気候同行カードはどこで買える?30日券は2026年8月31日でチャージ終了、短期券は1日5,000ウォンから

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気候同行カードはどこで買える? ソウル市公式のカード画像を添えたアイキャッチ

ソウルの地下鉄とバスが乗り放題になる「気候同行カード」は、2026年に大きく変わりました。ソウル市の公式ページには「気候同行カード30日券のサービス終了のお知らせ」が掲示されており、プリペイドチャージ式の30日券をチャージできるのは2026年8月31日までとされています。いま買えるのは1日券から7日券までの短期券です。この記事では、ソウル市の日本語公式ページで確認できた内容だけを使って、何がどこで買えるのかを整理します(2026年9月26日確認)。

先に結論

  • 30日券は終了に向かっています。チャージできるのは2026年8月31日まで。後継の「気候同行パス」は2026年9月1日発売開始予定で、居住地に基づくソウル市民が利用可能対象者とされています。
  • 短期券(1日・2日・3日・5日・7日券)は今後ともチャージが可能と公式に明記されています。旅行者が使えるのはこちらです。
  • 価格は1日券5,000ウォン/2日券8,000ウォン/3日券10,000ウォン/5日券15,000ウォン/7日券20,000ウォン。実物カードは別途3,000ウォンです。
  • 実物カードの販売所はソウル交通公社1〜8号線の駅舎内にある新型交通カード発売機と、9号線・ウイシンソル線・シンリム線の駅周辺のコンビニです。
  • 2026年3月17日から、海外発行のクレジットカード・チェックカードでも購入とチャージができるようになりました。ただし対象は短期券だけです。
  • 日本国内の店舗やネット通販で気候同行カードそのものを売っている、という情報はソウル市の公式ページにありません。
目次

券種と価格:短期券は5種類

ソウル市の公式ページには、券種と価格の表が掲示されています。30日券は4種類、短期券は5種類に分かれています。

ソウル市の日本語公式ページにある気候同行カードの券種の分類表の画面キャプチャ。30日券が62,000ウォンから70,000ウォンの4種類、短期利用券が1日券5,000ウォンから7日券20,000ウォンの5種類と表示されている
出典:ソウル市「気候同行カード」券種の分類(2026年9月26日確認)
表1 券種と価格(ソウル市公式ページの掲示)
券種 価格 いま買えるか
30日券(タルンイを含まない) 62,000ウォン チャージは2026年8月31日まで
30日券(タルンイを含む) 65,000ウォン 同上
30日券(ハンガンバスを含む) 67,000ウォン 同上
30日券(タルンイ・ハンガンバスを含む) 70,000ウォン 同上
短期利用券 1日券 5,000ウォン 今後ともチャージ可能
短期利用券 2日券 8,000ウォン 今後ともチャージ可能
短期利用券 3日券 10,000ウォン 今後ともチャージ可能
短期利用券 5日券 15,000ウォン 今後ともチャージ可能
短期利用券 7日券 20,000ウォン 今後ともチャージ可能

短期券の備考には「タルンイ(ソウル市公共自転車)、ハンガン(漢江)バスを含まない」「チャージ日から使用期間開始」「事前チャージ不可」と書かれています。旅行の前に日本で買っておいて、現地に着いてから使い始めるという使い方はできません。

30日券には、青年(満19〜39歳)と青年(満13〜18歳)の55,000ウォン、多子家庭の両親(2子以上)割引7,000〜17,000ウォン、低所得層割引17,000ウォンという記載もあります。ただしチャージ期限が示されているため、これから新しく使い始める人には短期券が現実的な選択になります。

実物カードはどこで買えるのか

公式ページには、実物カードの販売所が具体的に書かれています。日本の店舗やネット通販の名前は出てきません。

図1 実物カードを手に入れるまで

1. 買う

ソウル交通公社(1〜8号線)駅舎内の新型交通カード発売機、または駅周辺のコンビニで購入。カード本体は3,000ウォン。

2. 登録

カード裏面のQRコードから「Tmoneyカード&ペイ」ホームページに登録。1人1カードが原則とされています。

3. チャージ

駅内の無人チャージ機でチャージ。無人チャージ機は1〜8号線、9号線、ウイシンソル線、シンリム線、キンポゴールドラインの駅舎内にあります。

4. 使う

地下鉄・バスの改札機にタッチ。NFC機能をオンにしておく必要があります。

表2 実物カードの販売所(公式ページの記載)
場所 対象の路線
駅舎内の新型交通カード発売機 ソウル交通公社1〜8号線(1号線はソウル駅〜チョンニャンニ駅)
駅舎周辺のコンビニエンスストア 9号線・ウイシンソル線・シンリム線

1号線については「ソウル駅〜チョンニャンニ駅」と区間が限定されています。1号線の全駅に発売機があるわけではない、という読み方になります。

実物カードの登録は必須です。公式ページには「実物カードの利用者は必ず『Tmoneyカード&ペイ』ホームページにてカードの登録が必要」とあり、「カードを登録しない場合、返金及びタルンイ(ソウル市公共自転車)の利用は不可」と明記されています。買っただけで放置すると、使い切れなかった分を取り戻せなくなります。

モバイルカードはAndroidだけ。日本のスマホでは作りにくい

カードには実物とモバイルの2種類があります。公式ページの記載は「モバイルカード(Androidのスマホ、OS 12以上)、実物カード(iOSのスマホ、デジタル弱者)」です。

表3 モバイルカードと実物カードの条件
項目 モバイルカード 実物カード
対応端末 Android OS 12以上 iOSを含め端末を問わない
入手方法 「モバイルTMoney」アプリをダウンロードして会員登録、発行とチャージ 駅の発売機またはコンビニで購入
カード代 なし 3,000ウォン
決済手段 口座振替、または本人名義かつ韓国で発行されたクレジットカード・チェックカード 現金、韓国で発行されたクレジットカード・チェックカード(法人カード不可)。短期券は海外発行カードも可

ここが日本から行く人にとっていちばんの壁です。モバイルカードの決済手段は「口座振替、本人名義かつ韓国で発行されたクレジットカード・チェックカード」と書かれています。韓国の銀行口座も韓国発行のカードも持っていなければ、モバイルカードは事実上使えません。

iPhoneを使っている場合は、そもそもモバイルカードの対象外です。公式ページが実物カードを「iOSのスマホ、デジタル弱者」向けと位置づけているとおり、iPhoneユーザーは現地で実物カードを買うことになります。

2026年3月17日から、海外発行カードで買えるようになった

旅行者にとって大きい変更がこれです。公式ページには「2026年3月17日から海外で発行されたクレジットカード・チェックカードでも購入及びチャージが可能」と書かれています。

ただし、すぐ下に条件が付いています。「気候同行カードの短期券(1日券・2日券・3日券・5日券・7日券)のみ海外で発行されたカードで購入可能」。30日券は対象外です。結果として、日本のクレジットカードで買えるのは短期券だけということになります。

この変更の前は、現金か韓国発行のカードしか使えませんでした。現地に着いてから両替して現金を用意する、という手順が要らなくなった点は、実務的に大きい改善です。

なお2025年11月25日からは、モバイルT-moneyアプリを起動して実物の気候同行カードをスマートフォンにタッチすると、実物カードの照会とチャージができるようになったとも記載されています。無人チャージ機に並ばずに済む方法が増えた形です。

使える範囲と、使えない範囲

「ソウルの交通機関が乗り放題」と言われますが、公式ページの利用範囲はもう少し限定されています。

表4 利用範囲(公式ページの記載)
区分 内容
使える ソウル地域の地下鉄、一部キョンギド(京畿道)区間の地下鉄、ソウル市の免許による市内・マウルバス(深夜バスを含む)、タルンイ(ソウル市公共自転車)、ハンガン(漢江)バス
使えない シンブンダン線、ソウル地域以外の地下鉄、広域/空港バス、他の地域の免許によるバス

地下鉄には方向の条件があります。公式ページの記載は「ソウル地域内にある駅で乗車し、ソウル地域外の駅で降車する際には気候同行カードの使用は不可」。例として、チョンノサムガ駅(ソウル)で乗車してインドグォン駅(京畿)で降車する場合は使用できず、降車駅で駅員により乗車駅から降車駅までの運賃が別途徴収されると書かれています。

バスは逆で、「ソウル市の免許によるバスは、ソウル地域以外で乗車・降車した場合であっても気候同行カードを使用可能」とされています。地下鉄とバスで条件が違う点は、覚えておかないと改札で戸惑います。

仁川空港については、空港鉄道の利用可能区間がキンポゴンハン〜ソウル駅と書かれたうえで、「2024年9月13日(金)からインチョン(仁川)空港1ターミナル駅、インチョン(仁川)空港2ターミナル駅で下車可能(ただし、インチョン(仁川)空港駅(T1、T2)からの乗車は不可)」と注記されています。空港へ向かうときは使えても、空港から市内へ向かうときは使えないという非対称な条件です。

改札で困らないための4点

  • 降車時のタッチを忘れない。公式ページには「降車時にタッチしなかった場合、累積2回で直前の乗車時間を基準に24時間使用停止」と書かれています。
  • NFCをオンにする。モバイル・実物ともにタッチして乗車・降車します。
  • 空港からの乗車には使えない。仁川空港駅(T1・T2)からの乗車は不可とされています。
  • 広域バスと空港バスは対象外。ソウル市の免許によるバスかどうかで決まります。

30日券の後継「気候同行パス」は、旅行者の対象外

ソウル市の公式ページの先頭に、サービス終了のお知らせが掲示されています。

ソウル市の日本語公式ページの画面キャプチャ。気候同行カード30日券のサービス終了のお知らせとして、30日券のチャージは2026年8月31日まで、短期券は今後ともチャージ可能、気候同行パスの発売開始予定日は2026年9月1日、居住地に基づくソウル市民が利用可能対象者と表示されている
出典:ソウル市「気候同行カード」30日券のサービス終了のお知らせ(2026年9月26日確認)
表5 お知らせに書かれていること
項目 内容
30日券のチャージ期限 2026年8月31日まで
短期券 今後ともチャージが可能
気候同行パスの発売開始予定日 2026年9月1日
発行方法 カード会社を通じてカードの発行を受け、受け取り後にKパスホームページからカードを登録して使用(特典の適用は翌月から)
会員登録 外国人登録番号がある方は会員登録が可能
利用可能対象者 居住地に基づくソウル市民

「居住地に基づくソウル市民が、気候同行パスの利用可能対象者です」という一文が、旅行で訪れる人にとっての答えになります。30日券の感覚で後継の気候同行パスを買おうとしても、対象にあたりません。外国人登録番号があれば会員登録はできると書かれていますが、それは韓国に滞在資格を持って暮らしている人の話です。

短期の旅行なら、そもそも30日券より短期券のほうが合っています。3泊4日なら3日券10,000ウォン、1週間なら7日券20,000ウォンです。1日あたりに直すと、3日券が約3,333ウォン、7日券が約2,857ウォンで、日数が長いほど1日あたりは下がります(当サイトによる計算)。

いま30日券を持っている人は、いつまで使えるのか

ソウル市のニュースページ(2026年8月20日登録)に、Q&A形式でもう少し細かい期限が出ています。

表6 30日券と後払いカードの期限(ソウル市のニュースページの記載)
対象 期限
先払いの気候同行カード30日券 チャージは8月31日まで。チャージ分の利用期間が終了する9月29日まで使用できる
後払いの気候同行カード 9月30日まで利用可能で、公共交通費の割引特典が受けられる
後払いカードの10月1日以降 公共交通費の割引特典がない一般交通カードに切り替わる
短期券 引き続き運営される予定

同じページには、政策が変わる理由も説明されています。2024年1月に発売された気候同行カードに対し、2026年1月に政府が「みんなのカード」を発売したため、全国の公共交通機関の利用と返金特典を組み合わせて政策を一元化する、という説明です。

「みんなのカード」は定率の返金制で、一般の利用者を基準として6万2千ウォン未満を利用した場合は20%返金、6万2千ウォン以上を利用した場合は差額分を全額返金すると書かれています。青年・低所得・多子家庭の両親などには30%〜53.3%の返金特典が適用されるとの記載もあります。乗り放題という形ではなく、あとから戻ってくる形に変わったということです。

実物カードの価格も変わります。ニュースページには「実物の気候同行カード(3千ウォン) → 気候同行パス(4千ウォン)」と書かれています。回収された実物の気候同行カードは、引き続き運営される短期券へとリサイクルするなどの活用策を検討中とのことです。

使い切れなかった分は返ってくるのか

返金についても公式ページに条件が書かれています。

表7 返金の条件
項目 内容
返金される金額 カードチャージ金額 − 公共交通機関の実際の利用金額 − 手数料500ウォン
申請の期限 必ず使用期間内の申請が必要。短期利用券も同様
使用期間経過後 返金不可(通常返金、紛失、カードの不良を含む)
本人名義でない場合 返金できないことがある
韓国の銀行口座がない外国人 Tmoney本社に訪問して返金を受けることが可能

使用期間が過ぎてからでは返金されません。帰国したあとに「思ったより乗らなかった」と気づいても手遅れです。短い日数の券を選んで、足りなければ買い足すほうが安全という結論になります。

韓国の銀行口座がない場合の返金方法が「Tmoney本社に訪問」とされている点も現実的ではありません。旅行者は、返金を当てにせず使い切る前提で日数を選ぶのが無難です。

日本で買えるもの・買えないもの

ソウル市の公式ページを読んだ範囲では、気候同行カードそのものを日本で買う方法は書かれていません。短期券は「事前チャージ不可」とされており、チャージ日から使用期間が始まります。

表8 出発前に日本で用意できるかどうか
対象 日本で用意できるか 根拠
気候同行カード(実物カード) 公式ページに日本での販売の記載なし 販売所はソウル市内の駅とコンビニと記載
気候同行カードのチャージ できない 短期券は「事前チャージ不可」と明記
T-moneyカード(一般の交通カード) 日本の通販で流通している 気候同行カードとは別の商品。乗り放題ではなく都度払い
現地で使う通信手段 eSIM・SIMカードは日本で購入できる モバイル関連の手続きに通信が要る

混同されやすいのがT-moneyカードです。気候同行カードの裏面にもTmoneyのマークが入っていますが、日本の通販で売られているT-moneyカードは、チャージした金額から運賃を引いていく一般の交通カードです。乗り放題にはなりません。日数分の乗り放題が欲しいなら、現地で気候同行カードの短期券をチャージする必要があります。

逆に、乗る回数が少ない旅程ならT-moneyカードのほうが安く済むこともあります。1日券5,000ウォンの元を取るには、それなりの回数を乗る必要があります。

旅支度でまとめて買いそろえるなら、スーツケースの売り場をまとめた記事と、現地のコンセントに合わせる変圧器がどこで買えるかの記事も用意しています。どちらも出発直前だと在庫が薄くなりやすい品です。

まとめ

気候同行カードは、2026年に「30日券のサービス終了」と「短期券の継続」という形で二分されました。旅行者が買えるのは短期券で、価格は1日券5,000ウォンから7日券20,000ウォンまでです。実物カードは別途3,000ウォンがかかります。

買える場所はソウル交通公社1〜8号線の駅舎内の新型交通カード発売機と、9号線・ウイシンソル線・シンリム線の駅周辺のコンビニです。2026年3月17日から海外発行のカードでも短期券なら買えるようになったため、現金を用意しておく必要はなくなりました。

使用期間が過ぎると返金されないこと、空港駅からの乗車には使えないこと、地下鉄でソウル地域外へ出ると使えないこと。この3つを押さえておけば、現地で戸惑う場面は減ります。条件は変更されることがあるため、出発前にソウル市の公式ページで最新の案内を確認してください。

この記事で参照した情報

  • ソウル市(日本語)「気候同行カード」https://japanese.seoul.go.kr/政策紹介/交通/気候同行カード/(30日券のサービス終了のお知らせ、券種と価格、実物カードの販売所、モバイルカードの対応端末と決済手段、海外発行カードの対応、利用範囲と除外、空港鉄道の条件、返金の条件、タルンイの利用方法)
  • ソウル市(日本語)「ソウル市、9月1日「気候同行パス」発売へ…事前にカードを切り替えるよう広く呼びかけ」(2026年8月20日登録)ソウル市ニュース「気候同行パス」発売の案内(30日券と後払いカードの利用期限、政策変更の理由、みんなのカードの返金率、実物カードの価格、短期券の継続)

2026年9月26日にソウル市の日本語公式ページで確認しました。価格・条件・対象は変更されることがあります。1日あたりの金額は公表価格から当サイトが計算したもので、ソウル市が示した数値ではありません。ウォン建ての金額は現地通貨での表示です。出発前に必ず公式ページで最新の案内をご確認ください。

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