ヒハツはどこで買える?スパイス棚のS&B15g・339円と、沖縄の島胡椒「ピパーツ」との違い

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ヒハツはどこで買える? ヒハツパウダーの商品写真を添えたアイキャッチ

ヒハツを買おうとしてスーパーの棚の前で止まる人が多いのは、探す場所と探す名前が合っていないからです。置かれているのは健康食品のコーナーではなくスパイスの棚で、しかも商品によっては「ロングペッパー」「ヒバーチ」「ピパーツ」と別の名前が前面に出ています。どの名前がどの商品を指すのか、いくらで買えるのかを、エスビー食品の商品情報ページと沖縄の販売店の商品ページで確かめました。

先に結論

  • いちばん見つけやすいのはエスビー食品の「S&B ヒハツ(パウダー)」15g、希望小売価格339円(税別)です。スパイス売り場の瓶が並ぶ列に置かれています。
  • 同じ中身で袋入り13g・298円(税別)もあり、瓶より少し安く買えます。原料原産地はどちらもインドネシアです。
  • 沖縄の売り場では「ピパーツ」「ヒバーチ」という名前で並びます。比嘉製茶のピパーツ35gは864円(税込)でした。
  • たくさん使うなら通販です。1gあたりで比べると、スーパーの瓶は約24円、通販の100g袋は約10円と2倍以上の開きがあります。
  • 「ヒハツ」で見つからないときはロングペッパーで探し直してください。棚では英語表記が大きく出ている商品があります。
目次

ヒハツはコショウ科の実。別名が6つあるので棚で見つけにくい

ヒハツはコショウ科の植物で、使うのは果実の部分です。エスビー食品のスパイス&ハーブ検索によると原産地は南アジアで、こしょうと同じ辛み成分ピペリンを含みます。香りはこしょうとは違い、ほのかに甘く爽快だと説明されています。

探しにくさの原因は呼び名の多さです。同じページに挙げられている別名は、ナガコショウ、ヒハツ、フィファチ、ピパーチ、ヒバーツ、ヒバーチ。ここにロングペッパーという英語名が加わります。棚で「ヒハツ」の3文字だけを探していると、目の前にあっても気づけません。

エスビー食品のスパイス&ハーブ検索「ヒハツ/ロングペッパー」のページの画面キャプチャ。科名コショウ科、原産地南アジア、利用部位果実、別名ナガコショウ・ヒハツ・フィファチ・ピパーチ・ヒバーツ・ヒバーチと表示されている
エスビー食品のスパイス&ハーブ検索。別名が6つ並んでいる(2026年9月25日確認)
表1 ヒハツの基本情報(エスビー食品 スパイス&ハーブ検索より)
項目 内容
科名 コショウ科
原産地 南アジア
利用部位 果実
別名 ナガコショウ、ヒハツ、フィファチ、ピパーチ、ヒバーツ、ヒバーチ
辛み成分 ピペリン(こしょうと同じ)
適した料理 カレー、炒め物、コーヒーなど。日本では沖縄そばや豚肉料理の薬味

スーパーで買えるのはエスビー食品の2品。15gで339円、13gで298円

全国のスーパーで最も置かれているのはエスビー食品のパウダーです。商品情報ページには瓶と袋の2種類が載っていて、どちらも原材料はヒハツ(ロングペッパー)のみ、原料原産地はインドネシアと書かれています。瓶のラベルには「ヒハツ(ロングペッパー・ヒバーチ)」と3つの名前が併記されているので、これを覚えておくと棚で迷いません。

エスビー食品の商品情報ページ「S&B ヒハツ(パウダー)」の画面キャプチャ。品番15778、内容量15g、希望小売価格339円(税別)、JANコード45129261、賞味期間24ヶ月と表示されている
エスビー食品の商品情報ページ。瓶のラベルに「ロングペッパー・ヒバーチ」と併記されているのが分かる(2026年9月25日確認)
表2 エスビー食品のヒハツ3品(公式の商品情報・公式通販より)
商品 内容量 価格 賞味期間(開封前)
S&B ヒハツ(パウダー)瓶 15g 339円(税別・希望小売価格) 24ヶ月
S&B 袋入りヒハツ(パウダー) 13g 298円(税別・希望小売価格) 18ヶ月
ORGANIC SPICE 有機ヒハツ(パウダー) 21g 793円(税込・公式通販の販売価格) 公式通販に記載なし

瓶と袋は中身が同じでも賞味期間が違います。瓶が24ヶ月、袋が18ヶ月です。使う頻度が低いなら瓶、詰め替えて使うなら袋という選び方になります。有機のものは倍以上の値段になるので、まず試すなら通常のパウダーからで十分です。

希望小売価格は販売店の値付けを拘束しないとエスビー食品のページに注記があります。実際の店頭価格はこれより高いことも安いこともあります。

置いてあるのはスパイスの棚。健康食品のコーナーではない

ヒハツは体を温める話と一緒に紹介されることが多いため、サプリメントの棚を探す人がいます。しかし食品として売られているのはスパイスで、置き場所はこしょうやナツメグの隣です。瓶の高さも形も他のスパイスとそろっているので、名前を見ないと通り過ぎます。

売り場で見るべき4か所

  • スーパーのスパイス棚。こしょう・ナツメグ・クミンが並ぶ列です。エスビー食品の瓶はここに入ります。
  • 輸入食品店のスパイス棚。取り扱いは店舗によって変わります。「ロングペッパー」の表記で置かれていることがあります。
  • ドラッグストアの食品コーナー。スパイスを扱う店なら瓶が入っていることがあります。
  • 沖縄物産のコーナー。島胡椒として「ピパーツ」「ヒバーチ」の名前で並びます。中身は後述のとおり少し違います。

スパイスの棚の探し方は他の香辛料でも同じです。ディルの売り場を調べた記事でも、取り扱いのある店とない店の差は店舗の規模ではなくスパイスの品揃えの方針でした。

沖縄の「ピパーツ」は正式名称が違う。同じつもりで買うと風味が変わる

沖縄の売り場や物産展では「ピパーツ」「ピパーチ」「ヒバーチ」の名前で島胡椒が並びます。沖縄情報市場が扱う比嘉製茶のピパーツの商品ページには、「ピパーツ」は八重山の島胡椒で、正式な名称は「ヒハツモドキ」だと書かれています。価格は35gで864円(税込)でした。

沖縄情報市場の商品ページ「ピパーツ(胡椒)35g 比嘉製茶」の画面キャプチャ。正式な名称はヒハツモドキで、八重山諸島などではピパーツまたはピパーチと呼ばれると説明され、価格864円(税込)と表示されている
沖縄情報市場の商品ページ。「正式な名称は『ヒハツモドキ』」と明記されている(2026年9月25日確認)
表3 名前と、それが指しているもの
売り場で見る名前 指しているもの よく置かれている場所
ヒハツ/ロングペッパー/ナガコショウ エスビー食品の商品はインドネシア産のヒハツ スーパーのスパイス棚、輸入食品店
ピパーツ/ピパーチ 八重山の島胡椒。沖縄情報市場の商品説明では正式名称はヒハツモドキ 沖縄物産、沖縄のスーパー、産地の通販
ヒバーチ エスビー食品は別名として掲げ、瓶のラベルにも併記している スーパーのスパイス棚、石垣島の土産物

名前が重なっているため、どれを買っても同じと案内されることがあります。ただし沖縄の商品ページが「正式な名称はヒハツモドキ」と書いている以上、産地と表示を見て選ぶほうが確実です。沖縄そばの薬味として使われてきた風味を求めるなら、島胡椒として売られているものを選びます。

「ヒハツ」「ピパーツ」のどちらにも、体調への効果をうたう説明が付いていることがあります。この記事は売り場と値段の話に限っています。体質や持病、飲んでいる薬との関係は商品ページでは判断できません。気になることがあれば医師や薬剤師に相談してください。

1gあたりで比べると、通販は店頭の半額以下になる

スパイスの瓶は内容量が小さいので、総額だけを見ると安く感じます。実際に払っている単価を出すために、1gあたりに直して並べました。価格は2026年9月25日に、公式ページと当サイトの商品データから取得したものです。

表4 1gあたりの単価(2026年9月25日時点)
商品 内容量 価格 1gあたり
S&B ヒハツ(パウダー)瓶 15g 339円(税別) 約24円(税込換算)
S&B 袋入りヒハツ(パウダー) 13g 298円(税別) 約25円(税込換算)
ORGANIC SPICE 有機ヒハツ 21g 793円(税込) 約38円
比嘉製茶 ピパーツ 35g 864円(税込) 約25円
通販のヒハツパウダー(大容量) 100g 980円 約10円

差がはっきり出ました。毎日コーヒーや味噌汁に振る使い方をするなら、100gの袋を買ったほうが元が取れます。反対に、料理に合うかどうかを試す段階なら、15gの瓶で十分です。スパイスは開封後に香りが抜けていくため、使い切れる量を選ぶほうが結果的に損をしません。

公式通販で買う場合は送料も計算に入れます。エスビー食品のお届けサイトは全国一律770円(税込)で、商品合計5,400円(税込)以上で無料になります。1本だけ買うと送料のほうが高くつく計算です。

パウダーとホール、どちらを選ぶか

ヒハツにはあらかじめ粉になっているパウダーと、実の形のまま売られているホールがあります。スーパーの棚に並ぶのはほとんどパウダーで、ホールはスパイス専門の売り場や通販で見つかります。

選ぶ順番

  1. まず使い方を決める。振りかけて使うならパウダー、煮込みに入れて香りを移すならホールです。
  2. 使う頻度で容量を決める。週に数回ならスーパーの15g、毎日なら通販の100gが目安になります。
  3. 産地の表示を見る。エスビー食品のパウダーはインドネシア産、通販にはネパール産やインド産もあります。
  4. 島胡椒がほしいなら名前で選ぶ。「ピパーツ」「ヒバーチ」と書かれた沖縄の商品を選びます。

ホールは使う直前に挽けるので香りが立ちます。ただしミルが必要で、細かく挽くには手間がかかります。最初の1本はパウダーから始めて、気に入ったらホールに移るという順番が無理がありません。

よくある質問

100円ショップに売っていますか

スパイスを扱う店舗でも、置かれているのはこしょう・一味・カレー粉といった定番が中心です。ヒハツは定番の枠に入っていないため、見つかったら運がよかったという程度に考えてください。確実に買うならスーパーのスパイス棚か通販です。

「ロングペッパー」と書かれた商品は同じものですか

エスビー食品のスパイス&ハーブ検索では、ヒハツとロングペッパーは同じスパイスの呼び名として扱われています。瓶のラベルにも両方が併記されています。棚で「ヒハツ」が見つからないときは、この英語名で探し直すのが早道です。

沖縄のピパーツとスーパーのヒハツは入れ替えて使えますか

どちらもコショウ科の実を挽いたもので、使い方は同じです。ただし沖縄情報市場の商品説明では、ピパーツの正式名称はヒハツモドキとされています。風味の違いを重視するなら、沖縄そばや豚肉料理には島胡椒を選ぶほうが本来の組み合わせです。

開封したあとはどれくらい持ちますか

エスビー食品が示しているのは開封前の賞味期間で、瓶が24ヶ月、袋が18ヶ月です。開封後の期限は示されていません。香りが飛ぶのを避けるなら、ふたを締めて高温多湿を避け、早めに使い切るのが基本です。

通販で大容量を買うと余りませんか

1回に使う量が耳かき数杯程度なので、100gは相当な回数ぶんになります。毎日使う習慣がないうちは、15gの瓶を1本使い切ってから大容量に移るほうが無駄が出ません。食べる米ぬかパウダーを調べた記事でも、続くかどうかが分かるまでは小容量から始めるのが結局は安上がりでした。

まとめ

ヒハツの売り場はスーパーのスパイス棚です。エスビー食品の瓶15gが339円(税別)、袋13gが298円(税別)で、原料原産地はどちらもインドネシア。棚で見つからないときは「ロングペッパー」「ヒバーチ」の表記を探します。沖縄で売られている「ピパーツ」は正式名称がヒハツモドキとされる島胡椒で、比嘉製茶の35gは864円(税込)でした。1gあたりで比べると店頭の瓶は約24円、通販の100g袋は約10円です。まず試すなら瓶、続けるなら大容量という順番で選べば、香りが抜けるまで余らせずに済みます。

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