早期妊娠検査薬はどこで買える?取扱薬局は全国6,034件、通販に出ないのは医療用だから。第2類は598円から

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妊娠検査薬は、お店のどこに置いてあるかが分かりにくい商品です。レジの前に出ていることもあれば、薬のカウンターの中にしまわれていることもあります。分かれ目は医薬品としての分類で、そこが決まれば売り場も買い方も決まります。生理予定日当日から使える早期タイプにいたっては、そもそも置いてある店が限られます。各社の公式サイトと厚生労働省の資料で確認できたことをまとめました(2026年9月26日確認)。

目次

先に答え:分類で買える場所が決まる

一般的な妊娠検査薬は第2類医薬品です。薬剤師がいなくても登録販売者がいれば売れるので、ドラッグストアやホームセンターの医薬品コーナーに並び、通販でも買えます。カインズの通販サイトで確認できた価格は598円から850円でした。

いっぽう「生理予定日当日から検査ができる」と書かれた早期タイプは医療用体外診断用医薬品という別の分類です。調剤室のある薬局でしか扱えず、通販では買えません。取扱薬局はメーカーが公開していて、全国で6,034件です。

図:分類ごとに買える場所が変わる

第2類医薬品(一般的な妊娠検査薬)

登録販売者がいれば販売できる。ドラッグストア、ホームセンター、スーパー、量販店、通販。598円〜850円

例:P-チェック・S、ドゥーテスト・hCGa、チェックワンS

医療用体外診断用医薬品(早期妊娠検査薬)

調剤室設備のある薬局のみ。通販は不可。棚に出ていないので薬剤師に声をかけて出してもらう

例:チェックワンファスト

第2類の妊娠検査薬は598円から。売り場は医薬品の棚

カインズで確認できた妊娠検査薬(すべて店舗限定)
商品分類価格
ミズホ P-チェック・S 1回用第2類医薬品598円
ロート製薬 ドゥーテスト・hCGa 1回用第2類医薬品598円
ミズホ P-チェック・S 2回用第2類医薬品798円
ロート製薬 ドゥーテスト・hCGa 2回用第2類医薬品798円
アラクス チェックワンS 2回用第2類医薬品850円

注意したいのが「店舗限定」の表示です。カインズの通販サイトに載っていても、カートに入れて取り寄せることはできません。商品ページに出ているのは価格と在庫の目安で、買うのは店頭になります。

カインズの通販サイトで妊娠検査薬を検索した結果。すべての商品名の先頭に店舗限定と表示され、第2類医薬品と第1類医薬品の別と価格が並んでいる
出典:カインズ通販サイト「妊娠検査薬」検索結果。商品名の先頭に分類が書かれている。

1回用と2回用が分かれているのは、検査のタイミングを外したときにやり直せるようにするためです。生理予定日の直後は結果が出にくいことがあるため、メーカーは間隔をあけて再検査することを想定しています。最初から2回用を選んでおくと、買い直しに行かずに済みます。

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早期妊娠検査薬はどこで買える?取扱薬局は全国6,034件

ここが検索で最も多く尋ねられている部分です。生理予定日当日から調べられる「チェックワンファスト」は、ドラッグストアの棚を探しても見つかりません。売っているのは調剤室設備のある薬局です。

そして、探す手段はちゃんと用意されています。製造販売元である株式会社アラクスが、「妊娠診断補助試薬取扱い薬局一覧」というページを公開していて、都道府県や住所、店名から検索できます。

株式会社アラクスの妊娠診断補助試薬取扱い薬局一覧のページ。妊娠診断補助試薬は医療用体外診断用医薬品のため調剤室設備のある薬局で販売していますという説明と、地方別に都道府県のリンクが並ぶ地図が表示されている
出典:株式会社アラクス「妊娠診断補助試薬取扱い薬局 一覧」(2026年9月26日確認)

このページには「妊娠診断補助試薬は医療用体外診断用医薬品のため、調剤室設備のある薬局で販売しています」と明記されています。あわせて「全ての薬局を検索できるものではありません」という断りもあり、掲載時点は2026年3月1日現在と書かれています。載っていない薬局で扱っている可能性は残るということです。

都道府県を選ぶと薬局名・住所・電話番号の一覧が出ます。東京都で調べると6,034件中738件でした。並んでいるのは個人薬局だけではありません。サンドラッグ、ウエルシア、コスモス薬局といったチェーンの名前も入っています。調剤を併設している店舗なら大手でも扱っているということです。

アラクスの妊娠診断補助試薬取り扱い薬局一覧で東京都を選んだ検索結果の画面。6034件中738件が該当しましたと表示され、都道府県名・住所・薬局名・電話番号の表が並んでいる
出典:株式会社アラクス「妊娠診断補助試薬取り扱い薬局一覧」東京都の検索結果(2026年9月26日確認)

行く前に電話で在庫を聞くのが確実です。ページにも「取扱いの詳細、在庫、営業日や営業時間など最新情報については、各薬局にお問い合わせのうえ、ご来店ください」と書かれています。一覧には電話番号が載っているので、そのまま使えます。

株式会社アラクスのチェックワンファストの製品ページ。生理予定日当日から検査ができる妊娠診断補助試薬と書かれ、医療用体外診断用医薬品の表示がある
出典:株式会社アラクス「チェックワンFAST」製品ページ。右下に医療用体外診断用医薬品の表示がある。

製品の仕様も確認しておきます。アラクスの製品ページには「生理予定日当日から検査ができる妊娠診断補助試薬」とあり、朝・昼・夜いつの尿でも検査できること、キャップをして水平に置いて1分待つこと、終了表示部分に赤いラインが出てから判定することが書かれています。生理予定日より前から使えるわけではありません。「早期」という言葉から前倒しで使えると読み取られがちですが、メーカーの記載は当日からです。

なぜ早期タイプだけ通販に出ないのか

理由は商品の性質ではなく、法律上の区分です。厚生労働省が出している「一般用医薬品のインターネット販売について」という資料に、分類ごとの販売方法が図でまとまっています。

厚生労働省の資料にある医薬品の分類と販売方法についての図。改正後は医療用医薬品が対面販売(法律)、要指導医薬品が対面販売、一般用医薬品の第1類・第2類・第3類はいずれもネット販売可と示されている
出典:厚生労働省 医薬食品局総務課「一般用医薬品のインターネット販売について」(平成26年7月)3ページ(2026年9月26日確認)

図の下段が現在の制度です。一般用医薬品は第1類・第2類・第3類とも「ネット販売可」。要指導医薬品と医療用医薬品だけが「対面販売」に置かれています。早期妊娠検査薬は医療用体外診断用医薬品なので医療用の側に入り、通販の対象から外れます。

よく混同されますが、第1類医薬品はネットで買えます。対面でしか買えないのは要指導医薬品と医療用医薬品です。後で出てくる排卵日予測検査薬は第1類なので、通販でも手に入ります。

分類のせいで通販に出てこない商品は他にもあります。同じ構造をマイティアルミファイはどこで売ってる?で、要指導医薬品の例として調べています。

取扱薬局の数は都道府県で10倍以上ちがう

「近くの薬局にあるだろう」と考えてしまいますが、公開されている一覧を都道府県ごとに数えると、地域差がはっきり出ます。

妊娠診断補助試薬の取扱薬局数(多い順・アラクスの一覧から集計)
都道府県件数都道府県件数都道府県件数
東京738岐阜103大分69
大阪501長野102福井62
愛知494石川101徳島57
神奈川485滋賀99福島56
埼玉393三重86香川56
千葉301富山82熊本55
福岡222愛媛81奈良54
兵庫215栃木72山口53
北海道159沖縄37山形34
京都150鹿児島36和歌山33
静岡138長崎35岩手31
新潟130青森30秋田29
広島130高知28山梨27
群馬117佐賀25鳥取20
茨城115宮崎14島根7
岡山107宮城64合計6,034

島根県は7件、宮崎県は14件、鳥取県は20件です。県内に数えるほどしかないので、住んでいる場所によっては片道で相当の距離になります。そういう地域では、生理予定日当日にこだわらず、1週間後から使える第2類の検査薬を近所で買うほうが現実的な場面もあります。

なお、都道府県別の数を足すと6,033件で、一覧の総数として表示される6,034件と1件ずれます。当サイトが数えた範囲ではこの差の理由は分かりませんでした。数字はいずれもアラクスの一覧に表示されたものです。

第2類ならドラッグストアの通販で取り寄せられる

同じ第2類医薬品でも、カインズは店舗限定でしたが、マツキヨココカラオンラインでは注文して配送してもらえます。通常3〜5日以内の発送と表示されていました。店頭で手に取るのが気まずいときは、こちらのほうが気が楽かもしれません。

マツキヨココカラオンラインで買える妊娠検査薬(税込)
商品回数価格
matsukiyo プレセルフ1回用602円
ロート製薬 ドゥーテスト・hCG1回用657円
アリナミン製薬 ハイテスターN1回用855円
アラクス チェックワンS2回用877円
不二ラテックス ウー・マンチェック2回用877円
ロート製薬 ドゥーテスト・hCG2回用877円
matsukiyo プレセルフ3回用1,097円
アリナミン製薬 ハイテスターN2回用1,188円

最も安いのはプライベートブランドの「matsukiyo プレセルフ」で、1回用が602円です。メーカー品のドゥーテスト・hCGとは55円差なので、価格よりも入手のしやすさで選んで差し支えない範囲と言えます。回数で比べると、プレセルフは1回用602円に対して3回用が1,097円なので、1回あたりは366円まで下がります。

ひとつ紛らわしいのが商品名の末尾です。カインズは「ドゥーテスト・hCGa」、マツキヨは「ドゥーテスト・hCG」と書いています。ロート製薬の公式サイトのラインナップに並んでいるのは「ドゥーテスト・hCGa」のほうで、「ドゥーテスト・hCG」という表記は見当たりませんでした。同じ棚の同じ製品を指していても、販売店によって表記が揺れているということです。探すときは末尾まで一致させず、「ドゥーテスト」で見たほうが取りこぼしません。現行のラインナップはロート製薬のドゥーテスト公式ページで確認できます。

人に見られずに買いたいときはオンラインという選択肢もあります。

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排卵日予測検査薬と間違えないようにする

通販サイトで「妊娠検査薬」を検索すると、排卵日予測検査薬も一緒に出てきます。パッケージが似ていて値段だけが大きく違うので、レジまで気づかないことがあります。

2種類の検査薬の違い(カインズの掲示から)
種類調べるもの分類価格の例
妊娠検査薬尿中のhCG第2類医薬品598円〜850円
排卵日予測検査薬尿中のLH第1類医薬品2,880円〜3,780円

排卵日予測検査薬は第1類医薬品なので、購入時に薬剤師からの情報提供が必要です。ただし前の章のとおり、第1類は対面に限られません。ネットでも買えますし、当サイトで各モールを調べたところ、ドゥーテストLHの10回分はAmazon・楽天市場・Yahoo!ショッピングのいずれにも出ていました。カインズで並んでいるのはドゥーテストLH排卵日予測検査スティックタイプ10回分が3,280円、ドゥーテストLH2の7回分が2,880円、アラクス チェックワンLH 10回用が3,780円でした。妊娠を調べたい人が買うものではありません。

アラクスは体外診断用医薬品としての排卵日検査薬を2020年9月30日で販売中止しています

同社の取扱い薬局一覧のページに、2020年9月30日をもって販売を中止し、取扱い薬局の掲出も同日17時で終了したと掲示されています。いま一般用として売られているのは第1類医薬品の「排卵日予測検査薬」で、こちらはドラッグストアや薬局で取り扱いを尋ねてほしい、と案内されています。妊娠診断補助試薬の販売店舗の案内は引き続き行うとも書かれています。

第1類医薬品を店頭で買うときの流れは、ロキソニンはどこで買える?に書いた手順と同じです。

店ごとの取り扱い

公式サイトで確認できた範囲では、ホームセンター2社で結果が分かれました。

公式の通販サイトで調べた結果
店結果買い方
カインズ10件。妊娠検査薬5点と排卵日予測検査薬3点すべて店舗限定。店頭で買う
コーナン「ご指定の条件に一致する商品が見つかりませんでした。」対象商品数0—

図:店頭での売り場の見当

ドラッグストア

医薬品コーナー。妊娠検査薬は生理用品の棚ではなく、薬の棚に置かれていることが多い

ホームセンター(カインズ)

医薬品コーナー。店舗限定なので在庫は店ごとに違う

スーパー・ショッピングモール

医薬品を扱う区画がある店舗のみ。登録販売者の在席時間内でないと買えないことがある

調剤室のある薬局

早期タイプを探しているならここ。棚に出ていないので声をかけて聞く。メーカーの一覧で場所を調べられる

買う前に決めておくこと

図:迷わないための順番

STEP 1

生理予定日を過ぎているかを確認する。過ぎているなら第2類医薬品の一般的な妊娠検査薬で足りる

STEP 2

予定日当日に調べたいなら、メーカーの取扱い薬局一覧で近くの薬局を探し、電話で在庫を聞いてから行く

STEP 3

1回用か2回用かを決める。1回用598円と2回用798円なら、2回用のほうが1回あたりは安い

STEP 4

結果にかかわらず、判断は医療機関で確かめる。検査薬はあくまで診断の補助として作られている

検査キットを扱う店の見つけ方は品目ごとに違います。同じ形で調べたものとしてマイコプラズマ肺炎検査キットどこで売ってる?もあります。

まとめ

一般的な妊娠検査薬は第2類医薬品で、598円から850円。ドラッグストアやカインズの医薬品コーナーにあり、マツキヨココカラオンラインのような通販でも取り寄せられます。カインズは通販サイトに載っていても店舗限定で、コーナンは0件でした。

生理予定日当日から調べられる早期タイプは医療用体外診断用医薬品で、調剤室のある薬局でしか買えません。通販に出ないのは商品の人気の問題ではなく、厚生労働省の資料が示すとおり医療用医薬品が対面販売と定められているからです。

探す手段はあります。アラクスが公開している取扱い薬局の一覧は全国6,034件。ただし東京都の738件に対して島根県は7件と地域差が大きいので、行く前に電話で確かめてください。値段の近い排卵日予測検査薬と取り違えないように、パッケージのLHとhCGの表記も確認しておくと安心です。

この記事で参照した情報

  • 株式会社アラクス「妊娠診断補助試薬取扱い薬局 一覧」https://www.arax.co.jp/d_store/(調剤室設備のある薬局で販売していること、全ての薬局を検索できるものではないこと、2026年3月1日現在という掲載時点、各薬局への問い合わせの案内、都道府県別の件数、総数6,034件、排卵日検査薬の販売中止の掲示)
  • 株式会社アラクス「チェックワンFAST」https://www.arax.co.jp/checkone/fast/(医療用体外診断用医薬品の表示、生理予定日当日から検査ができる妊娠診断補助試薬であること、いつの尿でも検査できること、1分待って判定する操作方法)
  • 厚生労働省 医薬食品局総務課「一般用医薬品のインターネット販売について」平成26年7月https://www.mhlw.go.jp/file/06-Seisakujouhou-11120000-Iyakushokuhinkyoku/sinseido.pdf(医薬品の分類と販売方法の図、一般用医薬品は第1類・第2類・第3類ともネット販売可、要指導医薬品と医療用医薬品は対面販売)
  • ロート製薬「ドゥーテスト」https://jp.rohto.com/dotest/(現行の商品ラインナップの表記)
  • カインズ通販サイト「妊娠検査薬」検索結果https://www.cainz.com/search?q=妊娠検査薬(商品名・分類・価格・店舗限定の表示)

薬局数と価格は2026年9月26日に各公式ページで確認しました。都道府県別の件数は、アラクスの一覧で各都道府県を選んだときに表示された該当件数を当サイトが書き写したものです。この記事は買い方と売り場の案内であり、検査や診断についての助言ではありません。結果の解釈と体調の判断は医療機関にご相談ください。

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