走ったり下を向いたりするたびに眼鏡がずり落ちると、作業にも運動にも集中できません。頭の後ろで留めるバンドがあれば解決しますが、100円ショップの棚をいくら見ても「メガネバンド」という札は見つかりません。理由は単純で、その名前の商品が置かれていないからです。ここでは各社の公式サイトに掲載されている商品だけを使い、何という名前で、どの棚を探せばよいのかを整理します。
先に結論:100均では名前が3通りに分かれている
ダイソーとキャンドゥの公式ネットショップを商品名で調べると、ずり落ち対策の品はどちらにもあります。ただし名前は「グラスコード」「眼鏡ストラップ」「メガネストッパー」で、バンドという語は使われていません。まず全体を示します。
| 販売先 | その名前で見つかるか | 実際にある商品と税込価格 |
|---|---|---|
| ダイソー | 「メガネバンド」では無し。別名で複数あり | スポーティーグラスコード/眼鏡ストラップ3種/メガネストッパー2種 各110円 |
| キャンドゥ | 「メガネバンド」も「グラスコード」も0件 | メガネストッパー/メガネストッパー はめ込み 各110円 |
| セリア | 公式サイトに商品検索の窓がない | 掲示がないため判断できない |
| カインズ | 173件。ただし大半は作業用 | パール スポーツバンド2 06041 898円 |
| コーナン | 9件すべてが工具カテゴリの保護メガネ関連 | TRUSCO 保護めがねバンド 619円ほか |
| JINS | アクセサリー一覧に掲載 | JINS SPORTS スポーツバンド CSMB 990円 |
| ヨドバシカメラ | 426件 | パール メガネ用 スポーツバンド II 06041 880円ほか |
探しているものが「頭の後ろで固定するバンド」なのか、「首から下げるひも」なのか、「耳にかける小さな部品」なのかによって、買う店も値段も変わります。ここを先に決めてしまうのが近道です。
ずり落ち対策として売られている4つの形
A. ストラップ・グラスコード
テンプル(つる)の先に通すひも 眼鏡を外したときに首から下げておくためのものです。100円ショップで最も種類が多いのがこれで、ダイソーには全長約60cmのゴムタイプなどが並びます。走るときの固定には向きません。
B. メガネストッパー
テンプルに差し込む小さな部品 耳のうしろに引っかかる形をしていて、これだけで下がりにくくなります。ダイソーとキャンドゥの両方にあり、いずれも2個入110円です。頭の後ろを通す帯はありません。
C. スポーツバンド
頭の後ろを通す調節式の帯 検索されている「メガネバンド」に最も近いのはこれです。100円ショップの公式サイトには見当たらず、ホームセンターのメガネ用品売り場や眼鏡店、家電量販店で800円台から1,000円弱という価格帯になります。
D. 保護具のヘッドバンド
作業用の保護メガネを固定する帯 工事や研磨の現場で使うもので、対応する保護メガネの型番が決まっています。ホームセンターの通販で「メガネバンド」と検索すると、多くはこの区分に入ります。
▶︎アマゾンでメガネバンドを探す
▶︎楽天でメガネバンドを探す
▶︎ヤフーショッピングでメガネバンドを探す
ダイソーは3系統がすべて「バッグ・服飾雑貨」の棚にある
ダイソーネットストアで探すと、ずり落ち対策の品は形の違う3系統に分かれています。並んでいる場所はどれも同じで、ホーム → バッグ・服飾雑貨 → メガネ → メガネケース・スタンド・ストラップという区分です。文房具でもスポーツ用品でもありません。
ダイソーの店内でたどる順番
バッグや財布が並ぶ列へ行く 大分類が「バッグ・服飾雑貨」なので、まずそこを目指します。運動用品の棚を探しても出てきません。
「メガネ」の一角を見つける 老眼鏡やサングラス、メガネケース、メガネ拭きがまとまっている場所です。
ケース・スタンド・ストラップの並びを見る ずり落ち対策の品はここに吊り下がっています。同じ一角にサングラスも並んでいるので、ダイソーのサングラス売り場を知っていれば同じ場所です。
スポーティーグラスコード(110円)
名前にスポーティーと付いている1点です。商品サイズは22cm×9cm×1cm、材質はポリエステル、シリコンゴム、ステンレスで、色は黄青と赤紫の2種類が掲示されています。
ただし説明文は「お手持ちのメガネやサングラスに取り付けてご使用いただけます」までで、運動中の固定に使えるとは書かれていません。形としても、頭の後ろを通して締め上げる帯ではなく首に回すコードです。激しい動きを想定するなら、後述のスポーツバンドのほうが目的に合います。
眼鏡ストラップ ゴムタイプ MST-91-2(110円)
ダイソーの眼鏡ストラップは、ゴムタイプ、革風タイプ、編みこみタイプの3つの型番が掲載されています。このうちゴムタイプの仕様がいちばん詳しく書かれていました。
全長は約60cmで、材質はストラップがナイロンと合成ゴム、留め具がPVCとスチールです。色は黒、エンジ、グレーの3色。使い方は「眼鏡のテンプルに本製品を差し込んで使用してください」と書かれていて、用途は落下防止と明記されています。
メガネストッパー(ひっかけ型・はめこみ型、各110円)
帯もひもも使わずに済ませたいなら、こちらです。テンプルに取り付ける小さなシリコン系の部品が2個入りで110円、どちらも原産国は日本と掲示されています。
2つの型で対応するフレームの太さが違うので、買う前に手持ちの眼鏡のつるを見てください。
| 商品名 | 形 | 主な仕様 | 対応フレーム |
|---|---|---|---|
| スポーティーグラスコード | 首に回すコード | 22×9×1cm/ポリエステル・シリコンゴム・ステンレス/1個入 | 記載なし |
| 眼鏡ストラップ ゴムタイプ MST-91-2 | 首に回すひも | 全長約60cm/ナイロン・合成ゴム/1個入/黒・エンジ・グレー | 記載なし(差し込み式) |
| メガネストッパー(ひっかけ型) | 耳にかける部品 | 長さ3.5cm/TPE/2個入/日本製 | 約4〜10mm |
| メガネストッパー(はめこみ型) | 耳にかける部品 | 長さ6.3cm/TPE/2個入/日本製 | 約3〜6mm |
| 眼鏡ストラップ 革風/編みこみ | 首に回すひも | 型番MST-92-4/MST-94-2として掲載 | 記載なし |
キャンドゥにあるのはストッパーだけ
キャンドゥの公式ネットショップは商品名で検索できます。そこで「メガネバンド」と入れると、結果は0件です。
「グラスコード」でも0件でした。一方「メガネ」で検索すると76件が並び、そのなかにメガネストッパーが3種類あります。つまりキャンドゥで買えるのは耳にかける部品で、頭の後ろを通す帯も、首から下げるひもも公式には見当たりません。
| 項目 | メガネストッパー | メガネストッパー はめ込み |
|---|---|---|
| JANコード | 4968988899510 | 4968583252741 |
| 税込価格 | 110円 | 110円 |
| 本体サイズ | 幅35mm | 高さ5.5×幅0.6cm |
| 材質 | シリコーン | シリコーンゴム |
| 入数 | 1セット(2個) | 2個(1ペア) |
| 対応する太さ | フレーム約4〜10mm | ツル約3〜10mm |
| 色 | ブラック、クリア | 記載なし |
| 売り場の区分 | 衣料品・服飾雑貨 → メガネ小物・その他 | 衣料品・服飾雑貨 → メガネ小物・その他 |
説明文には「フックの位置を調整し、眼鏡のズレ落ちを予防する」「伸縮性があるので多少太さのある弦でも通すことが出来ます」とあります。はめ込みのほうは「耳元にフィットするメガネストッパーです」という説明です。
セリアだけは公式サイトで確かめられない
セリアの公式サイトは、季節の特集やキャラクターグッズを写真で紹介するつくりになっていて、商品名を入れて探す機能がありません。さらに、よくあるご質問のお問い合わせ欄には、商品の取り扱いの有無や在庫数についての問い合わせは受け付けていないと明記されています。
断定できないので断定しない
検索窓も問い合わせ窓口も用意されていないため、セリアについてはあるともないとも書けません。この記事では、他社のように商品名と価格を示せない店は、その旨をそのまま書いています。セリアで探すなら、店舗の服飾雑貨の棚を直接見るのが唯一の方法です。
ホームセンターで検索すると作業用の保護具が出てくる
ホームセンターの通販サイトは、「メガネバンド」という語をほぼ作業用の保護具として扱っています。ここが、検索してもピンとこない大きな理由です。
コーナンは9件すべてが工具カテゴリ
並んでいるのはUVEXの一眼型保護メガネ(ヘッドバンドタイプ)3,775円、TRUSCOの保護めがねバンド TGSTR 619円、YAMAMOTOのめがね固定用バンド BD 736円、UVEXの安全ゴーグル用の替バンド581円などです。絞り込みのカテゴリ欄にも「工具」しか表示されません。
普段かけている眼鏡に使えないわけではありませんが、想定されているのは現場用の保護具です。デザインもそれに合わせたものになります。
カインズにはメガネ用品としてのスポーツバンドがある
一方でカインズは、同じ検索語で173件が並びます。大半は作業用ですが、そのなかに眼鏡用として売られているものが混じっています。
本体サイズは1×0.3×28cm、材質はポリエステル、生産国は日本です。特徴の欄には「パールのメガネ用スポーツバンド。スポーツや激しい動きにもメガネのズレをしっかり防ぎます」と書かれています。使用方法も具体的で、ゴム輪をテンプルに通してアジャスターをテンプル側に締め、バンドの調節機能で頭の大きさに合わせるという手順です。
カインズの区分は「バッグ・靴・傘・服飾雑貨 → 眼鏡・メガネ・老眼鏡 → メガネ用品」で、工具ではありません。同じホームセンターでも、店によって置き場所の考え方が違うということです。ほかにFILAのメガネストラップなども同じ区分に並んでいます。
眼鏡専門店と家電量販店の選択肢
確実に「頭の後ろを通すバンド」が欲しい場合、眼鏡専門店と家電量販店が候補になります。
JINSは990円。ただしシリーズ専用
JINSのオンラインショップのアクセサリー一覧(21件)に、JINS SPORTS スポーツバンド CSMBが990円で掲載されています。重さは6gです。
気をつけたいのは、商品説明に「JINS SPORTSシリーズ専用のスポーツバンドです」と書かれていて、対象商品の品番が8つ列挙されている点です。取り付け方も「メガネのテンプルエンド(先端部分)に取り付けて使用します」「外側からテンプルエンドの穴へ本製品の突起部分を……取り付けてください」とあり、テンプルの先端に穴が開いたフレームが前提になっています。手持ちの一般的な眼鏡には付きません。
ヨドバシカメラは426件。作業用と眼鏡用が混在
ヨドバシ.comで「メガネバンド」を検索すると426件が並びます。分類を見ると2系統に分かれていて、パールのメガネ用 スポーツバンド II 06041(880円)は「メガネ用品>メガネチェーン」、TRUSCOの保護めがねバンド TGSTR(554円)は「保護具>防じんメガネ」に入っています。
| 販売先 | 商品 | 税込価格 | 分類 |
|---|---|---|---|
| カインズ | パール スポーツバンド2 06041 | 898円 | メガネ用品 |
| ヨドバシカメラ | パール メガネ用 スポーツバンド II 06041 | 880円 | メガネ用品>メガネチェーン |
| JINS | JINS SPORTS スポーツバンド CSMB | 990円 | JINS SPORTSシリーズ専用 |
| ヨドバシカメラ | TRUSCO 保護めがねバンド TGSTR | 554円 | 保護具>防じんメガネ |
| コーナン | TRUSCO 保護めがねバンド TGSTR | 619円 | 工具 |
| コーナン | YAMAMOTO めがね固定用バンド BD | 736円 | 工具 |
同じパールのスポーツバンドでも、カインズが898円、ヨドバシが880円と価格に差があります。取り寄せになることもあるので、急ぐなら在庫表示を見てから決めてください。
子ども用とプール用はどう考えるか
検索では「子供」と「プール」を添えた組み合わせもよく使われています。どちらも、公式情報からは慎重に答える必要があります。
子ども用と明記された100均の商品は見当たらない
ダイソーとキャンドゥのどの商品ページにも、子ども向けという表示はありませんでした。選ぶときの手がかりになるのは対応フレームの太さで、ダイソーのはめこみ型が約3〜6mm、ひっかけ型が約4〜10mmと分かれています。子ども用の眼鏡は細いフレームが多いので、太さを測ってから選ぶのが確実です。
安全面の注意書きも読んでおいてください。ダイソーの眼鏡ストラップには「お子様の手の届かない場所で使用、保管してください」「乳幼児がなめたり、口に入れたりしないようご注意ください」とあります。JINSのスポーツバンドにも「首に巻きつかないようご注意ください。窒息などの事故に繋がる恐れがあります」という記載があります。小さな子どもに使わせるものではない、という前提で作られています。子ども自身の眼鏡選びについては子供のメガネの販売店をまとめた記事もあわせてどうぞ。
プールで使う想定の商品は公式には見つからない
ダイソーには水中ゴーグルやシリコーン水眼鏡が別に並んでいますが、これらは眼鏡に取り付けるものではなく単体のゴーグルです。眼鏡にバンドを付けて泳ぐ使い方を想定した商品は、今回調べた範囲の公式ページには見当たりませんでした。
水まわりで使う前に確かめること
ダイソーの眼鏡ストラップの注意書きには、汗や水に関する記載はなく、代わりに高温・低温・高湿・低湿を避けるよう書かれています。JINSのスポーツバンドには「汗、水、摩擦、薬品、温度、湿度などの状況によっては変色、色移り、べたつきが生じる恐れがあります」とあります。塩素の入ったプールで使えばこれらの条件が重なります。水中で使うことが目的なら、度付きのゴーグルなど専用品を検討するほうが無難です。
目的別の選び方
ここまでの内容をふまえると、選択肢は次のように整理できます。
用途から選ぶ
デスクワークで少し下がるのが気になる 100円ショップのメガネストッパーで足ります。ダイソーもキャンドゥも2個入110円です。見た目もほとんど変わりません。
外したときに首から下げておきたい 眼鏡ストラップかグラスコードです。ダイソーには全長約60cmのゴムタイプのほか、革風と編みこみもあります。
走る、跳ぶ、ぶつかる競技で使う 100円ショップの公式ページにはこの用途に合う商品が見当たりません。メガネ用品として売られているスポーツバンドが必要で、800円台からという価格帯になります。度付きの眼鏡そのものを替える選択肢もあり、度付きスポーツサングラスの販売店も候補に入ります。
作業現場で保護メガネを固定したい ホームセンターの工具カテゴリが正解です。使っている保護メガネの型番に合うバンドを選びます。
▶︎アマゾンでメガネバンドを探す
▶︎楽天でメガネバンドを探す
▶︎ヤフーショッピングでメガネバンドを探す
よくある質問
ダイソーの「メガネバンド」は廃番になったのですか
ダイソーネットストアで確認できる範囲では、メガネバンドという名前の商品自体が掲載されていません。廃番かどうかではなく、その名前を使っていないということです。同じ用途の商品は、グラスコード、眼鏡ストラップ、メガネストッパーの名前で掲載されています。
ネットストアに載っていれば店頭にもありますか
そうとは限りません。ダイソーネットストアには「在庫状況はログイン後確認できます」「在庫はご注文いただいたタイミングで確保できない場合がございます」という表示があります。キャンドゥのネットショップにも「お届け先の地域によって在庫が異なる場合がございます」という注意があります。店舗の品ぞろえはさらに店ごとに変わります。
メガネストッパーとスポーツバンドはどちらが効きますか
公式情報から言えるのは用途の違いだけです。ストッパーは「ズレ落ちを予防する」(キャンドゥ)、スポーツバンドは「スポーツや激しい動きにもメガネのズレをしっかり防ぎます」(パール)と書かれています。日常の下がりならストッパー、運動中ならバンド、という書き分けになっています。
曇りやすさも一緒に解決できますか
バンドやストッパーは固定のための道具なので、曇りには関係しません。曇り止めは別の商品で、こちらも100円ショップで扱いがあります。メガネの曇り止めの販売店を別の記事で扱っています。
まとめ
100円ショップで「メガネバンド」を探しても見つからないのは、その名前が使われていないからです。ダイソーにはスポーティーグラスコード、眼鏡ストラップ3種、メガネストッパー2種があり、どれも税込110円。棚はバッグ・服飾雑貨のメガネコーナーです。キャンドゥにあるのはメガネストッパーだけで、バンドもグラスコードも検索結果は0件でした。セリアは公式サイトに検索も問い合わせ窓口もないため、判断できません。
頭の後ろを通す本来のバンドが必要なら、100円ショップの外を探すことになります。カインズのパール スポーツバンド2が898円、ヨドバシカメラの同型が880円、JINSのスポーツバンドが990円です。ただしJINSのものはJINS SPORTSシリーズ専用で、対象の品番が決まっています。ホームセンターで「メガネバンド」と検索して出てくる安いものは、多くが作業用の保護具です。
迷ったときは、手持ちの眼鏡のつるの太さを測るところから始めてください。ストッパーは対応する太さが商品ごとに決められていて、そこさえ合えば110円で試せます。

コメント