落下の王国の廃盤はなぜ?旧盤は2009年ワーナー盤で販売終了、4K版が2026年7月15日に税込7,040円で発売

当ページのリンクには広告が含まれています。
落下の王国の廃盤と4K版の発売をテーマにしたアイキャッチ。4Kデジタルリマスター UHD+BDのパッケージ写真

『落下の王国』は、2009年に出たBlu-ray/DVDが長く品切れのままで、中古の値段だけが上がっていた作品です。ところが2026年7月15日、4Kデジタルリマスター版のUltra HD Blu-rayとBlu-rayが新しく発売されました。つまり「廃盤で買えない」という前提そのものが、すでに変わっています。旧盤がいつ止まったのか、新しい2種類はどちらを選べばいいのか、中古の旧盤を高い値段で買う意味は残っているのかを、販売元の商品情報と各販売ページの表示で確かめました。金額は2026年9月27日時点のものです。

先に結論

  • 旧盤「ザ・フォール/落下の王国」は2009年2月11日発売、発売元はワーナーエンターテイメントジャパン。ヨドバシ.comでは「販売終了商品」と表示されています。
  • 新しい4K版の発売元はTCエンタテインメントで、旧盤とは別の会社です。発売日は2026年7月15日。
  • 新盤は2種類あります。UHD+BD 2枚組(税込7,040円)とBlu-ray単品(税込6,160円)で、どちらも実売はこれより安く出ています。
  • 旧盤の中古はブックオフオンラインで16,335円。新品の4K Blu-ray単品が5,000円前後で買えるので、値段だけで見れば旧盤を選ぶ理由はほぼ消えました。
  • ディスクを買わない選択もできます。U-NEXTに550円で入っています。一方、Amazonのプライム・ビデオでは「ご利用いただけません」と表示されます。
  • 「なぜ廃盤になったのか」の理由は、旧・新どちらの発売元も公表しているものを確認できませんでした。この記事では推測を書かず、確認できた事実だけを並べます。
目次

いま買える『落下の王国』は3通り。値段の差は3倍以上ある

「落下の王国 廃盤」で調べている人が本当に知りたいのは、たいてい「結局いくら出せば手に入るのか」です。そこで先に、2026年9月27日時点で実際に注文できる経路を並べます。中古だけが高止まりしている状況が、そのまま数字に出ます。

『落下の王国』を手に入れる3つの経路(2026年9月27日時点の表示価格)
経路 商品 状態 いちばん安かった表示価格
新盤・上位 落下の王国 4Kデジタルリマスター UHD+BD 2枚組 新品 5,664円(Amazon)
新盤・単品 落下の王国 4Kデジタルリマスター Blu-ray 新品 4,956円(Amazon)
旧盤 ザ・フォール/落下の王国 Blu-ray 中古 16,335円(ブックオフオンライン)

新品のほうが中古より1万円以上安い、という逆転が起きています。これは中古相場が「もう新品では手に入らない作品」という前提のまま動いていない時期にあたるためで、旧盤の出品価格をそのまま受け入れる必要はありません。上位版と単品版の違いは後の節で詳しく比べます。

旧盤はいつ出て、いつ止まったのか

「廃盤」と呼ばれているのは、2009年に出たワーナーの国内盤です。販売の記録が残っている量販店の商品ページを見ると、発売日と終わり方がはっきり分かります。

ヨドバシ.comの「ザ・フォール/落下の王国 Blu-ray Disc」商品ページ。右上に「販売を終了しました」と表示され、販売開始日2009/02/11(販売終了商品)と書かれている画面キャプチャ
出典:ヨドバシ.com「ザ・フォール/落下の王国(Blu-ray Disc)」商品ページ。希望小売価格5,122円、販売終了時の価格4,220円、販売開始日2009/02/11(販売終了商品)と表示されている。
旧盤「ザ・フォール/落下の王国」Blu-rayの基本情報
項目 内容
発売・販売会社 ワーナーエンターテイメントジャパン
品番 WBA-F3936
販売開始日 2009年2月11日
希望小売価格 5,122円
販売終了時の価格 4,220円(税込)
ディスク構成 1枚・片面一層、1080i
収録時間 4時間28分(本編+映像特典)
現在の扱い 販売終了商品

注目したいのは収録時間です。旧盤の4時間28分には、監督の音声解説、未公開シーン、衣装デザイナー・石岡瑛子のインタビュー、ロケ地の紹介といった映像特典が含まれています。旧盤は特典が薄かったわけではなく、この点は新盤を選ぶ理由にはなりません。新盤を選ぶ理由は別のところにあります。

なお、販売終了そのものの意味の違い(生産終了・販売終了・終売・休売)は、廃盤とは?生産終了・販売終了・終売・休売の違いで整理しています。ディスク規格そのものの動きが気になる人はブルーレイは生産終了?も合わせてどうぞ。

廃盤の理由は公表されているのか

結論から書くと、旧盤の発売元であるワーナーエンターテイメントジャパンからも、新盤の発売元であるTCエンタテインメントからも、販売を終えた理由の説明は見つけられませんでした。ディスクの販売終了は、メーカーが個別に告知しないまま在庫が尽きて終わるのが普通で、この作品だけが特別に説明されているわけではありません。

そのうえで、確認できる事実として次の2つがあります。ひとつは、旧盤と新盤で発売元の会社が変わっていること。もうひとつは、公式サイトが作品の状態をはっきり言葉にしていることです。映画『落下の王国 4Kデジタルリマスター』公式サイトは、冒頭で「2008年の日本公開以来、配信されることなく“幻”とされ続けてきたカルト的ファンタジー」と書いています。ディスクが止まっていただけでなく、配信にも出ていなかったと、権利側が自ら説明している形です。

映画『落下の王国 4Kデジタルリマスター』公式サイトのトップ画面。予告編と、11月21日(金)より新宿武蔵野館ほか全国公開、UHD&Blu-ray 2026年7月15日発売の案内が表示されている画面キャプチャ
出典:映画『落下の王国 4Kデジタルリマスター』公式サイト。トップに予告編、下部に劇場公開の案内とUHD&Blu-rayの発売告知が並んでいる。

旧盤が止まってから4K版が出るまでに起きたこと

  1. 2006年

    ターセム監督が私財を投じて完成させた長編第2作として製作。撮影期間は4年。

  2. 2008年

    日本で劇場公開。公式サイトはこの年を起点に「配信されることなく“幻”とされ続けてきた」と書いている。

  3. 2009年2月11日

    ワーナーから国内盤Blu-ray/DVDが発売。これが後に「廃盤」と呼ばれる盤。

  4. 2024年

    第77回ロカルノ国際映画祭で、4Kデジタルリマスター版がワールドプレミア上映。

  5. 2025年11月21日

    4Kデジタルリマスター版が日本でリバイバル公開。新宿武蔵野館、ヒューマントラストシネマ有楽町、Bunkamura ル・シネマ 渋谷宮下、グランドシネマサンシャイン池袋ほか。配給はショウゲート。

  6. 2026年7月15日

    TCエンタテインメントからUHD+BD 2枚組とBlu-ray単品が発売。劇場公開版でカットされていたシーンが追加されている。

この流れを見ると、「廃盤になった理由」より「17年ぶりに出し直された理由」のほうが、はっきり跡をたどれます。劇場での再公開が先にあって、その後にディスクが出た、という順番です。

2026年7月15日に出た2種類。どちらを買うか

新盤は同じ日に2つ出ています。名前が似ているので、注文画面で取り違えやすいところです。品番とJANコードまで並べて比べます。

松竹ストア 松竹DVD倶楽部の「落下の王国 4Kデジタルリマスター UHD+BD」商品ページ。税込7,040円、商品コードTCBD01939、JANコード4571519942045、発売日2026/07/15、在庫状況「残りわずか」と表示されている画面キャプチャ
出典:松竹ストア 松竹DVD倶楽部「落下の王国 4Kデジタルリマスター UHD+BD」。封入特典としてアウターケース仕様・24Pブックレット・ポストカードが記載されている。
UHD+BD 2枚組とBlu-ray単品の比較(発売元の商品情報と各販売ページの表示)
項目 UHD+BD 2枚組 Blu-ray単品
商品コード TCBD01939 TCBD01940
JANコード 4571519942045 4571519942052
税込価格(松竹ストア) 7,040円 6,160円
封入特典 アウターケース仕様/24Pブックレット/ポストカード ポストカード
必要な再生機 Ultra HD Blu-ray対応機(同梱のBlu-rayは通常機で再生可) 通常のBlu-ray再生機
Amazon 5,664円 4,956円
楽天ブックス 5,813円 5,006円
Yahoo!ショッピング 6,061円 5,408円
松竹ストアの在庫 残りわずか 在庫がありません

価格差は約880円です。ここで効いてくるのが封入特典で、上位版だけにアウターケースと24ページのブックレットが付きます。映像特典そのものは、公式の商品情報に「予告編以外の映像はBlu-rayディスクに収録」と書かれているため、2枚組を買った場合もBlu-ray側で見る形になります。

もうひとつ、どちらにも共通する新盤だけの中身があります。オリジナルの劇場公開版でカットされていたシーンが追加されていることです。追加された約2分のディレクターズ・カット部分については、吹替音声を新たに補完して収録したと発売元が説明しています。旧盤を持っている人にとっても、これは買い直す理由になり得ます。

UHD版は再生機を選ぶ。手持ちの機械で再生できるか先に確かめる

ここが一番つまずきやすいところです。Ultra HD Blu-rayは通常のBlu-rayプレーヤーでは再生できません。Yahoo!ショッピングの商品名にも「UHDBD※専用プレーヤーが必要です」と入っているほどで、買ってから気づくと、せっかくの上位版が箱のままになります。

どちらを選ぶかの分かれ道

Ultra HD Blu-ray対応機を持っている

UHD+BD 2枚組を選ぶ。4K画質とブックレットの両方が手に入り、通常のBlu-rayも同梱されている。

Blu-rayプレーヤーだけ持っている

Blu-ray単品で十分です。追加シーンも映像特典も、こちらで見られます。約1,200円安く済みます。

今後4K環境をそろえるつもり

2枚組を買っておく手はあります。ただし再生機は4万円台からで、ディスク代より高くつく点は先に見ておきましょう。

再生機を新しく買う場合、家庭用のUltra HD Blu-ray対応プレーヤーは、2026年9月27日時点で4万4,000円前後から並んでいます。ディスク1枚のために用意する金額ではないので、「他にも4Kで見たいタイトルがあるか」を先に数えてから決めるのが現実的です。テレビやゲーム機に内蔵されたディスクドライブで再生するつもりの人は、その機種の仕様表に「Ultra HD ブルーレイ」の記載があるかを先に確かめてください。「4K対応」とだけ書かれていても、それは映像出力の話で、Ultra HD Blu-rayディスクを読めることとは別です。

中古の旧盤を買う意味は、まだ残っているか

新盤が出た今でも、旧盤の中古は高い値段のまま出品されています。ブックオフオンラインの出品は楽天市場・Yahoo!ショッピングのどちらでも16,335円でした。いっぽうAmazonの旧盤ページには4,455円の出品が出ています。同じ商品で3倍以上の開きがあり、相場がまだ落ち着いていないことが分かります。

旧盤中古と新盤新品の価格差(2026年9月27日時点)
買うもの 状態 表示価格 追加シーン 4K収録
旧盤(ブックオフオンライン) 中古 16,335円 なし なし
旧盤(Amazonの出品) 中古ほか 4,455円 なし なし
新盤 Blu-ray単品 新品 4,956円 あり なし(HD)
新盤 UHD+BD 2枚組 新品 5,664円 あり あり

値段と中身の両方で見ると、旧盤を1万6,000円で買う理由は見当たりません。旧盤を選ぶ理由が残るのは、当時のジャケットやパッケージそのものが欲しい場合に限られます。逆に「安く本編を見たいだけ」なら、Amazonの旧盤出品より新盤単品のほうが500円ほど高いだけで、追加シーンが付いてきます。

中古ディスクを買うときは、盤面の傷と付属品の有無を必ず商品説明で確認してください。中古ソフトの探し方は中古CDはどこで買う?でも扱っています(ブックオフ・ゲオ・TSUTAYAの扱いの違い)。

ディスクを買わずに観る方法はあるか

「一度観られればいい」なら、配信のほうが安く済みます。ただし、どのサービスにも入っているわけではありません。主要な2サービスを実際に検索した結果は、はっきり分かれました。

U-NEXTで「落下の王国」を検索した結果の画面キャプチャ。ビデオとの一致1件として「落下の王国 4Kデジタルリマスター」が550円・字幕付きで表示されている
出典:U-NEXT 検索結果。「落下の王国」でビデオ1件が一致し、550円(ポイント)・字幕の表示が出ている。
配信サービスでの取り扱い(2026年9月27日時点で検索した結果)
サービス 取り扱い 条件
U-NEXT あり(1件) 「落下の王国 4Kデジタルリマスター」550円、字幕
Amazon プライム・ビデオ なし 検索結果に「落下の王国 はPrime Videoでご利用いただけません」と表示される

550円で本編を確認してから、気に入ればディスクを買う、という順番も取れます。ただし配信は権利期間で入れ替わるものなので、手元に残しておきたい作品なら、在庫があるうちにディスクを押さえるほうが確実です。実際、松竹ストアではBlu-ray単品がすでに「在庫がありません」、2枚組も「残りわずか」の表示になっています。

よくある質問

落下の王国は本当に廃盤だったのですか。
2009年発売の旧盤については、ヨドバシ.comが「販売終了商品」と表示しています。ただし2026年7月15日に4Kデジタルリマスター版が新しく発売されたため、いま作品そのものが買えない状態ではありません。
廃盤になった理由は公表されていますか。
旧盤の発売元(ワーナーエンターテイメントジャパン)、新盤の発売元(TCエンタテインメント)のいずれからも、販売終了の理由の説明は確認できませんでした。インターネット上には理由を断定する記事がありますが、出どころのある説明は見つかっていません。
旧盤と新盤で内容は違いますか。
違います。新盤には、オリジナルの劇場公開版でカットされていたシーンが追加されています。追加分(約2分)は吹替音声も新たに補完して収録されたと発売元が説明しています。
4K版を買えば必ず4K画質で見られますか。
UHD+BD 2枚組のUltra HD Blu-rayディスクを、Ultra HD Blu-ray対応の再生機で再生した場合に限ります。Blu-ray単品にはUltra HD Blu-rayディスクは入っていません。
DVDは出ていますか。
2026年7月15日に発売されたのは、UHD+BD 2枚組とBlu-ray単品の2種類です。同じ日にDVDが発売されたことは確認できませんでした。2009年の旧盤にはDVD(特別版)もありましたが、現在の取り扱いは販売店ごとに異なるため、購入前に各ページの在庫表示をご確認ください。
いつまで買えますか。
期限は公表されていません。ただし発売から2か月あまりで、松竹ストアではBlu-ray単品が在庫切れ、2枚組が「残りわずか」の表示になっています。旧盤と同じ道をたどる可能性は否定できないので、欲しい人は在庫のある販売店で早めに確保するのが無難です。

出典

  • 映画『落下の王国 4Kデジタルリマスター』公式サイトhttps://rakkanooukoku4k.jp/(「2008年の日本公開以来、配信されることなく“幻”とされ続けてきた」との記載、13の世界遺産・24ヵ国以上のロケーション、劇場公開の告知)
  • 松竹ストア 松竹DVD倶楽部「落下の王国 4Kデジタルリマスター UHD+BD」https://store.shochiku.co.jp/shop/g/gTCBD01939/(商品コードTCBD01939、JAN 4571519942045、発売日2026/07/15、税込7,040円、在庫状況、封入特典、発売・販売元TCエンタテインメント)
  • 松竹ストア 松竹DVD倶楽部「落下の王国 4Kデジタルリマスター(Blu-ray)」https://store.shochiku.co.jp/shop/g/gTCBD01940/(商品コードTCBD01940、JAN 4571519942052、税込6,160円、在庫がありません、封入特典ポストカード、追加シーンと吹替音声の補完収録、ロカルノ国際映画祭でのワールドプレミア)
  • ヨドバシ.com「ザ・フォール/落下の王国(Blu-ray Disc)」https://www.yodobashi.com/product/100000009000561244/(販売開始日2009/02/11、販売終了商品、希望小売価格5,122円、販売終了時の価格4,220円、発売・販売会社ワーナーエンターテイメントジャパン、品番WBA-F3936、収録4時間28分)
  • ヨドバシ.com「落下の王国 4Kデジタルリマスター(UltraHD Blu-ray)」https://www.yodobashi.com/product/100000009004236753/(希望小売価格7,040円、販売価格6,040円、在庫あり)
  • U-NEXT 検索結果「落下の王国」https://video.unext.jp/freeword?query=落下の王国(ビデオとの一致1件、550円、字幕)
  • Amazon プライム・ビデオ 検索結果「落下の王国」https://www.amazon.co.jp/s?k=落下の王国&i=instant-video(「落下の王国 はPrime Videoでご利用いただけません」の表示)
  • 映画.com「落下の王国 4Kデジタルリマスター」https://eiga.com/movie/104560/(劇場公開日2025年11月21日、配給ショウゲート、製作2006年、120分)

価格・在庫は2026年9月27日に各販売ページで表示されていたものです。通販各社の販売価格は出品者や時期で変わり、メーカー希望小売価格は実売価格を保証するものではありません。注文前に各ページの表示をご確認ください。旧盤の中古価格は出品1件の表示で、中古市場の相場を示すものではありません。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

コメント

コメントする

目次