生の赤唐辛子は、スーパーの棚を探しても見つかりにくい一方で、産地直送の通販なら品種と産地を指定して買えます。食べチョクで「生赤唐辛子」と引くと13件。愛知県豊田市の鷹の爪(生)300gが1,500円、兵庫県明石市の赤生鷹の爪 約500gが2,000円といった具合に、農家から直接届く形で並んでいます。
理由は単純で、生の唐辛子は旬のある農産物だからです。乾燥させた鷹の爪は1年中棚にありますが、生のまま流通する期間は限られます。店頭で「赤唐辛子」と書かれているものは、ほぼ乾燥品か加工品です。
産直通販には13件ある
| 商品 | 分量 | 価格 | 送料 | 産地 |
|---|---|---|---|---|
| 幻の唐辛子「香川本鷹」赤&青ミックス | 約100g | 948円 | 360円 | 香川県丸亀市 |
| 【採れたて発送】赤唐辛子 鷹の爪(生) | 約300g | 1,500円 | 360円 | 愛知県豊田市加塩町 |
| 生唐辛子:プリッキーヌ(赤) | 約200g | 1,680円 | 360円 | 静岡県浜松市 |
| 幻の唐辛子「香川本鷹」赤&青ミックス | 約200g | 1,820円 | 360円 | 香川県丸亀市 |
| 赤生、唐辛子(鷹の爪) | 約500g | 2,000円 | 864円 | 兵庫県明石市二見町 |
| 赤生鷹の爪 | 約1kg | 3,800円 | 864円 | 兵庫県明石市二見町 |
| 幻の唐辛子「香川本鷹」赤&青ミックス | 約1kg | 8,500円 | 1,080円 | 香川県丸亀市 |
100gあたりに直すと、香川本鷹の100gが948円、豊田市の300gが500円、明石市の1kgが380円。量が増えるほど単価は下がりますが、生ものなので使い切れる量から選ぶことになります。
「生唐辛子」まで広げると37件で、青唐辛子のほうが品数は多くなります。赤は熟してから収穫するため、出回る時期が青より後ろにずれます。
スーパーや成城石井に並ぶのは乾燥品
成城石井.comで「唐辛子」と引くと、出てくるのは粉末・糸きり・輪切り・さやといった乾燥品と加工品です。
| 商品 | 容量 | 価格 | 形 |
|---|---|---|---|
| 厨房菜香唐辛子 輪切り | 15g | 279円 | 乾燥 |
| 厨房菜香唐辛子 さや | 20g | 279円 | 乾燥 |
| 厨房菜香唐辛子 糸きり | 5g | 355円 | 乾燥 |
| 厨房菜香唐辛子 韓国産粗挽 | 30g | 376円 | 粉末 |
| 厨房菜香唐辛子 韓国産粉末 | 30g | 398円 | 粉末 |
| 千年屋青唐辛子みそ 145g×3個 | 3個 | 1,389円 | 加工品 |
検索結果に「唐辛子」が並んでも、生とは限りません。成城石井で出てきた商品はすべて乾燥か加工品で、生のさやは1件もありませんでした。店頭で「赤唐辛子」の札を見つけても、まず乾燥品を疑ってください。生を確実に買いたいなら、商品名に「生」と書かれているものを探すことになります。
品種が3,000近くあるので、名前が一致しない
探しづらさのもう一つの原因が、品種の多さです。農林水産省の広報誌『aff』は、とうがらしについて「世界には3,000近い品種があると言われています」と書いています。
農林水産省が挙げている日本の在来品種
万願寺甘とう(京都府)
大正時代に舞鶴市万願寺地区で発祥。とうがらしの仲間でありながら辛みがない甘味種。旬は5月中旬から10月下旬頃と明記されています。
清水森ナンバ(青森県)
弘前市周辺で江戸時代から受け継がれてきた在来とうがらし。辛み成分のカプサイシノイド含量が少なく、甘みを含むまろやかな辛味。一時は生産者が1戸のみになり、地域の取り組みで復活しました。
香川本鷹(香川県)
7〜8センチメートルと一般的なとうがらしより大きい品種。安価な輸入品に押されて一度ほぼ姿を消し、塩飽諸島の活性化を目的とした復活プロジェクトで栽培が再開されました。
内藤とうがらし(東京都)
約300年前、現在の新宿一〜三丁目一帯「内藤新宿」で栽培されていた八房とうがらしを命名したもの。
食べチョクで並んでいた「香川本鷹」は、この記事に出てくる復活品種そのものです。産直通販は、こうした在来品種を生のまま買える数少ない経路になっています。プリッキーヌはタイの品種で、また別の系統です。
旬を外すと、生では手に入らない
万願寺甘とうの旬が5月中旬から10月下旬と公表されていることからも分かるとおり、とうがらしは夏から秋にかけて採れる作物です。赤いものは青い実が樹上で熟したもので、収穫はさらに後ろにずれます。
生の赤唐辛子を手に入れる順番
1
時期を確かめる。夏から秋が収穫期です。冬から春に「生」を探しても、出品自体が少なくなります。
2
産直通販で「生」と書かれた商品を探す。食べチョクの13件はいずれも農家からの直送で、産地と分量が明記されています。
3
青唐辛子も見る。「生唐辛子」で引くと37件あり、青のほうが品数は多くなります。赤にこだわらない料理なら選択肢が広がります。
4
直売所を当たる。農家が直接持ち込む売り場なら、収穫期には生のまま並ぶことがあります。
なお、今回の調査ではライフ・西友・コープ・イオン・イトーヨーカドー・コストコについて、商品名から店頭の取扱いを引ける公式の手段を確認できませんでした。「売っていない」と断定できる根拠もありません。生鮮品は入荷が日によって変わるため、店頭で見るしかない部分が残ります。 公式に検索手段がある店とない店の差は、ローストアマニの記事でも同じように出ていました。
赤にこだわらないなら、青のほうが選べる
食べチョクで「生唐辛子」まで広げると37件。中身を見ると、青唐辛子のほうがはっきり品数が多くなります。
| 激辛生青唐辛子 200g | 送料込1,000円 |
|---|---|
| 生の青唐辛子 鷹の爪 500g | 期間限定の出品 |
| キムチ唐辛子【生/青】20本1袋(約250〜350g) | 農薬等不使用栽培 |
| 【採れたて発送】愛知県 豊田市旭産 青唐辛子 鷹の爪(生)300g/600g | 赤と同じ生産者 |
| 生激辛スウィング青唐辛子 500g | 花農家が栽培 |
| 生唐辛子:プリッキーヌ(青)200g | 赤と同じ生産者 |
同じ生産者が赤と青の両方を出していることが分かります。愛知県豊田市旭産の鷹の爪も、静岡県浜松市のプリッキーヌも、赤と青が並んでいました。赤は青が樹上で熟したものなので、同じ畑から時期をずらして出てくるためです。
「今すぐ生の唐辛子が要る」という場面なら、青を選ぶほうが見つかります。辛さの質は変わりますが、キムチの仕込みや柚子胡椒づくりのように、もともと青を使う料理もあります。
使い切れない量が届いたら
生の唐辛子は1kg単位でも売られていますが、そのままでは日持ちしません。用途に合わせて形を変えるのが前提の食材です。
| 形 | 買える場所 | 価格の目安 |
|---|---|---|
| 生(赤) | 産直通販(食べチョクで13件)、収穫期の直売所 | 100gあたり380〜948円+送料 |
| 生(青) | 産直通販(「生唐辛子」で37件) | 200gで1,000円前後から |
| 乾燥(さや・鷹の爪) | スーパー、成城石井、通販 | 20gで279円(成城石井) |
| 乾燥(輪切り・糸きり・粉末) | スーパー、成城石井、通販 | 5〜30gで279〜398円 |
| 加工品(唐辛子みそ・柚子胡椒など) | 成城石井など | 商品による |
乾燥品は20gで279円。生の100gあたり380円と単純には比べられません。乾燥させると重量が大きく減るためで、同じ「100g」でも中身の本数がまったく違います。生を買うのは、乾燥品では出せない風味や食感を目当てにする場合です。
自分で育てるという手もあります。とうがらしの種や栽培キットは通年で売られていて、夏から秋にかけて赤く熟した実をそのまま収穫できます。買える場所が季節に左右される食材では、これがいちばん確実な入手方法になることもあります。
よくある質問
| スーパーに売っている? | 今回、商品名から店頭の取扱いを引ける公式の検索手段を確認できませんでした。並んでいるのは乾燥品が中心です。 |
|---|---|
| 成城石井にある? | 成城石井.comで「唐辛子」と引いて出たのは粉末・糸きり・輪切り・さやと加工品で、生のさやはありませんでした。 |
| いちばん安いのは? | 食べチョクで確認した範囲では、100gあたりで兵庫県明石市の約1kg 3,800円(100gあたり380円)でした。送料は別です。 |
| 青唐辛子のほうが多い? | 食べチョクでは「生唐辛子」37件に対し「生赤唐辛子」13件でした。赤は熟してからの収穫になるためです。 |
| 旬はいつ? | 農林水産省の記事では、万願寺甘とうの旬を5月中旬から10月下旬頃としています。夏から秋の作物です。 |
| 乾燥品とどう違う? | 乾燥させると重量が大きく減るため、同じg数でも本数が違います。値段を直接比べることはできません。 |
まとめると、生の赤唐辛子は産直通販で品種と産地を選んで買うのが確実。店頭で探すなら収穫期の直売所です。スーパーに並ぶ「赤唐辛子」は、ほぼ乾燥品だと思って見てください。終売や品切れに見える商品を確かめる手順は流せるトイレブラシの記事でも整理しています。

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