ビオリス(BIOLISS)は終わっていません。公式ブランドサイトには現在3つのラインが並んでいて、ラインごとに専用のページが用意されています。ボタニカル、フルールシロップ、ピュアレタッチの3つです。「販売終了」と言われるのは、このうち古いボタニカルの一部が新しいラインに置き換わったからで、ブランドそのものの話ではありません。しかもコーセーコスメポートは2026年2月18日に、新しい『ビオリス』を7品目11品種で2026年3月19日から順次発売すると発表しています。何が入れ替わったのかを、メーカーの発表資料と公式ラインアップで1つずつ確かめます。
2026年3月に新しい7品目11品種が出ている
コーセーコスメポートの発表資料が、いちばん確かな手がかりです。ブランドを一新して、2026年3月19日から全国のドラッグストアや量販店などで順次発売する、と書かれています。

| 商品 | 容量 |
|---|---|
| SS ビオリス フルールシロップ シャンプー(ディープモイスト) | ポンプ470mL/つめかえ330mL |
| SS ビオリス フルールシロップ ヘアコンディショナー(ディープモイスト) | ポンプ470mL/つめかえ330mL |
| SS ビオリス フルールシロップ シャンプー(シルキースムース) | ポンプ470mL/つめかえ330mL |
| SS ビオリス フルールシロップ ヘアコンディショナー(シルキースムース) | ポンプ470mL/つめかえ330mL |
| 同 トライアルセット(ディープモイスト/シルキースムース) | シャンプー10mL+ヘアトリートメント10mL |
| SS ビオリス フルールシロップ リペアラッピング ヘアマスク | 200g |
発表資料には開発の背景も書かれています。同社の調査では消費者の髪悩みの最上位はパサつきで、同時に広がりやツヤ不足に悩む人が6〜7割にのぼるとのこと。また天然成分の花蜜には約7割がうるおいとツヤへの期待を寄せている、という調査結果から、花蜜を軸にした処方になったと説明されています。ブランドが何を狙って作り替えられたのかが、そのまま書かれている部分です。
新シリーズの売りは天然花蜜(ローズはちみつ・ラベンダーはちみつ・オレンジはちみつ)で、香りは「幸福感に包まれるブリスフルブーケの香り」。7種の天然香料を配合し、香料にはアップサイクル原料を使っていると書かれています。仕上がりで選ぶ2タイプという構成は、旧ボタニカルの「ディープモイスト/スムース&スリーク」と近い考え方です。
資料には、ブランドの規模も載っています。ビオリスは2018年に誕生し、デビューからの累計出荷数量は約9,600万個を突破(2026年1月31日時点、同社調べ)。終わるブランドの書き方ではありません。
公式サイトには3つのラインが並んでいる
ブランドサイトのラインアップは、ページが3つに分かれています。それぞれ独立したURLを持っていて、どれも現役です。

| ライン | 構成 | 本体/つめかえ |
|---|---|---|
| ボタニカル | ディープモイストとスムース系のシャンプー・ヘアコンディショナー・ヘアトリートメント、ウォータートリートメント、ポリッシュオイル、ヘアオイル、ヘアミルクなど | 本体480ml/つめかえ340ml、つめかえ大容量680ml |
| フルールシロップ | 2026年3月発売。ディープモイストとシルキースムースの2タイプ | 本体470ml/つめかえ330ml |
| ピュアレタッチ | ぱやとぅやライン/うねさぁらライン/ぺたふぅわラインの3ライン。ドライシャンプー、ヘアマスク、リペアヘアオイルも | 本体480ml/つめかえ340ml |
ピュアレタッチの3ラインには、パッケージにMOIST SHINE/SILKY STRAIGHT/BOUNCY AIRYという英語表記も併記されています。「髪悩みに合わせて選べる3ライン」というのが公式の説明で、ボタニカルやフルールシロップの「仕上がりで選ぶ2タイプ」とは選び方の軸が違います。
「ビオリスが販売終了」という話の多くは、個別の商品ページに付いた表示から広がっています。ブランド終了、ライン終了、個別商品の終了は別の話です。ボトルの正面に書かれた名称(ボタニカル/フルールシロップ/ピュアレタッチ)、仕上がりのタイプ、容量、本体か詰め替えか——この4つをそろえて調べないと、どの段階の話をしているのかが分かりません。
店頭ではどのラインも買える
ホームセンターのカインズで、ライン名を足して引いた結果です。3ラインとも取扱いがあり、旧来のボタニカルがいちばん多いという状態でした。

| 検索語 | 件数 |
|---|---|
| ビオリス | 173件 |
| ビオリス ボタニカル | 130件 |
| ビオリス ピュアレタッチ | 87件 |
| ビオリス フルールシロップ | 27件 |
ピュアレタッチの87件には、ぱやとぅやのシャンプー本体480ml・詰替340ml、コンディショナー本体・詰替、トライアルセット、ドライシャンプー無香料95gなどが並んでいました。いちばん新しいフルールシロップの27件が最も少ないのは、2026年3月に出たばかりで、まだ棚の面積がボタニカルほど広くないためと読めます。
欲しい1本にたどり着く順番
1. ボトルのライン名を確かめる
ボタニカル/フルールシロップ/ピュアレタッチ。公式サイトのページもこの3つに分かれている
2. 仕上がりのタイプを決める
フルールシロップはディープモイストとシルキースムースの2つ。ピュアレタッチは髪悩み別の3ライン
3. 容量を見る
ボタニカルとピュアレタッチは本体480ml/つめかえ340ml、フルールシロップは本体470ml/つめかえ330ml。10mlずつ違う
4. 検索はライン名まで入れる
「ビオリス」だけだと173件。ライン名を足すと27〜130件まで絞れる
逆に言えば、検索窓に「ビオリス」とだけ入れて出てきた173件を上から見ていくと、3つのラインが混ざった状態で並びます。同じ棚に「ビオリス ボタニカル シャンプー(ディープモイスト)」と「ビオリス フルールシロップ シャンプー(ディープモイスト)」が隣り合うことになり、どちらも「ディープモイスト」です。ボトルの色や形で覚えていると、切り替わった側を手に取ってしまいます。
ボタニカルとフルールシロップは何が違うか
2つのラインが並んでいると、どちらを買えばよいか迷います。公式の説明に書かれている中身を並べると、狙っているものがはっきり分かれます。
公式の説明から読み取れる違い
ボタニカル ディープモイスト
「植物生まれのウォーターサイエンス」。オーガニック認証アルガンオイルとローズマリーウォーターで水分補給&キープ。香りはフレッシュアップル&ピオニー
フルールシロップ
3種の天然花蜜でうるおいを浸透させ、フラワーオイルのツヤ膜で閉じ込める。香りはブリスフルブーケ
共通している点
どちらも仕上がりで2タイプに分かれ、シャンプー・ヘアコンディショナー・スペシャルケアという構成
違う点
うるおいの与え方。ボタニカルは水分、フルールシロップは花蜜とオイルの膜。香りの系統も別
容器の作りも変わっています。ピュアレタッチのページには「本体容器が使い切りやすい仕様に」という説明が入っていました。詰め替えを繰り返す使い方を前提にした改良で、価格そのものではなく残量の扱いに関わる部分です。
ボタニカルのシャンプーには、弱酸性・ヴィーガンフレンドリー(動物由来原料不使用)・ノンシリコーン・サルフェートフリー・無着色・無鉱物油といった表示が並びます。成分の方針で選んできた人にとっては、ここが変わるかどうかが大きいので、新しいラインに移る前に表示を見比べておくと失敗しません。
この記事で書き直したところ
2026年7月に公開した初版は、出典リンクも表も無く、どこまでがメーカーの発表でどこからが推測なのかが区別できない書き方でした。
| 2026年7月の記述 | いま確かめた内容 |
|---|---|
| 「ブランド全体が販売終了したわけではない」(出典なし) | 結論は正しい。公式サイトに3ライン、2026年3月19日に新商品7品目11品種という発表資料で裏づけた |
| 新商品の内容を概括していた | 発表資料の商品名・容量をそのまま並べた。470mL/330mL、ヘアマスク200gまで確定 |
| 在庫の探し方を一般論で説明 | カインズの実測に置き換えた。ビオリス173件、ボタニカル130件、ピュアレタッチ87件、フルールシロップ27件 |
| 出典リンクが1件も無かった | コーセーコスメポートの発表資料と公式ラインアップ2ページを出典として明示した |
| 代替品を他社商品で提案していた | 同じブランド内の3ラインの違いに置き換えた。他社との比較は根拠を示せないため外した |
シャンプーが「終わった」と言われた別の例は、CLAYGE(クレージュ)の記事にまとめています。柔軟剤で同じことが起きた例はレノア オードリュクス スリープの記事、噂と実際の取扱いがずれていた例はダウニーの記事にあります。

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