500円 | 500円 |
| 0円 | なし | 500円 | 500円 |
残額が220円以下のときは、手数料を引くとマイナスになるため、デポジットの500円だけが返ります。残額を使い切ってから返したほうが、手数料220円を取られずに済みます。
記名式のカードを払いもどすときは、公的証明書(免許証等)が必要です。代理の人が手続きする場合は、記名人本人の委任状と代理人の証明書の両方が要ります。
他社のICカードは、JR東日本の窓口では扱わない
ICカードは相互利用できますが、発行と払いもどしは発行した会社の窓口に限られます。公式サイトは、JR東日本以外で発行された「モノレールSuica」「りんかいSuica」「PASMO」「Kitaca」「TOICA」「manaca」「ICOCA」「PiTaPa」「SUGOCA」「nimoca」「はやかけん」「icsca」については、JR東日本では払いもどしできないと案内しています。
ギフト券の類も、発行元が「どこで売るか」を決めている点は同じです。サーティワンのギフト券は、紙の2種類と公式eGiftで買える場所も期限も違います。
地域連携ICカードは、Suicaの仕組みを使いながら地元のバス定期券などを載せられるカードです。カード自体の払いもどしは、発行した事業者の窓口に持っていくことになります。鉄道の定期券が入っている場合は、先にそちらを払いもどしてから手続きします。
カードを持たずに使う方法もある
そもそもカードを買わずに済ませる方法もあります。スマートフォンのモバイルSuicaです。AndroidとiPhoneのどちらにも対応していて、JR東日本の公式サイトからアプリを入手できます。
定期券もモバイルSuicaで購入できます。ただし、首都圏SuicaエリアとTOICAエリアにまたがる定期券だけは、モバイルSuicaでは購入も利用もできないと明記されています。この場合はJR東日本の駅の指定席券売機・多機能券売機・みどりの窓口で買うことになります。
Suicaは1枚で使います。公式サイトは「パスケースに1枚のみ入れてご利用ください。2枚以上のICカードを入れないでください」と案内しています。また、Suica内のチャージ残額を別のSuicaへ移しかえることはできません。
よくある質問
Q. コンビニでSuicaカードは買えますか。
買えません。JR東日本が案内している発売場所は、駅の多機能券売機・みどりの窓口・話せる指定席券売機(オペレーター対応時)と、新幹線停車駅のみどりの窓口だけです。コンビニでできるのはチャージと支払いです。
Q. 無記名のSuicaカードは今も買えますか。
公式サイトの購入ページには、大人用として「My Suica(記名式)」と並んで「Suicaカード」が載っており、多機能券売機・みどりの窓口・話せる指定席券売機で○になっています(2026年10月13日に確認)。こども用の無記名式は発売されていません。
Q. いちばん安く買うといくらですか。
発売価格の最低は1,000円です。うち500円はデポジットなので、すぐ使えるのは500円分になります。
Q. 子ども用のSuicaはいつまで使えますか。
小学校卒業年の3月31日までです。公式サイトの注記では、満12歳に達する日(誕生日の前日)以後の最初の3月31日と説明されています。期限を過ぎると使えなくなるので、引き続き使うならみどりの窓口・話せる指定席券売機・多機能券売機で大人用への変更手続きをします。
Q. こども用Suicaと小児用PASMOの両方を持てますか。
持てません。「こども用My Suica」「こども用Suica定期券」「小児用PASMO」は、いずれか1枚だけと案内されています。
この記事で確認した一次情報(いずれも2026年10月13日に表示を確認)
JR東日本「My Suica(記名式)・Suicaカードの購入」https://www.jreast.co.jp/suica/ic/howtoget/mysuica.html
JR東日本「Suica(カードタイプ)の購入方法」https://www.jreast.co.jp/suica/ic/howtoget/
JR東日本「払いもどし」https://www.jreast.co.jp/suica/ic/procedure/repayment.html
価格・手数料・取扱窓口は変更されることがあります。出かける前に公式サイトの最新の案内でお確かめください。

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