キーボードの隙間やパソコンの内部にたまったホコリは、掃除機でもブラシでも取りにくく、吹き飛ばすのがいちばん早い方法です。その道具が100円で買えたころを覚えている人も多いはずですが、いまダイソーの棚を探しても缶入りのものは見つかりません。ここでは各社の公式サイトに掲載されている商品だけを根拠に、いま何が買えて、どの棚にあるのかを整理します。
先に結論:缶タイプは100円ショップの公式サイトに載っていない
ダイソーネットストアには48,386点の商品が並んでいますが、そのなかに缶入りのエアダスターはありません。キャンドゥのネットショップでは検索しても0件です。買えるのは110円の手押し式ブロアーで、缶が欲しいならホームセンターか家電量販店へ行くことになります。
| 販売先 | 公式サイトで分かること | 税込価格 |
|---|---|---|
| ダイソー | 缶タイプの掲載なし。手押し式のブロアーはある | ブロアー110円 |
| キャンドゥ | 「エアダスター」「ブロアー」ともに検索結果0件 | — |
| セリア | 公式サイトに商品検索がなく、取扱いを照会する窓口もない | — |
| カインズ | オリジナルの缶タイプ。成分と注意書きまで掲載 | 278円(350ml) |
| コーナン | オリジナルの缶タイプ。1本入と2本入がある | 382円(350ml) |
| ヨドバシカメラ | 1,614件。缶も充電式も揃う | 510円〜 |
そもそもエアダスターと呼ばれているものには3つの方式があり、値段も使い勝手もまったく違います。ここを分けておかないと、店で似たものを買って失敗します。
ホコリを吹き飛ばす道具の3方式
1. 缶入り(ガス式)
液化ガスの圧力で吹き出すタイプ いちばん風が強く、狭い隙間に届きます。中身はDMEという可燃性のガスで、火気や換気の注意書きが付きます。350mlで278円からという価格帯です。
2. 手押し式(ブロアー)
ゴムボールを握って空気を押し出すタイプ ガスを使わないので火気の心配がなく、何度でも使えます。ダイソーで110円。ただし風量は缶にかないません。カメラのレンズやキーボードの表面向きです。
3. 充電式(電動)
モーターで送風するタイプ 繰り返し使えて缶より強い製品もあります。価格は数千円から1万円近くまで。ホームセンターや家電量販店の通販に複数並んでいます。
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ダイソーに缶タイプの掲載はない
ダイソーネットストアで「エアダスター」と検索しても、出てくるのは布製のダスターやマイクロファイバーの掃除用品ばかりで、缶入りのものは含まれていません。「エアーダスター」と伸ばしても結果は同じでした。
公式サイトに販売終了のお知らせが出ているわけではないので、いつ取り扱いがなくなったのかは分かりません。ここで言えるのは、現在のネットストアの品ぞろえには載っていないということだけです。
代わりに置かれているのはブロアー(110円)
商品サイズは5cm×5cm×14.5cm、ポンプが熱可塑性エラストマー、ノズルがABS樹脂です。商品説明には「強力エアーのホコリ取り」とあり、想定されている用途も具体的に書かれています。パソコンのキーボード、カメラ・ビデオのレンズ、フィルムを貼る前のスマホやタブレット、プリンターの中の掃除、観葉植物のほこりです。
使い方は「ゴムボールの真ん中部分を押してエアーでほこりを吹き飛ばしてください」。手入れについても「ブロアー内部にゴミの蓄積を避けるため、時々空中に空噴射を行ってください」と書かれています。缶と違って中身が減らないので、1個買えば長く使えます。
売り場は掃除用品ではなく「パソコン用品」
店頭で見つからない人が多いのは、探す場所が違うからです。ダイソーの分類をそのままたどると次のようになります。
ダイソーの店内でブロアーを探す順番
ホーム → 電気 大分類は「電気」です。洗剤やスポンジが並ぶ掃除用品の列ではありません。
→ パソコン用品 USBケーブルやマウスパッド、スマホ関連のものが集まっている一角です。
→ OA・液晶クリーナー 画面用のウェットティッシュやクロスと同じ棚に、ブロアーが吊り下がっています。
ダイソーで電子機器まわりの消耗品を探すときは、この「電気」の大分類をまず思い出すと早く見つかります。同じ考え方で接点復活剤の売り場も整理しています。
キャンドゥとセリアはどうなのか
キャンドゥは検索しても0件
キャンドゥには1個から注文できる公式ネットショップがあり、そこで品名を打ち込んで調べられます。「エアダスター」は0件、「ブロアー」も0件でした。「エアー」で引くと2件返りますが、中身はトラベル用のエアーまくらとエアー腰まくらです。
ネットショップに載っていないものが店頭にある場合はありますが、公式に確かめられる範囲では、キャンドゥにはガス式も手押し式も見当たりません。
セリアは調べる手段そのものがない
セリアの公式サイトは特集形式の紹介ページで構成されていて、商品名を打ち込んで探す機能がありません。よくあるご質問には、商品の取り扱いの有無や在庫数についての問い合わせは受け付けていないと書かれています。
この記事がセリアについて書けること
検索窓も照会窓口も用意されていないため、取扱いの有無をこの記事で判定することはできません。「セリアにある」と書いている情報を見かけても、その多くは個人の目撃にもとづくもので、時期も店舗も特定されていません。確かめたいなら、店舗の文具・OA用品の棚を直接見てください。
売り場は「文房具・事務用品」。掃除用品の棚ではない
ホームセンターでも家電量販店でも、エアダスターは掃除用品ではなく事務・OA用品として扱われています。これが「何コーナーにあるのか分からない」という状態を生んでいます。
コーナンで検索すると193件が並び、内訳は文房具・事務用品が5件、工具が185件、住宅設備・電設・水道用品が3件です。件数のほとんどを占める工具は、コンプレッサーにつないで使うダスターガンで、家庭用ではありません。家庭で使う缶入りを探すなら、5件しかない文房具・事務用品のほうを見ることになります。
| 販売先 | 公式サイトの分類 |
|---|---|
| ダイソー(ブロアー) | 電気 → パソコン用品 → OA・液晶クリーナー |
| カインズ | 文房具・オフィス用品 → 文房具・事務用品 → OA機器 → クリーナー・エアダスター |
| コーナン | 文房具・事務用品 → OA用品 → ダスター・クリーナー |
| ヨドバシカメラ | OAクリーナー → エアーダスター |
| コーナン(工具の185件) | 工具(コンプレッサー用のダスターガン) |
4社とも、掃除用品・洗剤の区分ではありません。店頭でも、文具やコピー用紙が並ぶ列、あるいはキーボードやマウスが並ぶ列を探すほうが確実です。
ホームセンターの缶タイプは278円から
カインズのオリジナルは350mlで278円
カインズオリジナルの缶で、本体サイズはφ66mm×H216mm、内容量は228g(350ml)、重量は436gです。特徴として「逆さ噴射可能な液漏れしないエアダスター」「地球温暖化フロンを含まない、地球に優しい仕様」と書かれ、細かな隙間用のチューブ(長さ135mm)が付きます。GWP値は1、グリーン購入法適合商品という表示もあります。
コーナンのオリジナルは350mlで382円
こちらもコーナンオリジナルで、容量350ml、重さ約417g、原産国は中国、逆さ使用に対応しています。同じシリーズに400ml×2本入の657円もあり、こちらのほうが1mlあたりは安くなります。
| 販売先・商品 | 容量 | 税込価格 | 100mlあたり |
|---|---|---|---|
| カインズ エアーダスター | 350ml | 278円 | 約79円 |
| コーナン エアダスター 1P | 350ml | 382円 | 約109円 |
| コーナン エアダスター 2P | 400ml×2本 | 657円 | 約82円 |
| サンアップ SAD-350(ヨドバシ) | 350ml | 510円 | 約146円 |
| サンワサプライ CD-31SET(ヨドバシ) | 350ml×2本 | 999円 | 約143円 |
| エレコム AD-ECOMW(ヨドバシ) | 350ml×2本 | 1,020円 | 約146円 |
ヨドバシカメラは1,614件。種類の多さでは一番
缶だけでなく、充電式のものやコンプレッサー用まで含めて1,614件が並びます。左側の絞り込みを見るとDIY・工具が1,484件で最も多く、パソコンが104件、文房具・オフィス用品が5件という内訳です。家庭で使う缶入りを探すなら、パソコンの区分から入るのが近道になります。
買う前に読んでおきたい注意書き
缶入りのエアダスターは、中身が高圧の液化ガスです。カインズの商品ページには使用上の注意が具体的に書かれていて、これは同種の製品にほぼ共通します。
公式に書かれている3つの注意
換気する 「必ず換気の良いところでご使用ください」と明記されています。
逆さ使用は3秒以内 「逆さのまま連続して長時間使用すると、液化ガスが噴出し空気中のガス濃度が高まり火気に引火し易くなります。3秒以内を目安にご使用ください」。逆さ噴射に対応していることと、逆さで使い続けてよいことは別です。
樹脂にかけない 「液化ガスはプラスチック樹脂を変色させたり、機器の破損の原因になります」。掃除したい機器そのものを傷めることがあります。
ガスの種類も公開されていて、カインズの製品は「DME(可燃性)、CO2、特殊吸収体入り」です。DMEはジメチルエーテルのことで、可燃性と明記されています。フロンを含まないノンフロン仕様である一方、火気に弱い性質は残ります。ストーブやコンロのそばで使わない、という点は缶を買うなら必ず守ってください。
可燃性ガスの入った缶という意味ではカセットボンベと同じ扱いになります。残ったまま捨てるときの手順も、自治体のルールに従う必要があります。
ブロアーで足りるのか、缶が要るのか
110円のブロアーと、278円からの缶。どちらを選ぶかは用途で決まります。
用途から選ぶ
キーボードの表面、カメラのレンズ ダイソーのブロアーで足ります。公式の商品説明がそのままこの用途を挙げています。ガスを使わないので、何度でも押せて維持費もかかりません。
パソコン内部やファンの奥のホコリ 風の強さが要るので缶タイプが向きます。チューブ付きのものを選ぶと、隙間の奥まで届きます。カインズのオリジナルはチューブが135mm付属します。
使う回数が多い、仕事で使う 缶を買い足し続けるより、充電式を検討する価値があります。ホームセンターや家電量販店の通販に複数の製品が並んでいます。
精密機器を水気なく拭きたい 吹き飛ばすだけでは落ちない汚れもあります。その場合は無水エタノールのような揮発性の高いものを併用する方法があります。
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よくある質問
ダイソーのエアダスターはいつ販売終了したのですか
ダイソーの公式サイトに販売終了の告知は見当たりませんでした。分かるのは、現在のネットストアの検索結果に缶入りの商品が含まれていないということだけです。再販の予定についても公式の情報はありません。
100円ショップで買えるものはブロアーだけですか
公式サイトで確認できる範囲ではそうなります。ダイソーにブロアーが110円であり、キャンドゥは0件、セリアは調べられません。ガスの入った缶を100円台で買う手段は、今回調べた公式情報の中にはありませんでした。
コーナンの検索で185件も出てくるのはなぜですか
工具カテゴリのダスターガンが大半を占めるためです。これはエアコンプレッサーに接続して使う業務用の道具で、家庭で缶の代わりに使えるものではありません。家庭用は文房具・事務用品の5件のほうに入っています。
逆さにして使ってもいいのですか
製品によります。カインズとコーナンのオリジナルは、どちらも逆さ使用に対応していると明記されています。ただしカインズの注意書きには、逆さのまま長時間使うとガス濃度が高まって引火しやすくなるため3秒以内を目安にする、という条件が付いています。対応と無制限は別だと考えてください。
まとめ
缶入りのエアダスターは、100円ショップの公式サイトには載っていません。ダイソーで買えるのは110円の手押し式ブロアーで、売り場は掃除用品ではなく電気 → パソコン用品 → OA・液晶クリーナーです。キャンドゥは検索結果0件、セリアは公式サイトに検索も照会窓口もないため判断できません。
缶が欲しいならホームセンターが最も安く、カインズのオリジナルが350mlで278円、コーナンが350mlで382円です。ヨドバシカメラは1,614件と種類が豊富で、510円前後から選べます。いずれの店でも置かれているのは文房具・事務用品またはOAクリーナーの区分で、洗剤や掃除用品の棚ではありません。
買うときは、ノンフロンであっても中身は可燃性のDMEだという点を忘れないでください。換気すること、逆さ使用は3秒以内にすること、液化ガスを樹脂に直接当てないこと。この3つは公式の商品ページにそのまま書かれています。

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