ベビーフットは販売中止ではない|公式に1,760円で現行。国民生活センターの注意喚起は2019年で、銘柄名は公表されていない

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季節の変わり目に思い出して探すと、見つからないことがあります。2026年9月26日にベビーフットの公式サイトを開いたところ、角質ケアのイージーパックは60分タイプも30分タイプも税込1,760円で、通常商品として並んでいました。販売中止ではありません。ただし、この商品を語るときに外せない公的な注意喚起があります。

先に結論

公式サイト(babyfoot.co.jp)に角質ケア・保湿ケア・消臭ケアの3分類で商品が並び、主力のイージーパックは1,760円(税込)。販売元はリベルタで、お客様ダイヤルも公開されています。

「販売中止」の噂と時期が重なるのは、国民生活センターが2019年3月7日に出した「酸を使ったフットケア商品」の注意喚起です。ただしこの発表は対象5銘柄の名前を公表していません。特定の商品を名指しで問題としたものでも、逆に安全だと認めたものでもありません。

公式サイトは使い方の条件をかなり細かく出しています。使用の2日前に毎回パッチテスト、前回から最低1ヶ月あけるなど、読んでから買うほうがよい商品です。

目次

公式サイトは現行、イージーパックは1,760円

まず販売状況です。公式サイトの商品一覧には角質ケアアイテムが並び、パッケージには「削らない角質ケア」「パッチテスト付き」「約60分」「約30分」といった表示が入っています。

ベビーフット公式サイトの角質ケアアイテム(2026年9月26日に商品一覧で確認。価格は税込)
商品位置づけ公式の説明価格
イージーパック 60分タイプ定番・人気ベビーフットを初めて使う方・足裏の角質にお悩みの方1,760円
イージーパック 30分タイプ時短ケアお仕事・子育て等で忙しくなかなか時間が取れない方へ1,760円
イージーパック スイカの香り数量限定じっくりケア。60分タイプと同じ位置づけの香り違い1,760円
イージーパック シンデレラ限定デザイン数量限定コラボ商品。クリスタルローズの香り、オリジナルシールつき1,760円
イージーパック(香り違い各種)数量限定カシス&シャルドネ、ベルガモット、摘みたていちご、フィグティー、さくらなど1,760円
ベビーフット公式サイトの商品一覧ページ。Baby Foot Productsという見出しの下に、赤いパッケージの60分タイプと30分タイプ、黒いFOR MENのパッケージ、チューブ入りのクリームとボトルが並んだ商品写真がある。その下の角質ケアアイテムの欄に、じっくりケアの60分タイプ、時短ケアの30分タイプ、NEWの札が付いたスイカの香りが並び、いずれのパッケージにもパッチテスト付きと表示されている
出典:ベビーフット公式サイト「商品一覧」(2026年9月26日取得)

販売元はリベルタです。公式サイトのサポートページには「リベルタお客様ダイヤル 0120-718-456(お問い合わせ時間 平日9:00〜18:00)」が掲げられ、「ご使用中やご使用後に異常や違和感を感じた場合は、リベルタお客様ダイヤルまでご連絡ください」と案内されています。窓口が生きていることも、商品が続いていることの手がかりになります。

ベビーフット公式サイトのユーザーサポートページ。ベビーフット専任スタッフによるご相談&アドバイスという見出しと、ヘッドセットを着けた女性の写真があり、その下にベビーフットは定期的に使用することで足裏を削らずにキレイにする商品ですという説明、ご使用中やご使用後に異常や違和感を感じた場合はリベルタお客様ダイヤルまでご連絡くださいという注意書き、リベルタお客様ダイヤル0120-718-456という番号が並んでいる
出典:ベビーフット公式サイト「ユーザーサポート」(2026年9月26日取得)

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噂と重なるのは2019年の注意喚起。ただし銘柄名は出ていない

この商品の周りで「販売中止」という言葉が出回った時期と重なるのが、国民生活センターの発表です。日付は2019年3月7日で、タイトルは「酸を使ったフットケア商品-角質ケアをうたった商品で化学やけどやひどい痛みも!-」でした。

国民生活センターの発表内容(2019年3月7日公表。2026年9月26日に発表ページで確認)
項目発表されている内容
きっかけ2018年10月、「医師からの事故情報受付窓口」に化学やけどを負ったという事故情報が寄せられた
相談件数PIO-NETに、2013年度以降の約5年間(2019年1月15日までの登録分)で26件
テスト対象ドラッグストア等で市販されている5銘柄。銘柄名は公表されていない
ヒドロキシ酸合計量は5.2〜12.1%。α-ヒドロキシ酸の合計量がFDAの基準10.0%を超えるものが1銘柄
pH2.4〜4.0。FDAの基準pH3.5を下回るものが3銘柄
消費者へのアドバイス「表示よりも大幅に短い時間から試すようにしましょう」
事業者への要望配合成分や表示の見直し
行政への要望医薬品医療機器等法上の分類等の見直しも含めた検討
国民生活センターの発表ページ。2019年3月7日公表、酸を使ったフットケア商品、角質ケアをうたった商品で化学やけどやひどい痛みもという見出しがあり、ドクターメール箱に寄せられた事故情報、主なテスト結果としてヒドロキシ酸の合計量5.2から12.1パーセント、pHは2.4から4.0、表示等についての指摘、消費者へのアドバイスとして表示よりも大幅に短い時間から試すようにしましょう、事業者への要望、行政への要望、要望先の厚生労働省の各課が並んでいる
出典:国民生活センター「酸を使ったフットケア商品-角質ケアをうたった商品で化学やけどやひどい痛みも!-」2019年3月7日公表(2026年9月26日取得)。元のページに載っている患部の写真2枚は、この画像から外しています。写真を含む全文は上のリンクから確認できます

ここは読み違えやすいところです。この発表は、どの銘柄を調べたかを明らかにしていません。したがって「ベビーフットが問題視された」とも「ベビーフットは安全だと確認された」とも、この資料からは言えません。以前このページには後者の書き方がありましたが、発表資料にそのような記載はないため取り下げました。

公式が出している使用条件は、思ったより多い

安全に関わる部分は、メーカーのQ&Aがいちばん具体的です。読み飛ばされがちな条件がいくつもありました。

ベビーフット公式Q&Aに書かれている使用上の条件(2026年9月26日確認)

  • 使用の2日前に、毎回必ず足の甲でパッチテストを行う。赤みや痒みが出たら使わずに窓口へ連絡する
  • 前回の使用から最低1ヶ月あける。2回連続での使用は肌の負担になる
  • ペディキュア(ジェルネイルを含む)は必ず落としてから使う。変色や剥がれの可能性がある
  • 魚の目・タコを取る商品ではない
  • 使用中は滑りやすいので、なるべく歩き回らない。洗い流すときも転倒に注意する
  • 使用直後から約10日間は、ノンアルコール・ノンオイルの保湿化粧水や保湿ジェルを使う
  • 生理前・中、妊娠中(産前産後)、授乳中はホルモンバランスで肌が敏感になっている可能性があり、特に注意する

パッケージに「パッチテスト付き」と印刷されているのは、この手順を前提にしているからです。国民生活センターの「表示よりも大幅に短い時間から試す」というアドバイスと合わせると、初回は短めに試すという入り方になります。

このページは販売状況を調べたもので、使ってよいかどうかを判断するものではありません。酸を使ったフットケア商品では、化学やけどの事故が公的機関に報告されています。

水虫など足に異常があるとき、糖尿病などで足の感覚や治りに不安があるときは、自己判断で使う前に医師に相談してください。使用中や使用後に異常を感じたら、すぐに洗い流して窓口か専門医に連絡してください。

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30年近いあいだに、中身は何度も変わっている

「昔使ったものと違う」と感じるとしたら、それは正しい可能性があります。公式のヒストリーには、成分も形も価格も変わってきたことが書かれています。

公式サイトのヒストリーに書かれている変遷(2026年9月26日確認)

1997

元祖となる「はいてみたら」誕生。木酢液を主成分とし、通信販売で数か月の大ヒット。当時の価格は7,800円

2005

女性向けにリニューアルし、初代「ベビーフット」誕生。白い立方体のパッケージ、価格2,800円。このころはまだ木酢液

2008

木酢液を抜き、臭いを改善。「ベビーフット・シトラス」を販売。いまにも原型が残る開くパッケージになる

2009

「イージーパック」誕生。ソックスとフットパックとローションを別に使う形から、ジェルローション入りの透明パックへ大幅リニューアル

2012

「イージーパックSPT」発売。浸す時間が2時間から1時間へ短縮

2013

30分タイプ発売。リピーター向けに開発。この年にシリーズ売上500万個突破

2015

シリーズ売上1,000万個突破。世界60か国で販売

注目したいのは2008年の行です。公式が書いているのは「木酢液を抜き、臭いを改善」までで、何に置き換えたかは書かれていません。以前このページは「主成分を木酢液からフルーツ酸へ変更した」と書いていましたが、公式のヒストリーにその記載は見当たりませんでした。

旧本文の説明を一つずつ当て直した

ベビーフットについて旧本文が書いていた内容と、2026年9月26日に確かめた結果

2018年、他社製の類似商品で化学やけどの健康被害が複数報告され、国民生活センターが調査した

年が違う。公表は2019年3月7日。2018年10月なのは事故情報が寄せられた時期で、発表そのものではない

この調査の結果、ベビーフットは安全性に問題がないことが確認された

発表資料にそのような記載はない。対象5銘柄の名前自体が公表されていないため、個別の商品について何かを認めた資料ではない

メーカーが成分や使用方法の再検討を行い、一部商品が一時的に市場から撤退した

裏付けを確認できなかった。公式サイトのニュースやヒストリーに、撤退や販売見合わせにあたる記載は見当たらない

2008年に主成分を木酢液からフルーツ酸へ変更した

公式の記載は「木酢液を抜き、臭いを改善」まで。置き換えた成分名は書かれていない

ベビーフットは現在も販売されている

これは合っている。公式サイトに角質ケア・保湿ケア・消臭ケアの商品が並び、イージーパックは1,760円で購入できる

ドラッグストアのほか、公式のオンラインストアや通販で買えます。60分タイプと30分タイプは価格が同じなので、使える時間で選んで問題ありません。サイズはS・M・Lがあるので足の大きさを確かめてください。

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まとめ:売っている。ただし買う前に読むものがある

持ち帰る5点

  • 公式サイトは現行。イージーパックは60分タイプも30分タイプも1,760円(税込)で並んでいる
  • 販売元はリベルタ。異常を感じたときの窓口は0120-718-456(平日9:00〜18:00)
  • 国民生活センターの注意喚起は2019年3月7日。テスト対象5銘柄の名前は公表されていない
  • 使用の2日前に毎回パッチテスト、前回から最低1ヶ月あける、ペディキュアは落とす——これは公式の条件
  • 2008年に木酢液が抜かれている。昔の記憶と違うと感じるのは、中身が変わっているから

公的機関が注意喚起を出した分野の商品は、「売っているか」と「どう使うか」を分けて調べたほうが安全です。あずきのチカラを調べたときもそうでしたが、メーカーの現行ページと、公的機関の発表は、別々に当たるのが確実な手順です。肌に使うものなら、洗顔料の販売状況を調べた例と同じく、成分の変更履歴まで見ておくと安心できます。

ベビーフットの販売状況と安全情報を確かめた一次情報(2026年9月26日取得)

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