プリペイド携帯はどこで買える?新規契約できるのはソフトバンクだけ、料金と有効期間を公式情報で確認

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プリペイド携帯はどこで買える?いま契約できる窓口と料金と書かれたアイキャッチ画像

「プリペイド携帯を買いたい」と思って家電量販店やコンビニを回っても、それらしい商品は棚に見当たりません。理由は在庫切れではなく、日本で新規契約できるプリペイド携帯電話が、いまはソフトバンクの「シンプルスタイル」1つに絞られているからです。しかもその窓口は量販店の棚ではありません。この記事では、各社が公式に出している告知と料金表だけを使って、どこで何を買えばいいのかを整理します。

先に結論

  • 新規契約できるプリペイド携帯はソフトバンクのシンプルスタイルだけです。窓口はソフトバンクのオンラインショップとソフトバンクショップ店頭で、コンビニや量販店の棚には並んでいません。
  • ドコモの「ぷりコール」は2005年3月31日で新規申し込み受付が終了しています。auの「ぷりペイド」は2021年12月15日でサービスそのものが終了しました。
  • シンプルスタイルは基本使用料が無料で、通話料は全国一律9.43円/6秒。データ通信は使う日数に合わせて990円(200MB・2日)から5,478円(3GB・30日)までを都度買う形です。
  • チャージ用のプリペイドカードは3,000円と5,000円の2種類。どちらを登録しても延びる期間は同じ60日です。金額を分割して登録することはできません。
  • 契約事務手数料は2026年2月20日に改定され、店頭3,850円→4,950円、オンライン0円→3,850円になりました。以前の「オンラインなら手数料0円」は現在は当てはまりません。
  • コンビニの棚で買えるのは「プリペイドSIM」で、これは端末が別に必要です。プリペイド携帯とは別物なので、買う前に見分けてください。
目次

まず「何を買おうとしているのか」を分ける

プリペイド携帯という言葉は、実際には性質の違うものを4つまとめて指しています。ここを分けないと、探しに行く場所がずれます。

プリペイド携帯を買うときの窓口を、端末と回線・チャージ・他社サービス・プリペイドSIMの4系統に整理した図
「プリペイド携帯が欲しい」と言ったときに実際に必要になるものは4通りに分かれる。

とくに間違えやすいのが①と④です。①は端末と電話番号がセットになった携帯電話サービス、④は自分で用意した端末に挿して使うSIMカードです。コンビニや量販店の店頭で見かけるパッケージは④で、これを買っても手元に電話機がなければ通話はできません。

新規契約できるのはソフトバンクだけになった

かつては携帯3社ともプリペイド携帯を扱っていました。いま新規で申し込めるのは1社だけです。

事業者 サービス名 現在の状況 公表されている日付
ソフトバンク シンプルスタイル 提供中。新規契約・機種変更ができる 2026年2月20日に事務手数料を改定
NTTドコモ ぷりコール 新規申し込み受付を終了 2005年3月31日で受付終了
au(KDDI・沖縄セルラー) ぷりペイド サービス終了 2020年6月15日にカード販売終了/2020年12月15日に登録機能停止/2021年12月15日にサービス終了

ドコモが受付をやめた理由は公表されている

ドコモは「ぷりコール」の新規受付終了を告知した際、理由をはっきり書いています。契約数が2001年3月の約21万契約から2005年1月には約8万契約へ減っていたこと、そしてプリペイド式携帯電話の匿名性を悪用した振り込め詐欺などの不適正利用が社会問題になっていたことの2点です。不適正利用の防止強化と業務運営の効率化を目的として、受付を終了したと説明されています。

auは3Gの終了に合わせて畳んだ

auの「ぷりペイド」は2002年7月から提供されていたサービスです。KDDIと沖縄セルラー電話は、2022年3月末の3G携帯電話向けサービス「CDMA 1X WIN」の終了に先立ち、2021年12月15日をもってサービスを終了すると発表しました。段取りは3段階で、2020年6月15日にぷりペイドカードの販売終了、2020年12月15日に登録機能の停止、そして2021年12月15日のサービス終了という順です。

KDDIの公式ニュースリリース画面。auのプリペイド携帯電話サービス「ぷりペイド」のサービス終了についての告知が表示されている
出典:KDDI株式会社・沖縄セルラー電話株式会社「auのプリペイド携帯電話サービス『ぷりペイド』のサービス終了について」(2019年7月5日)。

このリリースには、当時のぷりペイドカードの通話可能期間も注記されています。3千円券が60日、5千円券が90日、1万円券が365日で、複数枚を登録しても最長365日という条件でした。あとで触れるソフトバンクの数え方とは違うので、昔auで使っていた感覚のまま考えると期間を読み違えます。

サービスや規格の終了で「昨日まで買えたものが買えなくなる」のは携帯電話に限りません。同じ構図は原付50ccの生産終了蛍光灯の製造終了スケジュールでも起きています。いずれも「いま手元にあるものが使えなくなるのか」と「これから買えるのか」を分けて読むのがコツです。

シンプルスタイルはどこで買えるのか

窓口は2つです。ソフトバンクのオンラインショップと、ソフトバンクショップの店頭です。

オンラインショップ

公式の案内では、画面に沿って必要事項を入力し、支払い方法にクレジットカードを選び、本人確認書類を画像アップロードで提出する流れが最も早いとされています。正午までの申し込みで、最短翌日に契約時に登録した住所へ届くと案内されています。他社から番号を引き継ぐ場合はMNP予約番号が必要です。

店頭

店頭では所定の申し込み用紙に必要事項を記入し、本人確認書類を提示します。手数料はオンラインより高く設定されています。

項目 店頭 オンライン
契約事務手数料(改定前) 3,850円 0円
契約事務手数料(2026年2月20日以降) 4,950円 3,850円
対象の手続き 新規契約・のりかえ(MNP/番号移行)・機種変更。SIM再発行は店頭のみ
本人確認書類 運転免許証/日本国パスポート/個人番号カード(マイナンバーカード)/身体障がい者手帳・療育手帳・精神障がい者保健福祉手帳/在留カード+外国パスポート/特別永住者証明書 のいずれか1点
申し込みできる回線数 同一名義で個人は2回線まで、法人は10回線まで
年齢 12歳未満は申し込み不可

「オンラインなら手数料0円」という説明は古くなっています。2026年2月20日の改定でオンラインも3,850円になりました。改定前の情報を載せたままのページが検索結果に残っているので、申し込み画面で実際に請求される金額を確認してください。なお、ソフトバンクの端末一覧ページには「別途事務手数料3,850円が必要となります」という注記が残っている箇所もあり、ページによって表記がそろっていません。

端末代金は別にかかる

公式の端末一覧では、シンプルスタイルで選べる機種として「moto g53s 5G」と「Simply」が挙げられています。moto g53s 5Gは35,200円と表示されていました。注記には「別途機種代金が必要となります。機種代金には4,000円または10,000円のチャージが含まれます」とあり、購入時点で最初のチャージが入っている扱いです。つまり初回は別途プリペイドカードを買わなくても使い始められます。

料金は「基本料ゼロ+使うたび買い足し」

シンプルスタイル(スマートフォン)の料金は、月額の基本使用料がありません。通話は使った分だけ残高から引かれ、データ通信は必要な日数のプランをそのつど買う形です。

項目 金額 有効期間 補足
基本使用料 無料 持っているだけなら月々の請求は発生しない
通話料 全国一律9.43円/6秒 1分あたり94.3円。海外での利用と国際ローミングは対象外
200MBプラン 990円 2日 登録時刻を含む日を1日目と数える
700MBプラン 2,970円 7日 容量を超えたら追加のプラン購入が必要
3GBプラン 5,478円 30日 自動継続。やめるときは解約手続きが必要
リピート割 4,378円 30日 30日/3GBプランを12回購入したあと、13回目以降に適用
ソフトバンク公式サイトのシンプルスタイル(スマートフォン)専用料金プラン画面。基本使用料と通話料、パケット定額サービスの表が表示されている
出典:ソフトバンク「シンプルスタイル(スマートフォン)専用料金プラン」。

この料金表は、使い方によって評価が真逆になります。ほとんど通話せず、番号だけ持っていたい人には強い構成です。基本料が無料なので、残高を維持する費用だけで番号を保てます。逆に毎日データ通信を使う人には割高です。3GBプランは30日で5,478円なので、同じ金額帯なら通常の料金プランや格安SIMのほうがデータ量は多くなります。

S!メール(MMS)とSMSの送信、ウェブの利用には、パケット定額サービスの申し込みが必要という条件も付いています。通話だけのつもりでも、メールを送るならデータのプランがいるということです。

チャージの買い方と、期限の数え方

残高を足す方法は2つあります。ソフトバンクのプリペイドカードを買って登録する方法と、クレジットカードでリチャージする方法です。

プリペイドカードは3,000円と5,000円の2種類

公式の手続き案内に出てくるのは3,000円と5,000円の2種類です。カードの裏面のスクラッチ部分を削って番号を確認し、携帯電話から1400にダイヤルしてガイダンスに従って登録します。注意したいのは、カードに記載されている金額を分割して登録することはできないという条件です。5,000円のカードを買ったら、5,000円まとめて登録することになります。カード裏面に記載されているカード有効期限を過ぎると登録できなくなる点も公式に明記されています。

残高は1400へダイヤルすれば無料で確認できますが、案内は小数点以下を切り捨てた概算です。通話が終わったあとに端末の画面へ料金が表示されるわけではないので、残高の把握はこの音声案内が頼りになります。

60日と360日という2つの期間がある

シンプルスタイルでいちばん誤解が多いのがここです。「残高がある=使える」ではありません。有効期間が2つあり、別々に動きます。

プリペイドカード登録後の利用有効期間60日と電話番号有効期間360日の関係を並べたタイムライン図
登録の翌日から60日が利用有効期間、その終了翌日から360日が電話番号有効期間。

公式の説明では、利用有効期間は「プリペイドカード登録1枚につき、登録の翌日から60日間」で、これは3,000円カードでも5,000円カードでも共通です。複数枚を登録すれば1枚につき60日ずつ加算され、最大360日間まで延ばせます。利用有効期間が終わると発信ができなくなり、その翌日から360日間が電話番号有効期間です。この間は音声着信とSMS受信ができ、110・119など一部の特別番号への発信もできます。

電話番号有効期間内に新しいカードを登録しなければ、自動的に解約となり電話番号は無効になります。60日+360日で最長420日、およそ14か月です。番号を維持する目的で持つなら、この日数を手帳に書いておくくらいでちょうどいいと思います。

残高が残っていても、期間が切れたら無効です。公式は「登録残高がご利用いただけるのは、利用有効期間中のみです。利用有効期間が終了すると、登録残高が残っていても無効となり、また返金は出来ません」と明記しています。逆に、残高が0円になっても利用有効期間そのものは短くなりません。残高と期間は別々に管理されていると考えてください。

ソフトバンク公式サイトの利用有効期間と電話番号有効期間の説明画面。プリペイドカード登録1枚につき登録の翌日から60日間と表示されている
出典:ソフトバンク「利用有効期間と電話番号有効期間」。

コンビニや量販店で買えるのは「プリペイドSIM」

店頭の棚で見かけるパッケージは、端末付きのプリペイド携帯ではなくSIMカードです。代表的なのがIIJmioの「えらべるSIMカード」で、公式サイトには取り扱いとしてファミリーマート、大学生協、ヤマダ電機、Amazon.co.jpが挙げられています。

比べる点 シンプルスタイル(プリペイド携帯) えらべるSIMカード(プリペイドSIM)
買える場所 ソフトバンクのオンラインショップ、ソフトバンクショップ ファミリーマート、大学生協、ヤマダ電機、Amazon.co.jp
端末 セットで購入する(moto g53s 5G/Simply) 自分で用意する
パッケージ価格 端末代金+事務手数料 税込3,300円
別途かかる費用 チャージ(3,000円/5,000円カードなど) SIMカード発行手数料 税込433.4円(タイプD)/446.6円(タイプA)、eSIMはプロファイル発行手数料 税込220円
選べる種類 音声通話つきのみ 音声/SMS/データ/プリペイドから選択。eSIMも可
買ったあとの手続き 店頭または申し込み画面で契約 購入から6か月以内にネットで申し込み。SIMは後日自宅へ配送
IIJmio公式サイトのえらべるSIMカード画面。音声・SMS・データ・プリペイドの4つのSIMラインアップが表示されている
出典:IIJmio「えらべるSIMカード」。パッケージを買ってからネットで申し込む仕組み。

「その場で買って、その場で使い始めたい」という期待にはどちらも応えません。えらべるSIMカードはパッケージを買ったあとにネットで申し込み、SIMカードは自宅へ配送されます。eSIMを選んだ場合は配送がない代わりに、開通作業をネット経由で行います。店頭で買っても即日開通ではないという点は、買う前に知っておいたほうがいい部分です。

なお、コンビニで買えるかどうかが商品ごとに違うのは携帯まわりに限りません。郵便関連でも同じで、ゆうパケットポストminiの専用封筒のように取り扱う店と扱わない店がはっきり分かれるものがあります。

買う前に確かめたい5つのこと

1本当に必要なのは端末か、SIMか手元に使える端末があるならSIMだけで足ります。端末がないならシンプルスタイルの端末セットが必要です。ここを取り違えると、買ったのに使えないという結果になります。
2申し込み画面で事務手数料の金額を見る2026年2月20日の改定で店頭4,950円、オンライン3,850円になりました。改定前の金額を載せた解説記事が多く残っているので、最終確認は申し込み画面で行ってください。
3通話中心か、データ中心か基本使用料が無料なのは通話中心の人に有利です。データを毎日使うなら、30日3GBで5,478円という水準を他社の料金と並べて比べたほうがいいです。
460日ごとにチャージできる状況か利用有効期間は1枚につき60日です。長期の出張や入院などでチャージが難しい期間があるなら、あらかじめ複数枚を登録して最大360日まで延ばす方法があります。
5本人確認書類が手元にあるか運転免許証、パスポート、マイナンバーカードなど公式に列挙された6種類のいずれか1点が必要です。オンラインなら撮影してアップロードします。12歳未満は申し込みできません。

よくある質問

コンビニでプリペイド携帯本体は買えますか

買えません。ソフトバンクが公式に案内している購入窓口は、オンラインショップとソフトバンクショップ店頭です。コンビニの棚に並んでいるのはSIMカードのパッケージで、端末は含まれていません。

ドコモやauのプリペイド携帯を新しく契約できますか

できません。ドコモの「ぷりコール」は2005年3月31日で新規申し込み受付が終了しています。auの「ぷりペイド」は2021年12月15日でサービスが終了しました。中古端末を入手しても、これらのサービスとして回線を新規に開通させることはできません。

身分証なしで買えますか

買えません。ソフトバンクの手続き案内では、運転免許証、日本国パスポート、個人番号カード、各種障がい者手帳、在留カード+外国パスポート、特別永住者証明書のいずれか1点の提示が必要とされています。ドコモが「ぷりコール」の受付終了理由として匿名性の悪用を挙げていたことからも分かるとおり、本人確認は現在のプリペイドサービスでも前提です。

1か月あたりいくらかかりますか

使い方によります。通話をせず番号だけ維持する場合、基本使用料は無料なので、60日ごとに3,000円のカードを登録すれば期間は保てます。データ通信を毎日使う場合は30日3GBプランで5,478円(リピート割適用後は4,378円)が加わります。通話は9.43円/6秒で、1分話すと94.3円です。

残高が余ったら返金されますか

されません。公式は「利用有効期間が終了すると、登録残高が残っていても無効となり、また返金は出来ませんのでご了承下さい」と明記しています。まとめてチャージするより、必要な分だけ足していくほうが無駄が出にくい仕組みです。

海外で使えますか

使えません。料金プランのページには「海外でのご利用及び、国際S!メール送受信、国際SMS送信、国際ローミングはご利用いただけません」と注記されています。海外で短期間だけ使う回線が目的なら、渡航先向けのプリペイドSIMなど別の手段を検討することになります。

プリペイドカードはどこで買えますか

ソフトバンクのオンラインショップで購入できると案内されています。本記事の作成時点では、コンビニや家電量販店でソフトバンクのプリペイドカードを常時扱っているという公式の案内は確認できませんでした。店頭で買えるかどうかは、購入前にソフトバンクショップへ問い合わせるのが確実です。

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