いつも買っていたグリコのBifiX(ビフィックス)ヨーグルトが、スーパーの棚から消えた。代わりに「α(アルファ)」と書かれた見慣れないパッケージが並んでいる。そんな状況から「ビフィックスは販売終了したのでは」と疑う人が増えています。この記事では、江崎グリコのブランドサイト・ニュースリリース・公式通販の表示だけを根拠に、いま何が売られていて何が置き換わったのかを整理します。掲載内容と価格は2026年9月30日に各ページで表示されていたものです。
先に結論
- BifiXブランドは販売終了していません。公式ブランドサイトの商品紹介には、2026年9月30日時点で8品が載っています。
- 棚の主役が入れ替わりました。いま並んでいるのは、2026年3月2日に全国発売された「BifiXヨーグルトα」です。
- αではない従来のBifiXヨーグルトで公式サイトに残っているのは、「すっきりアロエ330g」1品だけです。
- αは機能性表示食品で、届出番号はドリンクタイプでK485・K486・K487が表示されています。
- グリコ公式通販のドリンクタイプ12本は税込3,074円(送料込み)、定期コースなら2,450円でした。
- グリコの公式FAQは、BifiXヨーグルトとαの違いを「成分の配合量が異なる」と説明しています。
公式サイトの商品紹介に載っている8品が、いまのBifiXのすべて
まず確認したのは、江崎グリコが運営するBifiXのブランドサイトです。商品紹介のページには、2026年9月30日時点で次の8品が掲載されていました。ここに載っていない従来品は、少なくとも公式が現行品として案内しているものではない、と考えるのが妥当です。
| タイプ | 商品名 | 容量 | 区分 |
|---|---|---|---|
| ドリンクタイプ | BifiXヨーグルトα ドリンクタイプ やさしい甘さ・低脂肪 | 100g | 機能性表示食品 |
| BifiXヨーグルトα ドリンクタイプ 甘くない砂糖不使用・低脂肪 | 100g | 機能性表示食品 | |
| BifiXヨーグルトα ドリンクタイプ やさしい甘さ・脂肪ゼロ | 100g | 機能性表示食品 | |
| 個食タイプ | BifiXヨーグルトα やさしい甘さ・低脂肪 | 100g | 機能性表示食品 |
| BifiXヨーグルトα 甘くない砂糖不使用・低脂肪 | 100g | 機能性表示食品 | |
| 大容量タイプ | BifiXヨーグルトα ほんのり甘い・脂肪ゼロ | 400g | 機能性表示食品 |
| BifiXヨーグルトα プレーン砂糖不使用・低脂肪 | 400g | 機能性表示食品 | |
| 果肉入り | BifiXヨーグルト すっきりアロエ | 330g | αではない従来ブランド |
8品のうち7品が「α」です。名前にαが付かないBifiXヨーグルトとして残っているのは、すっきりアロエ330gの1品だけでした。「ビフィックスが売っていない」と感じている人の多くは、この1品以外の従来品を探しているのだと考えられます。

αが全国の棚に並んだのは2026年3月2日。大容量は5月25日
入れ替わりの時期は、江崎グリコのニュースリリースにはっきり書かれています。2026年1月16日付のリリースは、「2026年1月27日(火)より『ドリンクタイプ〈やさしい甘さ・低脂肪〉』を、グリコダイレクトショップにて先行発売。2026年3月2日(月)より『BifiXヨーグルトα』全5品を、全国のスーパー、コンビニ、ドラッグストアにて発売します」と告知しています。
続く2026年5月18日付のリリースでは、大容量タイプ2種類を5月25日(月)から全国のスーパー、ドラッグストアで新発売すると発表しました。この時点で「大容量タイプ2種類と合わせた全7種類の商品ラインアップ」という表現が使われています。表1の内訳と一致します。

つまり、従来のBifiXヨーグルトが店頭で見つけにくくなったのは、生産が止まって欠品したからではなく、3月から5月にかけて棚の中身がαへ置き換わったためです。同じ売り場に別の顔で並んでいるので、パッケージの色や形で探している人ほど見落とします。
従来のBifiXとαの違いは「配合量」と「機能性表示食品かどうか」
グリコの公式FAQには、まさにこの疑問がそのまま項目として立っています。「『BifiXヨーグルト』と『BifiXヨーグルトα』の違いは何ですか?」という質問に対する回答は次のとおりです。
「『BifiXヨーグルト』も、『BifiXヨーグルトα』いずれも、ビフィズス菌BifiXとイヌリン(食物繊維)を含んだヨーグルトですが、成分の配合量が異なります。また、『BifiXヨーグルトα』は、BMIが高めの方の『安静時のエネルギー消費の向上』や『体脂肪の低減』をサポートする『機能性表示食品』です」。
菌そのものが別物になったわけではなく、量を増やして機能性表示食品として届け出た、という説明です。αには100gあたりビフィズス菌BifiX100億個とイヌリン5gが配合されていると公式サイトが記載しています。
図1|同じブランドで何が変わったか
BifiXヨーグルト(従来)
ビフィズス菌BifiXとイヌリンを含むヨーグルト。
公式の商品紹介に残っているのはすっきりアロエ330gのみ。
BifiXヨーグルトα(現行)
機能性表示食品。100gあたりビフィズス菌BifiX100億個+イヌリン5g。
ドリンク3種・個食2種・大容量2種の全7品。
αが届け出ている機能と、その根拠になった試験の数字
αは機能性表示食品なので、どの成分が何をサポートすると届け出たのかが公開されています。ブランドサイトは「ビフィズス菌BifiXとイヌリン(食物繊維)には、BMIが高めの人の日常のエネルギー代謝に関わる『安静時のエネルギー消費の向上』と、『体脂肪の低減』をサポートする機能が報告されています」と記載しています。
根拠として引用されているヒト試験の条件は、リリースに数字で書かれています。
図2|江崎グリコがリリースで示した2つのヒト試験(数値はリリースの記載)
安静時のエネルギー消費2週間で変化
対象BMI25以上30未満・44名
体脂肪の低減8週間で変化
対象BMI23以上30未満・120名
安静時のエネルギー消費の試験はビフィズス菌BifiX100億個とイヌリン5gを4週間継続摂取、体脂肪の試験はイヌリン2gを12週間継続摂取という条件。棒の長さは変化が見られたと報告された週数と人数の比を表したもので、効果の大きさを示すものではありません。
リリースは、試験で向上した安静時のエネルギー消費量について「1日当たり84.4〜101.8kcalは、1800〜3300歩の歩数として、18〜33分間の散歩に相当します」とも書いています。厚生労働省「健康日本21(第2次)の推進に関する参考資料」を換算の根拠に挙げています。
機能性表示食品は、事業者が科学的根拠を消費者庁長官へ届け出た食品で、消費者庁長官による個別審査を受けたものではありません。グリコ自身もFAQでそう説明しています。
また同社は「効果には個人差があり、食事・運動を含む生活習慣全体の改善が大切です」と明記しています。疾病の診断・治療・予防を目的とした食品ではありません。
値段はいくら?グリコ公式通販は12本3,074円、定期なら2,450円
価格の基準として使えるのは、メーカー直営のグリコダイレクトショップです。2026年9月30日時点で「BifiX」を検索すると商品15件が表示され、そのすべてがドリンクタイプでした。主な価格は次のとおりです。
| 買い方 | 本数 | 表示価格 | 1本あたり |
|---|---|---|---|
| お試し(お一人様1セット) | 12本 | 1,980円(通常3,074円・36%Off) | 165円 |
| 通常購入 | 12本 | 3,074円 | 256円 |
| 定期コース | 12本 | 2,450円 | 204円 |
| 定期コース | 24本 | 4,117円(通常5,147円・20%Off) | 172円 |
| 定期コース | 36本 | 5,776円(通常7,221円・20%Off) | 160円 |
1本あたりに直すと、通常購入の256円に対し、定期36本なら160円まで下がります。差は約1.6倍です。ただし定期コースは12日毎・1ヶ月毎といった配送サイクルが設定されているので、飲みきれる量かどうかを先に考えたほうがよいでしょう。お試しは1人1セットまでという条件付きでした。

どこで買える?個食と大容量は店頭、ドリンクは公式通販が強い
売り場は商品タイプによって事情が違います。江崎グリコのリリースによれば、αの全5品は2026年3月2日から全国のスーパー、コンビニ、ドラッグストアで、大容量タイプ2種は5月25日から全国のスーパー、ドラッグストアで発売されています。大容量にコンビニが挙げられていない点は、買い回りの参考になります。
| タイプ | 公式リリースが挙げる売り場 | グリコ公式通販 |
|---|---|---|
| ドリンクタイプ 100g | 全国のスーパー、コンビニ、ドラッグストア | 15商品を掲載 |
| 個食タイプ 100g | 全国のスーパー、コンビニ、ドラッグストア | 検索結果になし |
| 大容量タイプ 400g | 全国のスーパー、ドラッグストア | 検索結果になし |
| すっきりアロエ 330g | リリースでの言及なし | 検索結果になし |
グリコの公式FAQには「販売店について教えてください。」という項目があり、回答は「チャットで販売店を検索することができます。画面右下の『販売店をさがす』をクリックし、お探しの商品名を入力してください」となっています。近所の店に置いてあるかどうかは、この公式チャットで商品名を入れて確認するのが最短です。
要冷蔵の商品なので、通販ではクール便扱いになります。大手モールでは6個入り・12本入りといった箱単位の出品が中心で、1個だけ試したい場合は店頭のほうが向いています。
1日の目安は100g。温めるなら40℃前後まで
グリコの公式FAQは、飲み方・食べ方についても具体的に答えています。摂取量は「1日100g(ドリンクタイプ1本分、もしくは個食タイプ1個分)を目安に摂取してください」。タイミングは「決まった時間帯や食事と一緒に摂る必要はありませんので、好みのタイミングでお召し上がりいただけます」とされています。
気をつけたいのは加熱です。FAQは「お召し上がりいただく分だけを、別の容器に取り分けてほんのり人肌程度(40°C前後)まで温めていただく分には、問題ございません。温めすぎ(60°C以上)ますと、乳酸菌やビフィズス菌が減ってしまいます」と説明しています。料理に使う場合も「加熱によって機能性関与成分であるビフィズス菌BifiX(B. lactis GCL2505)が死滅する可能性があるため、加熱せずそのまま使用いただくことをお勧めします」とあります。
冷凍についても「冷凍してもお召し上がりいただけますが、一度凍らせて解凍するとヨーグルト本来の食感やおいしさが損なわれますので、解凍はおすすめしません」という回答です。凍らせたまま食べる分には差し支えないが、解凍は勧めない、という書き方になっています。
続ける期間の目安についてもFAQが触れており、「口から取り入れたビフィズス菌は数週間で体外へ排出されてしまうと言われており、続けて摂取することが大切です」としています。αに含まれるイヌリンは水溶性食物繊維で、グリコはビフィズス菌が好むエサとして「大豆やごぼう、たまねぎ等」を挙げています。同じ水溶性食物繊維は、菊芋のような食材からも摂れます。
ビフィックスについてよくある質問
- BifiXヨーグルトは販売終了したのですか。
- ブランドとしては終了していません。2026年9月30日時点で、公式ブランドサイトの商品紹介に8品が掲載されています。ただしそのうち7品は「α」で、αが付かない従来型として残っているのは「すっきりアロエ330g」だけでした。個別の商品が終売になったかどうかについて、江崎グリコは一覧の形では公表していません。
- αと従来品では中身が違うのですか。
- グリコの公式FAQは「いずれも、ビフィズス菌BifiXとイヌリン(食物繊維)を含んだヨーグルトですが、成分の配合量が異なります」と説明しています。加えてαは機能性表示食品として届け出られています。菌の種類が入れ替わったという説明は、公式のどのページにも見当たりませんでした。
- 味やタイプによって効果は変わりますか。
- グリコのFAQは「BifiXヨーグルトαは、味やタイプが異なっても、機能性(BMIが高めの方の安静時のエネルギー消費の向上と体脂肪の低減をサポートすること)に違いはありません」と回答しています。ドリンクタイプ・個食タイプ・大容量タイプの違いについても「配合されているビフィズス菌BifiXとイヌリン(食物繊維)に違いはありません」としています。
- 子どもや高齢の家族が飲んでも大丈夫ですか。
- グリコのFAQは「一般的なヨーグルトと同様にお召し上がりいただけます」としたうえで、「機能性表示食品は、『疾病のある方、未成年者、妊産婦(妊娠を計画している方を含む)、授乳中の方を対象に開発された食品』ではないため表記を行っています」と説明し、心配があれば医師・薬剤師に相談するよう案内しています。
- いちばん安く買う方法はどれですか。
- 2026年9月30日時点のグリコダイレクトショップの表示では、1本あたりの単価は定期コース36本が160円でもっとも安く、次いで定期24本の172円でした。初めて試すなら、お一人様1セット限定のお試し12本1,980円(1本165円)が定期と同等の単価です。いずれも送料込みの表示価格です。
- ヨーグルトを温めて食べてもいいですか。
- グリコのFAQは、取り分けて人肌程度(40℃前後)まで温めるのは問題ないとしています。ただし60℃以上に温めすぎると乳酸菌やビフィズス菌が減ってしまうと注意しています。
この記事で確認した一次情報
- BifiX公式ブランドサイト「商品紹介」https://cp.glico.com/bifix/products/(2026年9月30日確認)
- BifiX公式ブランドサイト「よくあるご質問」https://cp.glico.com/bifix/faq/(2026年9月30日確認)
- 江崎グリコ ニュースセンター 2026年1月16日「日本初『安静時のエネルギー消費の向上』、『体脂肪の低減』をWサポートする機能性表示食品<BifiXヨーグルトα>新登場」https://www.glico.com/jp/newscenter/pressrelease/47467/(2026年9月30日確認)
- 江崎グリコ プレスリリース 2026年5月18日「機能性表示食品『BifiXヨーグルトα』大容量タイプ、5月25日(月)より新発売」https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000631.000001124.html(2026年9月30日確認)
- グリコダイレクトショップ「BifiX」の検索結果https://shop.glico.com/search?q=BifiX(2026年9月30日確認)
- 江崎グリコ「ヨーグルト・プリン・ゼリー」商品カテゴリhttps://www.glico.com/jp/product/yogurt_pudding/(2026年9月30日確認)

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