去年まで使っていた象印の加湿器を型番で調べると、公式サイトに「在庫限定品」と出ることがあります。壊れて買い替えたい時期にこの表示を見ると、もう作っていないのかと不安になります。2026年9月26日に象印マホービンの商品情報を確認したところ、加湿器は同じ月に4シリーズが新発売されたばかりでした。
先に結論
象印の加湿器は販売終了していません。公式サイトの生活家電のページには、2026年9月発売のスチーム式加湿器がEE-TC60、EE-DG35・50、EE-RV35・50、EE-MC20と4シリーズ並んでいます。STAN.シリーズのEE-FA50を合わせると、現行の加湿器は5シリーズです。
そのうえで、公式サイトの商品ページには「本製品は季節限定品です。品切れの際はあらかじめご了承ください。」という注記が入っています。冬のあいだに品切れが起きることを、メーカー自身が先に断っている商品です。
型番は毎年1文字ずつ変わります。EE-TA60、EE-TB60、EE-DE35・50、EE-DF35・50、EE-RU35・50、EE-MB20は、いずれも公式サイトに残ったまま「在庫限定品」と表示されていました。これは終売の告知ではなく、在庫がなくなるまでの扱いという意味です。
2026年9月に出たばかりの現行5シリーズ
公式サイトの生活家電のページで加湿器を絞り込むと、NEWの赤いラベルが付いた商品が4つ並びます。どれも2026年9月発売です。
公式の比較表から定格加湿能力と適用床面積を、ヨドバシ.comの販売ページから税込価格とタンク容量を書き出すと次のようになります。価格はいずれも2026年9月26日時点のものです。
| 型番 | 定格加湿能力 | 適用床面積(木造和室/プレハブ洋室) | タンク | ヨドバシ.com価格 |
|---|---|---|---|---|
| EE-TC60 | 600mL/h | 〜10畳(17㎡)/〜17畳(27㎡) | 4.0L | 29,480円 |
| EE-DG50 | 480mL/h | 〜8畳(13㎡)/〜13畳(22㎡) | 4.0L | 27,280円 |
| EE-DG35 | 350mL/h | 〜6畳(10㎡)/〜10畳(16㎡) | 3.0L | 23,980円 |
| EE-RV50 | 480mL/h | 〜8畳(13㎡)/〜13畳(22㎡) | 3.0L | 21,780円 |
| EE-RV35 | 350mL/h | 〜6畳(10㎡)/〜10畳(16㎡) | 2.2L | 18,480円 |
| EE-MC20 | 200mL/h | 〜3畳(6㎡)/〜6畳(9㎡) | 1.8L | 17,380円 |
| EE-FA50(STAN.) | 480mL/h | 〜8畳(13㎡)/〜13畳(22㎡) | 4.0L | 33,000円 |
ヨドバシ.comで「象印 スチーム式加湿器」を検索すると12件が出て、そのうち10件の販売開始日が2026年8月26日でした。EE-TC60は白もソフトブラックも在庫ありで、在庫のある店舗が23店舗と表示されています。棚から消えている状態ではありません。
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公式が「季節限定品」と書いている
象印の加湿器の商品ページには、キャッチコピーのすぐ下に注記が入ります。EE-TC60のページにはこう書かれています。「※本製品は季節限定品です。品切れの際はあらかじめご了承ください。」
冬の入口に出て、冬のあいだに売り切れる。翌年の秋にまた新しい型番で並ぶ。この周期で動いている商品なので、1月や2月に探して見つからないことは珍しくありません。そのタイミングで検索した人が「販売終了したらしい」と書き、それを読んだ人がさらに広げる、という循環が起きやすい商品でもあります。
「在庫限定品」は終売の告知ではない
旧型の型番で調べると、商品ページは消えずに残り、上部の帯が「NEW」から「在庫限定品」に変わっています。2024年発売のEE-TA60がその状態でした。
同じ表示は、EE-TB60、EE-DE35・50、EE-DF35・50、EE-RU35・50、EE-MB20のページにも出ていました。象印は旧型を「販売終了」という言葉では書かず、「在庫限定品」と表示して残しています。言葉の違いは在庫の扱いの違いでもあります。終わったのではなく、作り足さない、という意味です。用語の区別は生産終了・販売終了・終売・休売の違いをまとめた記事に整理しました。
| 系統 | 旧型番 | 現行型番 | 旧型番の表示 |
|---|---|---|---|
| ハイパワー | EE-TA60(2024年)、EE-TB60 | EE-TC60 | 在庫限定品 |
| 長時間加湿 | EE-DE35・50、EE-DF35・50 | EE-DG35・50 | 在庫限定品 |
| ベーシック | EE-RU35・50 | EE-RV35・50 | 在庫限定品 |
| コンパクト | EE-MB20 | EE-MC20 | 在庫限定品 |
| STAN.シリーズ | – | EE-FA50 | 現行のまま(2025年9月発売) |
アルファベットが1文字進むだけなので、手元の説明書に書かれた型番でそのまま検索すると、在庫限定品のページにたどり着きます。同じ性能の現行品はその隣にあるのに、そこまで見ずに終売と判断してしまう。これが最も多い取り違えです。
型番が1文字違うだけの後継機は、通販で並べて比べると分かりやすくなります。適用床面積とタンク容量が同じなら、置き換えても使い勝手はほとんど変わりません。
旧記事に書かれていた話を確かめ直した
旧版の記述と、2026年9月26日に確かめた結果
2024年9月1日にEE-TA60を発売し、それに伴って旧モデルの一部が販売終了となった可能性がある
EE-TA60はすでに2世代前になっている。公式サイトではEE-TB60を経てEE-TC60が現行で、EE-TA60のページは「在庫限定品」の表示に変わっていた
新モデルEE-DE35・EE-DE50は旧モデルEE-DD35・EE-DD50と操作パネルのデザインが違う程度で性能は同等
EE-DE35・50も現在は在庫限定品。この系統はEE-DF35・50を挟んで、いまはEE-DG35・50が現行になっている
需要の急増と供給不足で品薄になり、販売終了と受け取られることがある
品切れが起きること自体はメーカーも認めている。ただし理由は需要の急増ではなく、公式が「季節限定品」と明記している商品設計による。供給不足を示す告知は見当たらなかった
希望小売価格は確認できませんでした。象印の商品ページには「オープン価格の商品は希望小売価格を定めていません」という案内があり、加湿器の価格は掲載されていません。この記事の価格はすべてヨドバシ.comの販売価格です。
どの型番を選べばよいか
部屋の広さから選ぶときの目安(公式の適用床面積による)
リビングなど広い部屋には EE-TC60
定格加湿能力600mL/hで、プレハブ洋室なら17畳まで。7機種の中で唯一600mL/hに届く。運転音が気になりにくいことを公式が売りにしている
寝室に置いて朝まで使うなら EE-DG35・50
長時間加湿タイプという位置づけ。フィルターがなくお手入れが簡単なことを、公式が特長として挙げている
価格を抑えるなら EE-RV35・50
ベーシックタイプ。加湿能力と適用床面積はEE-DGと同じ組み合わせだが、EE-RV35は18,480円とEE-DG35より5,500円安い
子ども部屋や小さな個室には EE-MC20
200mL/hで木造和室3畳・プレハブ洋室6畳まで。タンクは1.8Lと小さく、色はセージグリーンとサンドベージュの2色
どの機種も共通して、100℃まで沸とうさせた蒸気を独自の冷却構造で約65℃まで冷ましてから出す仕組みです。フィルターがなく、フッ素加工の広口容器なので拭くだけで手入れができる、と公式が説明しています。安全面ではチャイルドロック、ふた開閉ロック、転倒湯もれ防止構造の3つが共通の装備です。
買い時と探し方
季節限定品としての1年の動き(公式の発売時期と販売店の表示から)
8月下旬
販売店に新型番が並び始める。2026年はヨドバシ.comの販売開始日が8月26日だった
9月
公式サイトに「NEW ○年○月発売」のラベルが付く。2026年はこの月に4シリーズが出た
冬
需要が集中する時期。公式が「品切れの際はあらかじめご了承ください」と先に断っている
翌年の春以降
公式サイトの表示が「在庫限定品」に変わる。ページは残るが、色の選択肢が減っていく
この流れを知っていれば、探す時期で結果が変わることが分かります。秋の早い時期なら色も選べて在庫もあり、冬の終わりに探すと在庫限定品しか残っていない。同じ商品でも、見に行く月によって「売っている」と「消えた」が入れ替わります。
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まとめ
2026年9月26日に確かめた5点
- 2026年9月にEE-TC60、EE-DG35・50、EE-RV35・50、EE-MC20の4シリーズが新発売。EE-FA50を含めて現行は5シリーズ
- 公式の商品ページに「本製品は季節限定品です。品切れの際はあらかじめご了承ください。」と明記されている
- 旧型番のページは残り、表示が「在庫限定品」に変わる。販売終了という言葉は使われていない
- ヨドバシ.comの検索結果は12件。EE-TC60は在庫あり、在庫のある店舗は23店舗
- 希望小売価格は公式に掲載がない。オープン価格のため、価格は販売店ごとに異なる
季節家電は、年に一度しか棚に出ない代わりに、型番が毎年変わります。手元の機械の型番をそのまま検索すると、たいてい1世代か2世代前のページに当たります。調べるときは型番の最後のアルファベットを1つ進めてみると、現行品のページに着きます。適用床面積とタンク容量が同じなら、同じ役割の後継機です。
象印の加湿器のラインアップを確かめた一次情報(2026年9月26日取得)
- 象印マホービン「生活家電」(加湿器4シリーズの発売時期と適用床面積)
- 象印マホービン「象印のスチーム式加湿器」(定格加湿能力・適用床面積の比較表・季節限定品の注記)
- 象印マホービン「EE-TC60」(2026年09月発売の表示・安全設計)
- 象印マホービン「EE-TA60」(在庫限定品の表示)
- 象印マホービン「EE-DE35・50」(在庫限定品の表示)
- ヨドバシ.com「象印 スチーム式加湿器」検索結果(12件・価格・タンク容量・店舗在庫)

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