白きくらげは乾物のきくらげ棚に2点だけ|黒との成分差と、2種類ある白の見分け方

当ページのリンクには広告が含まれています。
白きくらげはどこで買える?

白きくらげを探して食品売り場をひと回りしても見つからないのは、置き場所が中華食材の棚ではなく乾物のきくらげ棚だからです。しかもその棚に並ぶきくらげのほとんどは黒で、白はごく一部しかありません。さらにややこしいことに、「白きくらげ」という名前で売られているものには別々のきのこが2種類あります。2026年9月12日に通販の商品ページと文部科学省の食品成分データベースで確かめた内容をまとめます。

目次

乾物のきくらげ棚に48点、そのうち白は2点だけ

ヨドバシ.comの「食品&飲料・お酒 > 乾物 > きくらげ」というカテゴリには48点が並んでいました。名前に白が入るものを数えると、該当するのは2点だけです。残りは黒きくらげ、あらげきくらげ、味付けきくらげなどでした。売り場のなかで白がどれだけ少数派かが数字で分かります。

商品税込内容量1gあたり説明に書かれていること
耀盛號 白きくらげ270円15g18.0円乳白色のきくらげで寒天のようなプルンとした食感。名称は白きくらげ、原材料はきくらげのみ
ツボイ 高知県産仁淀川きくらげ(白いきくらげ)483円10g48.3円国産の「白あらげきくらげ」。熱湯で約20分、8〜10倍にふくらむ。賞味期限365日

ヨドバシ.comの各商品ページ(2026年9月12日取得)に表示されていた価格と商品説明です。どちらもこの日は「お取り寄せ」または在庫のある店舗0の表示でした。

同じ棚の値段の幅も見ておくと判断しやすくなります。安いほうは真田のカットきくらげが税込184円、耀盛號の黒きくらげ15gが270円。高いほうはツボイの黒あらげきくらげホール50gが1,340円、太洋社の有機乾燥きくらげ30gが583円でした。九州産、熊本県産、千葉県館山産といった国産表示の黒きくらげが何点も並ぶなかで、白は2点しかありません。

ヨドバシ.com公式の耀盛號 白きくらげ 15g の商品ページの画面

出典:ヨドバシ.com「耀盛號 白きくらげ 15g」商品ページ(2026年9月12日取得)

耀盛號の袋には「横濱中華街」と「銀耳」の文字が入っています。銀耳はシロキクラゲの中国語名です。同じ耀盛號から黒きくらげ15gも税込270円で出ていて、白と黒で値段は同じでした。乾物の棚を見るときは、黒い袋の隣を探すのがいちばん近道です。

「裏白きくらげ」は白きくらげではありません。同じ棚に耀盛號の裏白きくらげ30g 税込324円が並んでいます。名前に白が入りますが、これは裏側が白いあらげきくらげのことで、乳白色のシロキクラゲとは別の商品です。棚で名前だけを見て手に取ると取り違えます。

調べた結果、業務スーパーで取扱がありその他確実なのはネットでの注文のようですね。

「白きくらげ」の名前で売られるきのこは2種類ある

ここが買う前にいちばん引っかかるところです。2点の説明文を並べると、指しているきのこが違います。片方は中華デザートに使うシロキクラゲ、もう片方は国産の白あらげきくらげでした。

シロキクラゲと白あらげきくらげの違いを並べた図

同じ「白きくらげ」でも、食感も産地も値段も違います。目当ての料理から逆に選ぶと外しません。

食品成分データベースに「しろきくらげ」として載っているのは前者で、学名は Tremella fuciformis、英名は white jelly fungus です。黒きくらげのほうは Auricularia auricula-judae で、英名は Cloud ear。後者の白あらげきくらげは、成分表に独立した項目がありません。数値を見るときは、手元の袋がどちらなのかを確かめてからにしてください。

戻すと8〜10倍にふくらみます。ツボイの商品説明には、ポットの熱湯で約20分、8〜10倍の大きさになると書かれています。耀盛號の商品ページにも「もどすと量が増えますのでご注意下さい」とあります。10gや15gという内容量は少なく見えますが、戻したあとの量で考えると1袋でかなりの回数使えます。

▶︎アマゾンで白きくらげを探す
▶︎楽天で白きくらげを探す
▶︎ヤフーショッピングで白きくらげを探す

黒きくらげの代わりにはならない。鉄は8分の1

白と黒を入れ替えても同じ、とは言えません。食品成分データベースの数値を並べると、増える成分と減る成分がはっきり分かれます。

しろきくらげと黒きくらげの成分を比べた横棒のグラフ

黒きくらげを100としたときの、しろきくらげの値です。数値はどちらも乾燥品100gあたりです。

成分(乾燥品100gあたり)きくらげ(黒)しろきくらげ
エネルギー216kcal170kcal
たんぱく質7.9g4.9g
食物繊維総量57.4g68.7g
カリウム1,000mg1,400mg
カルシウム310mg240mg
マグネシウム210mg67mg
鉄35.0mg4.4mg
ビタミンD85.0μg15.0μg

文部科学省 食品成分データベース「きのこ類/(きくらげ類)/きくらげ/乾」(食品番号08006)と「しろきくらげ/乾」(08008)の可食部100gあたりの値(2026年9月12日取得)です。出典は日本食品標準成分表(八訂)増補2023年。

食物繊維とカリウムは白のほうが多く、鉄、ビタミンD、マグネシウムは黒のほうが大きく上回ります。とくに鉄は35.0mgと4.4mgで8倍近い差です。レシピが黒きくらげを指定しているときに白で代用すると、食感だけでなく成分の構成も変わります。逆に、黒の風味が強すぎるスープやデザートには白のほうが向きます。

なお表の数値は乾燥品100gあたりです。1袋が10gや15gで売られていることからも分かるとおり、一度に食べる量はこれよりずっと少なくなります。100gあたりの数字をそのまま一食分として読まないでください。

スーパーやカルディで確かめられたこと

スーパーの棚を家から確かめる方法は、思ったより限られています。大手のネットスーパーは配達エリアの店舗を選ばないと商品一覧を出さない作りが多く、キーワード検索だけを外から叩いても何も返ってきません。輸入食材店も、実店舗の品ぞろえと通販の品ぞろえが一致しないことがあります。

実店舗の在庫は公式に横断で調べられないので、公式通販で扱いを確かめられる店だけを回りました。結果は分かれます。

成城石井.com公式で白きくらげを検索した結果が0件になった画面

出典:成城石井.com「白きくらげ」検索結果(2026年9月12日取得)

店公式通販で調べた結果
ヨドバシ.com乾物>きくらげのカテゴリに48点。白きくらげは2点で、税込270円と483円
成城石井「きくらげ」では8点が出るが、すべて黒。「白きくらげ」「白キクラゲ」はどちらも0件
カルディオンラインストアの検索がキーワードを受け付けず、結果を出せなかった
イオンネットスーパーの検索がキーワードを読まず、店舗を選ばないと一覧が出ない
業務スーパー公式サイトの商品紹介にキーワード検索がなく、確かめられなかった
ドン・キホーテ公式サイトに商品検索も通販もなく、確かめられなかった

各社の公式サイトを2026年9月12日にあたった結果です。調べられなかった店については、扱いがないという意味ではありません。

成城石井が黒だけを8点そろえて白を置いていないのは、白きくらげが日常の食材というより中華食材寄りの位置づけであることを示しています。輸入食材の棚を持つカダイフのように専門店で探すほうが早い乾物と、ローストアマニのようにスーパーの棚に定着した乾物とでは、探し方を変えたほうが空振りしません。白きくらげは前者に近い商品です。

白きくらげについてよくある質問

スーパーのどの棚にありますか

乾物の棚です。ヨドバシ.comでも成城石井.comでも、きくらげは乾物のなかに分類されていました。干し椎茸や切り干し大根の近く、あるいは中華食材のコーナーを見てください。生鮮のきのこ売り場ではありません。

カルディに売っていますか

確かめられませんでした。カルディのオンラインストアはキーワード検索がエラーになり、商品一覧を絞り込めません。店舗に行く前に知りたい場合は、公式の店舗検索から電話で問い合わせることになります。

黒きくらげとどう違いますか

成分表の数値では、食物繊維総量が57.4gに対して68.7g、カリウムが1,000mgに対して1,400mgと白のほうが多く、鉄が35.0mgに対して4.4mg、ビタミンDが85.0μgに対して15.0μgと黒のほうが多くなっています。食感も、白は寒天のようにプルンとしています。

国産のものはありますか

あります。高知県産の「白あらげきくらげ」が10gで税込483円で売られていました。ただしこれはシロキクラゲとは別のきのこで、大ぶりで肉厚、プリプリした食感と説明されています。国内でも生産農家と生産量が少ない品種だと書かれていました。

どうやって保存しますか

耀盛號の商品ページには「直射日光・高温多湿を避け、常温で保存してください」と書かれています。冷蔵庫に入れる指示はありません。賞味期限はツボイの商品で365日でした。乾物なので、開封後は袋の口を閉じて湿気を避けるかたちになります。

どのくらいの量を買えばいいですか

戻すと8〜10倍にふくらむと商品ページに書かれています。10gや15gの袋でも、戻したあとはかなりの量になります。初めて買うなら小さい袋から試すほうが無駄になりません。

この記事で見た一次情報

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

コメント

コメントする

目次