先に結論
ダイハツの軽オープンスポーツカー「コペン」は、2026年8月31日をもって二代目モデルの生産が終わりました。ダイハツの特設サイトに、営業CS本部長の名前で「そして2026年8月31日をもって、二代目モデルの生産を終了いたしました」というメッセージが掲載されています。
ダイハツ公式サイトのカーラインナップからも、コペンの車種ページは無くなっています。新車として注文する窓口は残っていません。いっぽう、ダイハツ自身が運営する認定中古車サイトには、2026年9月28日時点で95台のコペンが並んでいます。
「2026年8月31日をもって」と書かれているのは特設サイトのメッセージ
生産が終わった日付を一次情報で確かめられる場所は、ダイハツがコペンのために用意している特設サイト「Keep it OPEN.」です。ここに、会社名と部署名と個人名を出したメッセージが置かれています。

コペンは2002年の発売以来、多くのお客様に支えられながら、ダイハツのアイデンティティを象徴する存在として走り続けてまいりました。そして2026年8月31日をもって、二代目モデルの生産を終了いたしました。
ダイハツ工業株式会社 営業CS本部 本部長 福田昭夫/2026年9月吉日
末尾の日付は「2026年9月吉日」です。生産が終わってから振り返る形で書かれた文章なので、予定ではなく済んだこととして日付が示されています。特設サイトの冒頭にも「2026年8月末をもって、コペンの二代目モデルは生産終了しました」という一文が別に置かれています。
| 確かめられる場所 | 2026年9月28日時点で書かれていること |
|---|---|
| 特設サイト「Keep it OPEN.」 | 「2026年8月31日をもって、二代目モデルの生産を終了いたしました」。署名と2026年9月吉日の日付つき |
| ニュースリリース(2025年9月29日) | 「現行モデルを2026年8月末で生産終了いたします」。発表時点の予定として書かれている |
| カーラインナップ | 乗用車の一覧にコペンが載っていない。車種ページのアドレスを開いても案内が表示されない |
3か所とも書き方が違います。日付だけを知りたいときは特設サイト、会社としての発表文が必要なときはニュースリリース、いま注文できるかどうかを見たいときはカーラインナップ、という使い分けになります。
生産終了が発表されたのは2025年9月29日
終わったのは2026年8月ですが、発表そのものは約11か月前に出ていました。ダイハツ工業の企業情報サイトに、2025年9月29日付のニュースリリースが残っています。

このリリースは「現行モデルを2026年8月末で生産終了いたします」という一文から始まり、感謝を伝えるスペシャルイベントを2026年4月以降に全国で開くこと、詳細は特設サイトで順次公表することが書かれています。そして最後に「再びコペンを世の中に送り出せるよう、様々なスタディを続けております」と続きます。
発表の見出しは「2026年8月で終了」、1年後のメッセージは「2026年8月31日をもって」。予定として発表された月と、実際に区切りとなった日付が、それぞれ別の文章で示されている形です。どちらもダイハツ自身の文章なので、月まででよければ前者、日付まで必要なら後者を見ます。
なお「生産終了」と「販売終了」と「終売」は、メーカーによって使い分けが違います。言葉ごとの意味の差は廃盤とは?生産終了・販売終了・終売・休売の違いを、メーカーの公式告知で確認で整理しています。
公式サイトのカーラインナップからコペンのページが消えている
「まだ買えるのでは」と思ったときに最初に見るべきなのは、メーカーのカーラインナップです。ここに載っている車種が、いま新車として案内されているものだからです。2026年9月28日時点でダイハツの乗用車として並んでいるのは、次の8車種でした。
図:ダイハツ公式サイトの乗用車カーラインナップ(2026年9月28日時点)
軽
ミラ イース/タフト/ムーヴ/ムーヴ キャンバス/タント/タント ファンクロス
登録車
ロッキー/トール
載っていない
コペン。車種ページを直接開いても「ご指定のページまたはファイルは見つかりません」という案内に変わります
軽自動車が6車種、登録車が2車種で、オープンスポーツの枠そのものが無くなっています。カタログの掲載が続いているうちは「生産は終わったが案内は残っている」という段階ですが、コペンはその段階も過ぎたことになります。
ただし、ブランドサイトのほうは別です。コペン専用の特設サイトは公開されたままで、オーナー向けのコミュニティ、三つのシルエットを紹介するページ、歴代モデルの紹介がそのまま読めます。会社としての案内は終わっても、所有している人向けの場所は残されている、という状態です。
発表から生産終了までの1年で何があったか
ダイハツは発表と同時に、終わり方そのものを企画として用意していました。公式に日付が出ている出来事だけを並べると、次のようになります。
生産終了を発表
「現行モデルを2026年8月末で生産終了」とニュースリリースで公表。同時に、2026年4月以降にスペシャルイベントを全国で開くことも予告されました。
公式インスタグラムを開設
特設サイトのお知らせ欄に「COPEN公式Instagramを開設しました」と掲載。従来のフェイスブックと合わせて、イベント情報を伝える窓口が増えました。
全国でイベントを開催
本部長のメッセージに「2026年春から開催してきた一連のイベント」とあります。会場として富士スピードウェイ、コペンの誕生日を祝う催し、コペンファクトリーでの最後の一台との時間が挙げられています。
二代目モデルの生産終了
メッセージが示している区切りの日付です。2002年の初代発売から数えて24年になります。
第3弾イベントの終了を告知
「Keep it OPENイベント#03 OPEN FUTURE DAY は終了しました」と特設サイトに掲載。会場参加とライブ配信の両方に触れています。
発表から1年近い時間があったため、販売店ごとの生産枠が埋まっていく過程も長く続きました。生産終了が近づくと、車種そのものは残っていてもグレードや色の選択肢から先に無くなっていきます。「終了の月まで自由に選べる」とは限らないのが、この種の告知の読みどころです。
終わり方の見せ方は各社で違います。日産が最終生産車のオフライン式を公表した例はGT-Rは生産終了。2007年12月から2025年8月まで、約48,000台を日産の公式情報で確認にまとめました。国内販売の終了と海外向けの継続が分かれた例はトヨタ・カムリはなぜ販売終了?国内終了の理由と日本再導入の見通しで扱っています。
24年・2世代で何が変わったのか
コペンは初代と二代目で性格がはっきり分かれています。ニュースリリースと特設サイトに書かれている内容をまとめると、次のようになります。
| 項目 | 初代 | 二代目 |
|---|---|---|
| 発売 | 2002年6月 | 2014年6月19日 |
| 打ち出した価値 | 「持つ悦び」と「操る楽しさ」を感じられるクルマ | 「感動の走行性能」と「自分らしさを表現できるクルマ」 |
| 目立つ技術 | 発売当時の軽で初となる電動開閉式ルーフ「アクティブトップ」 | 新骨格構造「D-Frame」と、内外装を着せ替えできる「DRESS-FORMATION」 |
| シルエット | 1種類 | Robe、Cero、GR SPORT の3種類を同じ骨格から展開 |
| 受賞 | 公式サイトに記載を確認できず | GOOD DESIGN AWARD 2014 金賞 |
二代目の特徴は、外板を樹脂にして着せ替えられるようにしたことです。ひとつの骨格から複数のシルエットを作り分ける設計は、生産の効率と選択肢の多さを両立させるための工夫でした。ニュースリリースの写真には、初代と、Cero、Robe、GR SPORT、XPLAY の5台が並んでいます。
このほかに、東京オートサロン2016で展示されたコンセプトカーを実車化した「COPEN Coupe」があります。限定200台で、特設サイトには「現在は販売を終了しております」と明記されています。二代目の中でも、先に終わっていた仕様があったということです。
いまコペンを手に入れる方法は中古車に絞られる
新車の案内が公式サイトから消えたため、これから探す人の選択肢は実質的に中古車になります。ダイハツ自身が運営している認定中古車の検索サイトで、在庫の量と価格帯を確かめられます。

| 探し方 | 2026年9月28日時点の状況 | 注意すること |
|---|---|---|
| 新車として注文する | 公式サイトに窓口が無い | カーラインナップにも車種ページにも案内が残っていません。未登録の在庫があるかどうかは販売会社ごとに異なります |
| ダイハツ認定中古車(U-CATCH) | 95台が掲載 | 価格は93万円から290万円、平均価格の表示は194万円。メーカー系のサイトなので、認定中古車と一般の中古車が区別して並びます |
| 一般の中古車サイト | 掲載あり | 台数は増えますが、保証の条件が販売店ごとに変わります。電動ルーフの動作確認ができる店かどうかは事前に確かめておきたいところです |
U-CATCHに並んでいる個体を見ると、セロ、セロS、ローブ、ローブS といったグレード名が付いています。走行距離が1,000キロ台の元試乗車から、10年以上前の個体まで幅があり、価格差もそのぶん大きくなります。同じサイトには燃費として19.2キロメートル毎リットル(WLTCモード)という数値も表示されています。
台数の95という数字は、ダイハツの全車種で14,015台という掲載の中でのものです。タントやムーヴが1,000台を超えているのに対して、コペンは二桁にとどまります。もともと量販を狙った車ではないので、条件を絞りこむほど候補が急に少なくなる点は見込んでおいたほうがよいでしょう。
すでに乗っている人はどうなるのか
生産終了は、新しく作るのをやめるという意味です。すでに登録されている車の車検が通らなくなるわけでも、整備を受けられなくなるわけでもありません。実際、特設サイトはオーナー向けの機能を残したまま動いています。
| 残っているもの | 場所 |
|---|---|
| オーナーのコミュニティ | 特設サイトの「Copen Club」。2026年9月に入ってからも新しい投稿が続いています |
| 歴代モデルの紹介 | 特設サイトの「Product」。初代から限定車までの一覧が読めます |
| リコール等改善対策情報 | ダイハツ公式サイトの共通メニュー。車種を問わず案内されています |
| 車両取扱説明書 | 同じく公式サイトの共通メニューから参照できます |
いっぽうで、補修用部品を何年供給するのかについては、2026年9月28日時点でダイハツの公開ページから年数の掲示を確認できませんでした。確認できないことを推測で補うより、点検や修理の相談のときに販売会社へ直接たずねるほうが確実です。同じ「作るのをやめるが乗り続けられる」という関係は原付にもあり、原付50ccは生産終了?いま買える新車と、手元の原付が乗り続けられるかを公式情報で整理で排出ガス規制との関係を説明しています。
次のコペンは出るのか
ダイハツは、後継について二度、同じ趣旨の書き方をしています。2025年のニュースリリースでは「再びコペンを世の中に送り出せるよう、様々なスタディを続けております」。2026年9月のメッセージでは「再び皆さまにご案内できるよう、様々な角度からスタディし、次のコペンをダイハツメイしたいと思います」。
いずれも意思の表明であって、発売時期も、車格も、価格も公表されていません。「次期型が決まった」と読める記述は、2026年9月28日時点の公式ページには見当たりませんでした。買い替えの計画を後継車の登場に合わせて立てるのは、現時点では材料が足りません。
よくある質問
コペンの生産が終わったのはいつですか
2026年8月31日です。特設サイトのメッセージに「2026年8月31日をもって、二代目モデルの生産を終了いたしました」と書かれています。発表は2025年9月29日で、そのときは「2026年8月末で生産終了」という予定として公表されていました。
新車のコペンはもう買えませんか
ダイハツ公式サイトのカーラインナップにコペンは載っておらず、車種ページも表示されません。メーカーとして新車を案内する窓口は無くなっています。未登録の在庫が販売会社に残っているかどうかは店ごとに違うため、必要なら最寄りの販売会社へ直接確認してください。
中古のコペンはどこで探すのが確実ですか
ダイハツが運営する認定中古車サイトのU-CATCHが出発点になります。2026年9月28日時点で全国95台、価格は93万円から290万円、平均価格の表示は194万円でした。台数をもっと見たい場合は一般の中古車サイトも併用することになりますが、保証の条件が販売店ごとに変わる点は確かめたほうがよいでしょう。
生産終了の車に乗り続けても大丈夫ですか
生産終了は新車の製造が終わることを指し、所有している車の使用や車検に制限がかかるものではありません。ダイハツ公式サイトにはリコール等改善対策情報と車両取扱説明書の窓口が車種を問わず用意されています。補修用部品の供給期間については、公開ページで年数の掲示を確認できませんでした。
この記事で確認した一次情報
- ダイハツ工業株式会社「Keep it OPEN.」特設サイト メッセージ(2026年9月吉日付)
https://copen.daihatsu.co.jp/life/special/ - ダイハツ工業株式会社 ニュースリリース「ダイハツ『コペン』現行モデルの生産を2026年8月で終了」(2025年9月29日)
https://www.daihatsu.com/jp/news/2025/20250929-3.html - ダイハツ工業株式会社 カーラインナップ
https://www.daihatsu.co.jp/lineup/ - ダイハツ公式 U-CATCH「ダイハツ コペン(全国)の中古車」
https://u-catch.daihatsu.co.jp/search/DAIHATSU__COPEN.html - ダイハツ工業株式会社「COPEN Brand & Fan Community」Product
https://copen.daihatsu.co.jp/product/

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