ストロングゼロは販売中止ではない|公式に5種類10品、350ml缶の純アルコール量は25.2g。名前から「℃」が消えている

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棚の並びが変わると「あの銘柄、終わったのでは」と思うことがあります。2026年9月26日にサントリーの商品情報を当たったところ、ストロングゼロは5種類・350mlと500mlの合計10品が現行品として掲載されていました。販売中止の告知はありません。ただし、見つけにくくなった理由には思い当たるものがあります。

先に結論

サントリーの商品情報(カロリー・原材料)で引くと、ダブルレモン・ダブルグレープフルーツ・ダブルシークヮーサー・ダブル完熟梅・無糖ドライの5種類が、350ml缶と500ml缶それぞれで掲載されています。

見つけにくくなった一因は名前です。公式の表記は「-196ストロングゼロ」で、以前の「℃」が付いていません。販売店側は「-196℃ストロングゼロ」のままのところもあり、表記が二重になっています。

度数は9%。サントリー自身が公表している計算式で出すと、350ml缶1本の純アルコール量は25.2gです。この数字が商品ページに並記されるようになったことが、商品の見え方を変えています。

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目次

公式の商品情報に10品が並んでいる

サントリーは商品ごとにカロリーと原材料を載せたページを持っています。ここで銘柄名を引いた結果が14件で、うち10件がストロングゼロ、残り4件は名前が説明文に出てくる別ブランド(THE DRY)でした。

サントリー公式の商品情報に掲載されている-196ストロングゼロ(2026年9月26日に確認)
種類350ml缶のJANコード500ml缶のJANコード
ダブルレモン49017771926074901777192782
ダブルグレープフルーツ49017771971144901777197145
ダブルシークヮーサー49017772109124901777210936
ダブル完熟梅49017772228614901777222908
無糖ドライ49017772409714901777241015
サントリーの商品情報サイトでストロングゼロを検索した結果。ストロングゼロ検索結果1から14の14件と表示され、-196ストロングゼロのダブルレモン、ダブルグレープフルーツ、ダブルシークヮーサー、ダブル完熟梅、無糖ドライがそれぞれ350ml缶と500ml缶で並び、最後にTHE DRYのグリーンレモンとグレープフルーツが4件続いている
出典:サントリー「商品情報(カロリー・原材料)」ストロングゼロの検索結果(2026年9月26日取得)

THE DRYの説明文には、「『こだわり酒場のレモンサワー』および『-196ストロングゼロ〈ダブルレモン〉』を対象とした平均より高い(2026年5月時点)」という比較の注記があります。2026年5月の時点でも、自社の別商品を説明するための現行の比較対象として扱われているということです。

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名前から「℃」が取れている

検索して出てこない原因のひとつが表記です。サントリーの商品情報では「-196ストロングゼロ〈ダブルレモン〉350ml缶」と書かれていて、かつての「-196℃」の「℃」がありません。一方、販売店では「-196℃ストロングゼロ ダブルレモン 350ml」という古い表記のまま並んでいるところがあります。

どちらでも人間には同じものだと分かりますが、検索する側が片方の表記しか試さないと、ヒットの数も並び順も変わります。公式で確かめたいときは「ストロングゼロ」だけで引くのが確実です。似た行き違いはオランジーナの休売を調べたときにも出ていて、公式の言い回しと店頭の表示がそろわないと、読む側は終売と受け取ってしまいます。

度数9%が、数字でどう見えるか

商品ページには純アルコール量が書かれています。しかもその計算式まで公開されています。自分で確かめられるので、書き写します。

サントリーが商品ページに明記している計算式と、当てはめた結果

純アルコール量(g) = 容量(ml) × アルコール分(%)/100 × 0.8

サントリーの商品情報ページに、この式がそのまま載っている

350 × 9/100 × 0.8 = 25.2g

350ml缶の純アルコール量。公式ページにも「純アルコール量(350mlあたり)25.2g」と記載がある

500 × 9/100 × 0.8 = 36.0g

500ml缶を同じ式に当てはめた場合。度数が9%であることを前提にした計算値

ダブルレモン350ml缶の公式の数字を並べると、次のようになります。無糖ドライも度数9%・純アルコール量25.2g・糖類0gで、希望小売価格は同じ159円(税別)でした。

-196ストロングゼロ〈ダブルレモン〉350ml缶の公式データ(2026年9月26日にサントリーの商品情報ページで確認)
項目記載されている内容
希望小売価格159円(税別)
アルコール度数9%
純アルコール量(350mlあたり)25.2g
果汁含有量レモン果汁3%
エネルギー(100mlあたり)54kcal
糖類(100mlあたり)0g
プリン体(100mlあたり)0mg
原材料レモン、ウオツカ(国内製造)/炭酸、酸味料、香料、ビタミンC、甘味料(アセスルファムK、スクラロース)
賞味期間12ヶ月

20歳未満の飲酒は法律で禁止されています。妊娠中・授乳期の飲酒は避けてください。

このページはストロングゼロの販売状況と公式の表示を調べたもので、飲み方や適量を判断するためのものではありません。体質や持病、服用中の薬によって影響は変わります。気になることがあれば医師に相談してください。

5種類は「果実を漬け込んだ4種」と「無糖ドライ」に分かれる

同じシリーズでも、作り方の説明が2通りに分かれています。公式の商品説明を読み比べると境目がはっきりします。

5種類の公式説明(2026年9月26日にサントリーの商品情報で確認。要点を抜粋)
種類公式の説明
ダブルレモン「-196℃製法」による果実の浸漬酒と果汁をダブルで使用。「アルコール度数高めの飲みごたえ」と「しっかりとしたレモンの果実感」が特長
ダブルグレープフルーツ「-196℃製法」による果実の浸漬酒と果汁をダブルで使用
ダブルシークヮーサー「-196℃製法」による果実の浸漬酒と果汁をダブルで使用
ダブル完熟梅「-196℃製法」による完熟梅の浸漬酒と完熟梅酒をダブルで使用。果汁ではなく梅酒を合わせている点がほかと違う
無糖ドライ果実を使わず、当社独自のウオツカやラムなど厳選した原料酒を使用。「アルコール度数9%のしっかりとした味わいが特長の、食事にも合うドライタイプ」

「-196℃製法」という言い方は商品の説明文には残っています。消えたのは商品名の「℃」であって、製法の呼び名ではありません。ここを混同すると、作り方まで変わったように読めてしまいます。名前から4種類は果実系、1種類は無糖のドライ系だと見分けられます。

どこでいくらで買えるか

ヨドバシ.comで銘柄名を引くと78件ヒットしますが、メーカーで絞るとサントリーは12件です。残りは書籍や電子書籍など、説明文に銘柄名が出てくる別の商品でした。件数をそのまま品ぞろえと読むと外します。

ヨドバシ.comでストロングゼロを検索した結果。78件ヒット、販売終了商品を表示しないにチェックが入り、左のメーカー欄にサントリー12件と表示されている。-196℃ストロングゼロのダブルレモン350ml24缶ケースが3,170円で在庫あり、ダブルレモン500ml24缶が4,500円で在庫残少、DRYの500mlと350mlが4,500円と3,180円で在庫ありなどと並んでいる
出典:ヨドバシ.com「ストロングゼロ」検索結果(2026年9月26日取得)
ヨドバシ.comのケース価格と1本あたり(2026年9月26日に確認。価格は税込)
商品ケース価格1本あたり在庫表示
ダブルレモン 350ml 24缶3,170円約132円在庫あり
DRY 350ml 24缶3,180円約133円在庫あり
ダブルレモン 500ml 24缶4,500円約188円在庫残少
ダブルグレープフルーツ 500ml 24缶4,500円約188円在庫残少
ダブルシークヮーサー 500ml 24缶4,500円約188円在庫あり

ケースで買うと1本あたり132円前後になります。希望小売価格の159円(税別)と比べると、まとめ買いのほうが安い計算です。ただし「在庫残少」の表示が出ている品番もあり、種類によって入り方に差があります。特定のフレーバーだけ店頭で見かけないというときは、銘柄ごと終わったのではなく、その種類の回りが悪いだけということもあります。

缶で買うか、ケースで買うかで単価が変わります。好みの種類が決まっているならケース、試したいなら単品から。

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旧本文が挙げていた「販売中止の理由」を当て直した

このページには、販売中止の背景として4つの説明が並んでいました。いずれもサントリーの発表として確かめられるかを見たので、結果を並べます。

ストロングゼロについて旧本文が挙げていた説明と、2026年9月26日に確かめた結果

健康志向と政策的なプレッシャーで、新規の高アルコール商品を出しにくくなった

サントリーの発表としては確認できなかった。確かめられたのは、商品ページに純アルコール量とその計算式が並記されていることまで

市場が成熟して成長余地が縮小した/消費者ニーズが多様化した

公表資料で裏を取れなかった。市場全体の動きを示す数字を確認できていないため、この記事からは外した

特定フレーバーや販売地域を制限する「整理」が行われている

整理された品目を示す公式の一覧は見当たらない。現時点で公式に並んでいるのは5種類・10品で、それ以前と比べた増減は公開情報から追えなかった

全面的な販売中止の正式発表は確認できない

これは合っている。2026年9月26日に見たかぎり販売中止の告知はなく、商品情報のページは10品とも生きている

まとめると、旧本文がいちばん慎重に書いていた1行だけが残りました。理由を4つ並べるより、いま何が売られているかを数えて示すほうが、探している人の役に立ちます。

まとめ:銘柄は現行、変わったのは表記と数字の見せ方

持ち帰る5点

  • サントリーの商品情報に5種類・350mlと500mlで計10品が現行として載っている。販売中止の告知はない
  • 公式の表記は「-196ストロングゼロ」。「℃」が付かない。販売店では古い表記が残っているところもある
  • 度数は9%。350ml缶の純アルコール量は25.2g(公式表示)、500ml缶は同じ式で36.0gの計算になる
  • ヨドバシ.comの78件のうちサントリーは12件。ケースなら1本あたり132円前後で、希望小売価格より安い
  • 「在庫残少」が出る品番もある。特定の種類が見つからないことと、銘柄が終わることは別

飲料は中身が同じでも、缶のデザインや表記が変わると別物に見えます。缶の銘柄を探して回った例でもそうでしたが、まずメーカーの商品情報で正式な表記を確かめ、その表記で販売店を引くのがいちばん早い順番です。

ストロングゼロの掲載と数値を確かめた一次情報(2026年9月26日取得)

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