年賀はがきはどこで買える?2027年用は11月2日発売、80円〜340円の券種と売り場を日本郵便の発表で確認

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年賀はがきはどこで買える? 郵便局のプリントサービスの年賀状2027年キャンペーン特集の画面を添えたアイキャッチ

秋の気配が出てくると、そろそろ年賀状のことが頭をよぎります。ところが郵便局へ寄ってみても、9月の窓口に年賀はがきは並んでいません。売り場を探して空振りするのは、まだ売っていないからです。日本郵便は2026年8月31日に、2027(令和9)年用の年賀はがきをいつ・いくらで・どこで売るかをすでに公表しています。そこに書かれている日付を押さえておけば、無駄足を踏まずに済みます。

2027(令和9)年用でおさえる数字
販売開始
2026年11月2日(月)9:00から。終わりは2027年1月15日(金)です。
売価
無地とインクジェット紙は85円、寄付金付絵入りは90円、広告付は80円、四面連刷は340円。
買える場所
全国の郵便局などと、郵便局のネットショップ内「切手・はがきストア」。ネットショップの受付は10月26日(月)開始です。
当初発行枚数
5.6億枚。前年(7.5億枚)の約74.3%まで減ります。
今年動いた日付
引受開始が12月20日、元日に届けるための差出目安が12月27日、販売終了が1月15日へ繰り下がりました。
目次

9月の郵便局にはまだ並んでいない

年賀はがきは、年じゅう店頭にある商品ではありません。売られている期間が決まっていて、その外側では窓口に在庫がそもそも置かれていません。2027年用については、日本郵便のプレスリリースが販売期間を明記しています。郵便局などでの販売は2026年11月2日(月)の9時から始まり、2027年1月15日(金)で終わります。つまり9月から10月にかけては、探しても見つからないのが正常な状態ということになります。

特設サイトの「郵便年賀.jp」も同じ足並みです。アクセスすると、2027年用サイトは2026年11月2日に公開予定という案内だけが表示され、デザインテンプレートも商品一覧もまだ置かれていません。はがきの販売開始と特設サイトの開設が同じ日にそろえられている、という作りです。

郵便年賀.jpの公式サイトの画面キャプチャ。2027年用サイトは2026年11月2日に公開予定という案内が表示されている
出典:郵便年賀.jp「2027年用サイト 公開予定のお知らせ」。特設サイトの公開もはがきの発売日と同じ11月2日。

この時期に動かせるものが何も無いかというと、そうではありません。印刷を頼む窓口だけは先に開いています。順番としては、印刷の申し込みが9月、四面連刷の前売りが10月13日、ネットショップの受付が10月26日、そして店頭販売が11月2日、という並びになります。

2026年9月1日郵便局の年賀状印刷サービス、カタログとWebの申し込み受付開始
2026年10月13日四面連刷の前売渡し開始(原則として印刷会社向け)
2026年10月26日郵便局のネットショップ「切手・はがきストア」で注文受付開始
2026年11月2日 9:00全国の郵便局などで年賀はがきの販売開始/郵便年賀.jpが公開/年賀切手も同日発行
2026年12月20日年賀郵便の引受開始
2026年12月27日元日に届けるための差出日の目安
2027年1月13日ネットショップの注文受付終了
2027年1月15日年賀はがき・年賀切手の販売終了

買える場所は大きく分けて3つある

販売が始まったあと、実際に手に入れる経路は3通りです。プレスリリースに名前が挙がっているのは郵便局とネットショップの2つで、印刷まで含めるとプリントサービスが加わります。それぞれ、買える券種も単位も違います。

経路 扱う期間 買える単位 扱う券種
郵便局の窓口 2026年11月2日9:00〜2027年1月15日 1枚から 全券種(地方版と広告付は販売地域が限られる)
切手・はがきストア 2026年10月26日〜2027年1月13日 10枚単位 無地、無地(インクジェット紙)、寄付金付絵入り(全国版・地方版)、一部の広告付
郵便局のプリントサービス 2026年9月1日〜2027年1月15日18時(Web申し込み) 印刷の注文単位 印刷済みの年賀状として受け取る

窓口が一番自由度が高く、1枚でも、くぼみ入りのような特殊な券種でも相談できます。一方で、家から出ずに手に入れたいならネットショップですが、こちらは10枚単位という縛りと送料が付いてきます。金額の違いは後の節で計算します。

券種は6つ、値段は80円から340円まで開いている

「年賀はがきは1枚85円」と覚えている人は多いはずです。実際、いちばん出回る無地とインクジェット紙は85円です。ただ、これは全体の一部でしかありません。別紙として公開されている券種一覧を見ると、6種類の年賀はがきと2種類の寄付金付絵入りがあり、売価は80円から340円まで分かれています。

種類 売価 当初発行枚数 どういうものか
無地 85円 8,290万枚 いちばん基本の形。自分で書く、または家庭のプリンタで刷る
無地(くぼみ入り) 85円 5万枚 おもて面の左下に半円のくぼみがあり、上下・表裏を手で区別できる
無地(四面連刷) 340円 2億344万枚 4枚を田型につないだもの。主に印刷会社の大量印刷用
無地(インクジェット紙) 85円 2億5,175万枚 家庭用インクジェットプリンタでの印刷に向いた紙質
広告付(5種類) 80円 53万枚 企業広告が入る代わりに1枚5円安い。地域限定の販売
オリジナル用(四面連刷) 340円 67万枚 こちらも大量印刷向けの連刷タイプ
寄付金付絵入り(全国版) 90円 1,076万枚 通信面に絵柄入り。1枚につき5円が寄付金になる
寄付金付絵入り(地方版・23種類) 90円 583万枚 地域の風物を描いた絵柄。それぞれ販売地域が限られる

枚数の内訳を見ると、量が多いのは四面連刷とインクジェット紙です。連刷は印刷会社が刷って店頭に並べる年賀状の材料になるので、消費者がそのまま買う形とは限りません。窓口で個人が1枚単位で買うのは、たいてい無地かインクジェット紙、または絵柄の入った寄付金付ということになります。

寄付金付を選ぶと、85円ではなく90円になります。差の5円が寄付金として集められ、社会福祉や災害支援、環境保全などの事業に使われます。2026年用の販売では、この仕組みで約1.1億円が集まったとされています。絵柄がほしいかどうかだけでなく、5円の使われ方で選ぶ人もいる、という券種です。

四面連刷は10月13日から前売りが始まりますが、この期間の購入は原則として印刷会社向けです。個人が買えるのは、ほかの券種と同じ11月2日からになります。差し出すときは必ず4枚に切り離す必要があり、つながったままでははがきとして引き受けてもらえません。

ネットショップは10枚単位、送料で単価が変わる

郵便局のネットショップ内「切手・はがきストア」でも年賀はがきを買えます。受付は2026年10月26日(月)から2027年1月13日(水)まで。店頭より1週間ほど早く注文できるのが利点です。ただし扱う券種は限られていて、無地(くぼみ入りと四面連刷を除く)、無地のインクジェット紙、寄付金付絵入りの全国版と地方版、それに一部の広告付だけになります。

申し込みは10枚単位です。送料はお届け先ごとに全国一律で、ゆうパケットが税込360円、ゆうパックが税込720円。1か所あたりの注文金額が5,000円以上になると送料はかかりません。7,400円以上になるとゆうパックだけの扱いになります。この条件を無地(85円)に当てはめると、枚数によって1枚あたりの実質負担がはっきり変わります。

注文枚数 はがき代 送料 支払総額 1枚あたり
10枚 850円 360円 1,210円 121円
20枚 1,700円 360円 2,060円 103円
30枚 2,550円 360円 2,910円 97円
50枚 4,250円 360円 4,610円 92.2円
60枚 5,100円 0円 5,100円 85円

10枚だけ取り寄せると、額面85円のはがきが1枚121円になります。上乗せは36円で、率にすると4割を超えます。逆に60枚買えば注文金額が5,000円を超えるので送料が消え、額面どおりの85円に戻ります。少しだけ欲しいのか、まとまった枚数を出すのかで、有利な経路が入れ替わるということです。

切手類を窓口で買うときの感覚は、切手の買える場所を整理したページとおおむね同じです。年賀はがきも同じ郵便切手類の仲間なので、扱える店には許可が要るという前提が効いてきます。

コンビニで買えるかどうかは、まだ公表されていない

「年賀はがきはコンビニでも買える」という話は毎年出ます。過去に取り扱いがあったのは確かで、店内のポストに投函できる店も多くあります。ただし2027年用について、2026年9月の時点で確認できるのは日本郵便のプレスリリースまでで、そこに書かれている販売場所は「全国の郵便局など」と「郵便局のネットショップ」の2つです。コンビニ各社の公式サイトにも、2027年用の年賀はがきの取り扱いを告げる案内はまだ出ていません。

手がかりはあります。プレスリリースには、購入者特典のゆうゆうポイント抽せんについて「郵便局窓口(ゆうゆう窓口含む、簡易郵便局および販売所除く)」という条件が書かれています。簡易郵便局と販売所が別枠で除かれているということは、郵便局の窓口以外にも年賀はがきを売る場所が想定されている、と読めます。ただし、それがどのチェーンのどの店舗なのかまでは書かれていません。

ここで断言してしまうと外れる可能性があります。この記事の時点で言えるのは、郵便局と切手・はがきストアの2つが公式に案内されている経路だということだけです。コンビニ分は11月に入ってから各社の告知を見るのが確実です。

確実さを優先するなら、11月2日以降に郵便局へ行くか、10月26日からネットショップで注文するかの二択になります。どうしても近所で済ませたい場合でも、まず1回は窓口で必要枚数を確保しておき、足りない分をあとから探すほうが安全でしょう。

印刷を頼むだけなら9月から動いている

年賀はがきそのものは買えなくても、印刷の申し込みは先に始まっています。郵便局の年賀状印刷サービスは、カタログもWebも2026年9月1日(火)から受付が開始されました。Webからの申し込みは2027年1月15日(金)18時までで、Web限定のデザインが300以上用意されているほか、印刷料金から最大30%の割引が案内されています。

郵便局のプリントサービスの年賀状2027年未年ページの画面キャプチャ。印刷料金最大30%OFFと2026年11月11日までの表示、イラストタイプ・写真タイプ・カタログから探すの選択肢が並んでいる
出典:郵便局のプリントサービス「年賀状 2027年未年(令和9年)」。早期割引の期限が11月11日と示されている。

早めに申し込むほど割引率が高くなる設計なので、デザインを人に任せるつもりなら、はがきの発売を待つ理由はありません。カタログの受付期間は年賀状印刷と喪中はがき印刷が2026年12月23日(水)まで、寒中見舞いはがき印刷は11月2日(月)から2027年1月15日(金)までと分かれています。

変わり種としては、大井川鐵道と組んだ「受験生応援年賀キット」が2026年用に続いて用意されます。合格駅と門出駅という縁起のよい駅名にちなんだ商品で、絵馬風の年賀はがき、アクリルのお守り、合格駅の入場券や乗車券がセットになります。ホロライブの角巻わためを起用した年賀状も新しく加わります。

2027年用は日程が3つ繰り下がった

今回の発表でいちばん実務に効くのは、絵柄でも枚数でもなく日程の変更です。出すのが遅くなりがちだという利用者の傾向に合わせて、3つの日付が後ろへずらされました。去年までの感覚で動くとずれるので、先に頭を切り替えておく必要があります。

日本郵便のニュースリリース「2027(令和9)年用年賀はがき等の発行概要」のページの画面キャプチャ。2026年8月31日付のプレスリリースと別紙1から別紙4のPDFリンクが並んでいる
出典:日本郵便「2027(令和9)年用年賀はがき等の発行概要」。本文と別紙1〜4がPDFで公開されている。
項目 2027年用 これまで 効いてくる場面
引受開始日 2026年12月20日(日) 12月15日 12月19日までに出すと通常の郵便として年内に配達される
元日到着の差出目安 2026年12月27日(日) 12月25日 準備に使える日が2日増える
販売終了日 2027年1月15日(金) 1月10日ごろ 受け取ってから返事を書く人が買い足しやすい

引受開始が12月20日になった点は、うっかりすると損をします。12月19日以前にポストへ入れた年賀状は、年賀としてではなく通常の郵便として扱われ、年内に配達されてしまいます。早く準備できたからといって早く出すと、元日には届きません。

逆に、遅れ気味の人には2日の猶予が増えました。元日に届けるための差出目安は12月27日で、日曜日にあたります。三が日の配達は元日と1月3日(日)で、1月3日は日曜ですが年賀郵便と普通扱いの郵便物の配達が行われるとされています。

販売終了が1月15日まで延びたことも実用的です。元日に思いがけない相手から届いて、あわてて返事を書きたいときに、年賀はがきがまだ買えます。以前は1月10日ごろで打ち切られていたので、松の内を過ぎると窓口に無い、という状況が起きていました。

懸賞の応募などで年賀はがきを使い、元日まで待ちたくないときは、料額印面の下にある「年賀」の文字を二重線などで消してから差し出します。消さずに出すと、年賀郵便として元日まで保留されます。

お年玉くじは1月25日抽せん、1等は現金30万円

年賀はがきを買う理由のひとつがお年玉くじです。2027年用の抽せん日は2027年1月25日(月)。賞品の引換期間は1月26日(火)から7月26日(月)までで、当せんしたはがきや切手は、くじ番号の部分を切り取らずに郵便局へ持って行く必要があります。

等級 賞品 当せんの割合 当せん本数
1等 現金30万円 100万本に1本 559本
2等 賞品カタログギフト 10万本に1本 5,598本
3等 お年玉切手シート(85円切手と110円切手のシール式) 100本に3本 16,794,780本

本数は、年賀はがきの当初発行枚数と寄付金付年賀切手の発行枚数を合わせた5億5,982万6,000枚から計算されたものです。追加発行が行われれば総数に応じて増えるため、最終的な本数は別に案内されるとされています。1等は現金書留郵便で送られます。

3等のお年玉切手シートは、2027年1月26日(火)発行で、羊が編み物をしている絵柄です。85円切手が「ひつじと編み物」、110円切手が「ひつじと毛糸玉」。当せんしなくても、郵便局のネットショップ内「切手・はがきストア」で1シート195円で販売され、販売用の発行枚数は7万枚(3.5万シート)にとどまります。

ちなみに年賀切手のほうは、はがきと同じ2026年11月2日(月)に発行されます。85円のシール式は1枚から買え、ほかに110円、寄付金付お年玉付の85円と110円の合わせて4種類です。私製のはがきで年賀状を出す場合は、こちらを貼ることになります。

よくある質問

去年の年賀はがきが余っています。今年も使えますか

年賀はがきは年ごとに料額印面のデザインとくじ番号が違うため、そのままでは当年の年賀郵便として扱われません。郵便局の窓口で手数料を払って、新しいはがきや切手に交換するのが一般的な扱いです。窓口で交換の可否と手数料を確認してください。

1枚だけ買うことはできますか

郵便局の窓口なら1枚から買えます。郵便局のネットショップは10枚単位なので、1枚だけという買い方はできません。

くぼみ入りのはがきはどこで手に入りますか

当初発行枚数が5万枚と少なく、ネットショップの取り扱いからも外れています。郵便局の窓口で相談するのが基本になります。

寄付金付の5円は何に使われますか

社会福祉の増進、災害支援、地球環境の保全などを行う団体の活動に配分されます。日本郵便は活用事例集を公開していて、たとえば2025年度には大阪府のNPO法人へ50万円が配分され、小学校でのビオトープづくりなどに使われた例が挙げられています。

今年の年賀はがきはなぜ減ったのですか

当初発行枚数は5.6億枚で、2026年用の7.5億枚に対して約74.3%です。日本郵便は発表のなかで、SNSでのやりとりが一般化し、年賀状を送る習慣が変わってきていると説明しています。減少そのものの理由を数字で示した資料は、この発表には含まれていません。

自分のプリンタで刷るなら、どの券種を選べばよいですか

無地(インクジェット紙)が対応する紙質です。当初発行枚数も2億5,175万枚と多く、窓口でもネットショップでも扱いがあります。写真を大きく載せたい場合は、紙質の違いで仕上がりが変わるため、少量で試してから本番を刷ると失敗しにくくなります。

喪中はがきや寒中見舞いも同じ時期に買えますか

印刷サービスの受付期間が分かれています。喪中はがき印刷のカタログ受付は2026年9月1日から12月23日まで、寒中見舞いはがき印刷は2026年11月2日から2027年1月15日までです。

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