全国百貨店共通商品券はどこで買える?売り場は加盟百貨店の商品券サロンで現金のみ、券は1,000円券と10,000円綴の2つ。17社の発行分は使えない

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全国百貨店共通商品券はどこで買える? 1,000円券と商品券綴10,000円の見本券

贈答に使う全国百貨店共通商品券は、金券ショップやフリマアプリでも見かけますが、額面どおりの新しい券を正規に買えるのは加盟百貨店の売り場だけです。2026年11月3日に日本百貨店協会と髙島屋の公式情報を読み、買える場所、券の種類、支払い方法に加えて、見落とすと損をする「使えなくなった発行元」まで確認しました。協会の注意事項には、2026年9月1日改訂として17社の発行分が使えないことが明記されています。うち秋田県大仙市のタカヤナギ発行分は、未使用券の払戻し申出が2026年12月31日で締め切られます。

2026年11月3日に公式情報で確認できたこと

買う場所
加盟百貨店の商品券売り場。日本橋髙島屋なら本館8階の商品券サロン
券の種類
1,000円券の単券と、1,000円券が10枚つづりの「全国百貨店共通商品券綴 10,000円」
支払い
髙島屋の案内は「現金のみの販売となります」
使える店
北海道から沖縄まで、全国の百貨店等 約500店
注意
17社が発行した共通商品券は使えない(2026年9月1日改訂)。タカヤナギ発行分の払戻しは2026年12月31日まで
目次

買えるのは加盟百貨店の商品券売り場。券種は1,000円券と10,000円の綴の2つ

共通商品券は、日本百貨店協会に加盟する百貨店が、それぞれ発行元となって売っています。日本橋髙島屋の公式ページは「本館8階商品券サロンにて販売しております」と場所を明記したうえで、全国百貨店共通商品券について「1,000円券のみ(単券)」「全国百貨店共通商品券綴 10,000円」の2つを選べる金額として示しています。綴は1,000円券が10枚入ったものです。支払いは「現金のみの販売となります」と書かれています。

日本橋髙島屋の商品券サロンで扱う主な商品券(2026年11月3日に公式サイトで確認)
商品券の名前 選べる金額 使える範囲 支払い方法
全国百貨店共通商品券 1,000円券のみ(単券)/綴10,000円 北海道から沖縄まで全国の百貨店 現金のみ
高島屋商品券 1,000円券・5,000円券・10,000円券 高島屋各店 現金のみ
タカシマヤギフトカード 500円から100,000円まで500円単位 電子マネー型のギフト 現金のみ
百貨店ギフトカード 5,000円・10,000円・20,000円・30,000円・50,000円 全国の取扱百貨店(一部除く) 現金のみ
日本橋高島屋の商品券案内ページの画面。本館8階商品券サロンにて販売と書かれ、高島屋商品券と全国百貨店共通商品券の券面見本が並び、全国百貨店共通商品券は1,000円券のみ(単券)と商品券綴10,000円が選べる金額として示されている
日本橋髙島屋の商品券案内。全国百貨店共通商品券の見本券と、1,000円券・10,000円綴という金額の選択肢が載っている(2026年11月3日に表示)。

金額の刻みが1,000円だけなので、たとえば3万円分を贈るなら綴を3つ買う形になります。額面の大きい1枚で渡したいなら、同じ売り場にあるカード型の百貨店ギフトカードのほうが向いています。商品券全般の売り場を横断して探すなら商品券どこで買う?も参考になります。

使えるのは全国の百貨店等 約500店。百貨店以外にスーパーやホテルも入っている

日本百貨店協会は「共通商品券は、北海道から沖縄まで、全国の百貨店等約500店でご利用いただけます」と案内しています。この「等」が曲者で、ご利用店舗一覧には百貨店のほかに、スーパー、商業施設、宿泊施設が含まれています。贈る相手の生活圏に百貨店が無くても、使い道がある場合があります。

ご利用店舗一覧に載っている百貨店以外の区分と、掲載されている例(2026年11月3日に確認)
区分 一覧に載っている例
スーパー 阪急オアシス、イズミヤ(一部店舗・専門店を除く)、スーパーマーケットKINSHO、ハーベス(食品専門館)、天満屋ストア、山形屋ストア(鹿児島・宮崎)、鶴屋フーディワン各店、タカヤナギ グランマート
宿泊施設 東急ホテルズ(一部施設除く)、金沢ニューグランドホテル、ANAホリディ・イン金沢スカイ、水戸京成ホテル、筑波山京成ホテル、京成ホテル ミラマーレ、せとうち児島ホテル、ホテルリマーニ
その他商業施設 カインズFC 甲府昭和店(岡島)、ケーズデンキ塩山店(岡島)、洛北阪急スクエア(一部テナントを除く)、ウィング高輪・ウィング新橋・ウィング久里浜(いずれも一部店舗を除く)
日本百貨店協会の全国百貨店共通商品券ページの画面。共通商品券は北海道から沖縄まで全国の百貨店等約500店で利用できるという案内文と、日本地図から地区を選ぶご利用店舗一覧が表示されている
日本百貨店協会の共通商品券ページ。約500店という数字と、地区ごとのご利用店舗一覧の入口が置かれている(2026年11月3日に表示)。

一覧は地区ごとに畳まれていて、店名のあとに「一部店舗を除く」「一部テナントを除く」と添えられている箇所があります。贈る前に相手の最寄り店を一覧で引き、除外条件が付いていないかを見ておくと確実です。

17社が発行した共通商品券は使えない。券面の発行元を先に見る

共通商品券は、どの百貨店で買っても同じ見た目に見えますが、券面には発行元の社名が入っています。そして日本百貨店協会は注意事項で、「下記百貨店(17社)が発行していた共通商品券につきましては、ご利用できませんので、ご注意ください。(2026年9月1日改訂)」として、発行元を名指しで並べています。手元に古い券があるなら、使う前に発行元を確かめてください。

日本百貨店協会の注意事項に載っている、利用できない共通商品券の発行元17社(2026年9月1日改訂、2026年11月3日に確認)
発行元 所在地 協会が付記している内容
(株)タカヤナギ 秋田県大仙市 未使用券の払戻申出期間:2026年9月1日〜2026年12月31日
(株)ヤナゲン 岐阜県大垣市 記載なし
(株)福岡玉屋 福岡県福岡市 記載なし
(株)一畑百貨店 島根県松江市 記載なし
(株)プランタン銀座 東京都中央区 記載なし
(株)藤丸 北海道帯広市 記載なし
(株)中合 福島県福島市 記載なし
(株)大沼 山形県山形市 記載なし
(株)小倉玉屋 福岡県北九州市 記載なし
(株)諏訪丸光 長野県諏訪市 記載なし
(株)中三 青森県青森市 記載なし
大浦(株)(店名:都城大丸) 宮崎県都城市 (株)大丸松坂屋百貨店の大丸とは関係ありません
(株)松屋((株)松屋友の会) 福岡県大牟田市 東京銀座・浅草の(株)松屋とは関係ありません
(株)松菱 静岡県浜松市 (株)津松菱(三重県津市)とは関係ありません
(株)大黒屋 福島県いわき市 記載なし
(株)丸正 和歌山県和歌山市 記載なし
(株)上野百貨店 栃木県宇都宮市 記載なし

同名の別会社と取り違えないよう、協会自身が3社について「関係ありません」と注記を添えている点にも注意してください。都城大丸は大丸松坂屋百貨店の大丸とは別、福岡県大牟田市の松屋は東京銀座・浅草の松屋とは別、静岡県浜松市の松菱は三重県津市の津松菱とは別です。

手元の券が今も使えるかを確かめる3つの見どころ

CHECK 1

券面の発行元の社名

共通商品券には発行元の社名が印刷されている。上の17社に入っていないかを先に見る。百貨店の名前が入っていても、発行元が別会社のことがある。

CHECK 2

使いたい店が一覧にあるか

ご利用店舗一覧は地区ごとに分かれている。協会は「取扱百貨店は、契約の新規締結や終了等によって、増減することがあります」と約款で断っている。

CHECK 3

買おうとしている物が対象か

商品券、ギフトカード、印紙、切手、ハガキその他取扱百貨店が指定したものには使えない。贈答用の切手シートなどを買う用途には向かない。

券の有効性は「発行元」「店」「買う物」の3点で決まる。1つでも外れると使えない。

タカヤナギ発行分は2026年12月31日で払戻しの受付が終わる

17社のうち、タカヤナギ発行分だけは期限つきの払戻しが進行中です。日本百貨店協会のお知らせ(2026年8月27日更新)は、「㈱タカヤナギ(秋田県大仙市)発⾏『全国百貨店共通商品券』につきましては、2026年9⽉1⽇より12⽉31⽇までの期間、資⾦決済に関する法律に基づき、払戻しが⾏われます」と告知し、続けて「2026年9⽉1⽇以降、取扱店舗におけるご利⽤はできませんので、ご注意ください」としています。

日本百貨店協会のお知らせページの画面。タカヤナギ発行の全国百貨店共通商品券について、2026年9月1日より12月31日までの期間に資金決済に関する法律に基づき払戻しが行われること、9月1日以降は取扱店舗で利用できないこと、払戻し窓口の電話番号と受付時間が書かれている
日本百貨店協会のお知らせ。払戻し窓口の電話番号(0187-63-1234)と、受付時間が午前10時から午後5時、土曜・日曜・祝日を除くことまで示されている(2026年11月3日に表示)。

券面の発行元がタカヤナギかどうかで、取るべき行動が分かれる

タカヤナギ発行の券を持っている

2026年9月1日以降は店で使えない。協会が案内する払戻し窓口(電話0187-63-1234)へ、2026年12月31日までに申し出る。受付は午前10時から午後5時、土曜・日曜・祝日を除く。

発行元が別の会社の券を持っている

ご利用店舗一覧に載っている店で通常どおり使える。協会の一覧には、2026年11月3日時点でもタカヤナギ イーストモールとタカヤナギ グランマートが掲載されている。使えなくなったのは「タカヤナギが発行した券」であって、同社の店舗で他社発行の共通商品券が使えなくなったわけではない。

発行元と取扱店は別の話。社名が同じでも、券面の発行元を見ないと判断できない。

約款に書いてあること。換金はできず、買えない物がある

共通商品券の扱いは、日本百貨店協会が公開している「全国百貨店共通商品券ご利用約款」(2022年11月1日から適用)で決まっています。読者の判断に直接かかわる条文を抜き出すと、次のようになります。

ご利用約款のうち、使う前に知っておきたい条文(2026年11月3日に公式サイトで確認)
条 見出し 内容
第2条 共通商品券が利用できる場合 券面記載の金額で代金の支払いに使える。ただし商品券、ギフトカード、印紙、切手、ハガキその他取扱百貨店が指定した商品等には使えない
第3条 共通商品券が利用できない場合1 ミシン線に沿って切り取られているとき、破損などで証票番号の照合ができないとき、毀損したときは使えない
第5条 共通商品券が毀損した場合等 毀損・破損・汚損しても再交付はしない。盗難・紛失・滅失による損失について発行元は責任を負わない
第7条 換金の禁止 返品および現金との引換えはできない
第9条 発行保証金の還付 発行元は資金決済に関する法律に定める割合で保全措置を講じている。発行元の破産等ですべての取扱百貨店で使えなくなったときは、財務(支)局へ一定期間内に申し出て還付を受けられる制度がある
日本百貨店協会の全国百貨店共通商品券ご利用約款ページの画面。第1条から第6条までが表示され、第2条に商品券、ギフトカード、印紙、切手、ハガキその他取扱百貨店が指定した商品等には利用できないと書かれている
全国百貨店共通商品券ご利用約款。第3条と第4条には、券が使えなくなる場合が具体的に並んでいる(2026年11月3日に表示)。

第9条が示すとおり、発行元が破産などで支払えなくなったときの最後の受け皿は財務(支)局への還付申出です。ただし申し出には期間があり、還付手続の開始は官報等で公示されます。贈られた券を何年も引き出しにしまっておくと、この公示を見落とします。

ミシン線の扱いも見落としやすい点です。綴のまま保管して、使うときに窓口で切り離してもらう運用が安全です。自分でミシン線に沿って切り取った券は、第3条により使えなくなることがあります。

カード型の「百貨店ギフトカード」とは何が違うのか

同じ売り場に、紙の共通商品券とよく似た用途のカードが並んでいます。日本百貨店協会が案内している「百貨店ギフトカード」です。金額の刻みと残高の確認方法が大きく違います。

全国百貨店共通商品券と百貨店ギフトカードの違い(2026年11月3日に日本百貨店協会の公式情報で確認)
比べる点 全国百貨店共通商品券 百貨店ギフトカード
形 紙の券 カード(4色から選べる)
金額 1,000円券と、1,000円券10枚の綴10,000円 5,000円・10,000円・20,000円・30,000円・50,000円の5種類
上限 綴を複数買えば金額は積める 発行上限金額は5万円
有効期限 協会の案内に期限の記載なし 「ご利用の有効期限はございません」と明記
残高の確認 券面の額面がそのまま レシート、インターネット、取扱店内、フリーダイヤル0120-814200の4通り
使える範囲 全国の百貨店等 約500店 全国の取扱百貨店(利用できない百貨店がある)

紙の券は、もらった側が金額を一目で把握できる代わりに、1,000円単位でしか刻めません。カードは1枚で5万円まで持てますが、残高がカードに印字されないため、使いかけの残額を確認する手間があります。贈る相手が百貨店をよく使うかどうかで選ぶと迷いません。ほかの金券と比べたいときはJCBギフトカードはどこで買える?やおこめ券はどこで買える?も読めます。

よくある質問

Q. 通販で買えますか。
A. 日本百貨店協会の共通商品券ページには通販の案内はありません。日本橋髙島屋の案内は売り場での販売と現金払いを示しています。通販サイトに出ている共通商品券は、発行元ではなく第三者が出品しているもので、額面を上回る価格が付いていることがあります。

Q. おつりは出ますか。
A. ご利用約款には、おつりについての条文がありません。あるのは第7条の「返品および現金との引換えはできません」という定めです。実際の扱いは取扱百貨店ごとに決まるため、使う店のレジで確認してください。

Q. 有効期限はありますか。
A. 日本百貨店協会の共通商品券ページとご利用約款に、期限の定めは書かれていません。ただし発行元が17社のように取扱いを終えることがあり、その場合は期限つきの払戻しに切り替わります。期限が無いことと、いつまでも使えることは別です。

Q. 切手や印紙は買えますか。
A. 買えません。約款第2条が、商品券、ギフトカード、印紙、切手、ハガキその他取扱百貨店が指定した商品等の支払いには使えないと定めています。

Q. 百貨店が無い地域でも使えますか。
A. ご利用店舗一覧にはスーパー、宿泊施設、商業施設も含まれています。阪急オアシスやイズミヤ、天満屋ストア、東急ホテルズなどが載っています。相手の生活圏に掲載店があるかを一覧で確かめてください。

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